エストニア視察旅行Report(前編)

レポート

令和元年、記念すべき第1回TORAIZツアー企画である「エストニア視察旅行」ですが、5月15日(水)から19日(日)にわたり、TORAIZの受講生様および修了生様、その同行者様など11名にご参加いただき行ってきました。ご参加者の方においては、3泊5日の日程で、IT先進国であるエストニアの首都タリンで行われるテクノロジーカンファレンス 「Latitude59」への参加、また、e-Estoniaショールーム視察をメインにご案内させていただきました。「エストニア視察旅行」の様子について、前編、後編という形でご報告させいただきます。

5月15日(水)10:20 成田空港よりフィンエアに搭乗し、途中フィンランドのヘルシンキを経由してエストニアのタリン空港に到着。

成田空港での集合写真

成田空港からフィンランドまでは約9時間15分の飛行時間、その後フィンランドからタリンまでは約30分のフライトで現地時刻17:30にタリン中心地のオールドタウンにあるホテルにチェックインしました。エストニアに到着してまず最初に驚いたことは、日照時間の長さです。夕方18:00でも昼間のような明るさが続き、皆様ホテルに到着した後も「昼間のようですね。」と驚かれていました。1日目は移動がメインではありましたが、皆様疲れも見せず、ホテル到着後、思い思いに夕食へとお出かけになられました。

ホテルに到着

翌16日(木)は今回の視察旅行のメインでもある Lattitude59に参加するため、朝9:00にホテルロビーに集合です。 今年のLattitude59のイベント会場には58ヵ国の人々が参加し、ステージでの講演や、パネルディスカッション、参加者のマッチングアプリである「talque」を利用した1対1のmeet upなどが全2日間に渡り繰り広げられます。

会場到着後は基本的に自由行動ですが、多くの方がメインステージで行われるオープニングスピーチに参加されました。オープニングスピーチは、エストニア大統領のケルスティ・カリユライド氏が直々にスピーチするということで、開場と同時に多くの方が席の確保をされ、スピーチ開始時には立ち見の方々でもいっぱいです。スピーチでは、エストニアがどのようにIT化を進めてきたのか、またなぜ更なるIT化の強化が必要なのかなどを流暢な英語でお話されており、多少英語が聞き取れなくても、パッションを持ったスピーチを生で聞けるだけでも、会場に来た甲斐があると思うような時間でした。参加者の方からも「大統領の英語はさすがに流暢で早いですね。」との声が上がっていました。

その後は、会場内に用意された3つのステージで、起業家によるディスカッションやスピーチなどが始まります。皆様それぞれ思い思いの会場に足を運ばれていましたが、早速会場の通路側にあるスタートアップ企業の紹介ブースに伺っている方もいて、積極的にTORAIZで学んだ英語を生かして質問をされていました。

今回のイベントに参加しているスタートアップ企業のイメージを参加者の方に伺うと、「スタートアップの方々なので、やはりこんなことがやりたい!という熱いビジョンを持っている方ばかりで刺激になりますね。ただ、ビジネスの細部に関してはこれから考えるという方も多くいて、思った以上にラフなアイディアベースでも語れる環境だと感じました。」とのことでした。

また、Latitude59は入場用のリストバンドを見せれば会場には何度でも出入りできますので、2日目に多くの講演を聴講される予定の方々は、早速市内観光にも行かれたようでした。

2日目以降の様子はエストニア視察旅行(後編)にて報告いたします。