この記事の結論
- VERSANTは、AIが自動で採点する約20分のテストです。いつでも受けられ、数分で結果が出るため、毎月の伸びを定期的に測るのに向いています。
- GCASは、試験官と1対1で話す15分間のビジネス向けテストです。プレゼンテーションやロールプレイがあるため、実務で使える力を確かめるのに向いています。
- TOEIC Speaking & Writing Testsは、話す力と書く力を合わせて測る約80分のテストです。英語でのメールや文書作成も業務で使う方に向いています。
- TOEIC Speaking Testは、TOEIC S&Wのスピーキングの部分だけを受ける約20分のテストです。TOEIC L&Rを社内の基準にしている企業で、同じTOEICのシリーズで話す力も測りたい場合に向いています。
TORAIZのおすすめ:受講開始時と修了時は、必ず同じテストで測ります。基本はVERSANTで、必要に応じてほかのテストを追加で受けていただけます。貴社ですでに使っている英語テストがあれば、そのテストでTORAIZのプログラムを実施できます。
4つのテストの比較表
4つとも「話す力」を測る英語テストですが、採点の方法、測る場面、結果が出るまでの日数が大きく異なります。なお、TOEIC Listening & Reading Test(L&R)は聞く力と読む力を測るテストで、話す力は測りません。
| 項目 | VERSANT | GCAS | TOEIC S&W | TOEIC Speaking |
|---|---|---|---|---|
| 提供元 | Pearson(ピアソン) | 日本英語検定協会 | ETS(日本での実施はIIBC) | |
| 測る力 | 話す・聞く | 話す(ビジネスの場面) | 話す・書く | 話す |
| 形式 | パソコン・スマートフォンで受験。AIが自動で採点 | 試験官と1対1で話す対面型 | パソコンで受験。採点者が採点 | |
| 時間 | 約20分(40問) | 15分(3パート) | 約80分(話す11問・約20分、書く8問・約60分) | 約20分(11問) |
| 受験の方法 | 24時間いつでも、どこでも | ビデオ会議でのリモート受験、または会場 | 公開テストは試験会場。団体特別受験制度(IPテスト)なら、企業が選んだ会場や自宅でも受験できます | |
| スコア | GSE 10〜90点 | 0〜300点。CEFRのレベルも表示 | 話す0〜200点、書く0〜200点(10点刻み) | 0〜200点(10点刻み)。発音などの3段階評価も表示 |
| 結果が出るまで | テスト終了から数分 | 7営業日以内 | 公開テストは試験日から17日後。IPテストは実施終了日から11営業日後 | |
| 受験料(税込) | 販売元にお問い合わせください | 提供元にお問い合わせください | 公開テスト10,450円 IPテスト9,215円 | 公開テスト6,930円 IPテスト6,285円 |
| 向いている使い方 | 毎月の定点観測、多人数の一斉測定 | 実務で話す力の確認、選抜、海外赴任前の確認 | メールや文書も含めた総合的な発信力の確認 | TOEIC L&Rと合わせた社内基準づくり |
※2026年10月13日時点で、各テストの公式サイトなどに掲載されている情報をもとにまとめています。受験料や結果が出るまでの日数は変わることがあります。最新の情報は各提供元でご確認ください。表は横にスクロールできます。
VERSANTとは
VERSANT(ヴァーサント)は、Pearsonが開発した英語のスピーキングテストです。AIの音声認識と自動採点により、受験者の英語力を測ります。
- スピーキング&リスニングテストは約20分、40問で、スマートフォンやパソコンから24時間いつでも受験できます。
- テストが終わってから数分で結果を確認できます。
- 2024年1月から、スコアはGSE(Global Scale of English)の10〜90点で表示されています。
人が採点しないため、採点のぶれが少なく、同じ人が毎月受けても結果を比べやすいことが特長です。受験の日程を調整する必要もないため、多くの社員に一斉に受けてもらう場合にも向いています。
GCASとは
GCAS(ジーキャス)は、日本英語検定協会が提供する、グローバルに活躍するビジネスパーソン向けのスピーキングテストです。英語力に加えて、発表力、交渉力、分析力といったビジネススキルも含めて評価します。
| パート | 内容 | 時間 |
|---|---|---|
| インタビュー | 自分の仕事や社会全体についての質問に答えます。 | 3分(ほかに、あいさつ30秒) |
| プレゼンテーション | グラフを読み取り、状況と課題の解決方法を発表します。 | 準備90秒、発表2分 |
| ロールプレイ | 与えられた状況で解決方法を提案し、試験官からの反論に対応します。 | 準備90秒、3分 |
- 試験官と1対1で話す形式で、ビデオ会議を使えば、どこからでも受験できます。会場での受験もできます。
- スコアは0〜300点で、評価項目別・パート別のCEFRレベルも示されます。
- 採点は、試験終了から7営業日以内に終わります。
実際の会議や商談に近い場面で、相手の反応に合わせて話す力を測れるのが特長です。プレゼンテーションと、反論への対応があるため、「英語でのプレゼンテーションと質疑応答を一人でこなせるか」を確かめるのに適しています。
TOEIC Speaking & Writing Tests/TOEIC Speaking Testとは
TOEIC Speaking & Writing Tests(TOEIC S&W)は、ETSが開発し、日本ではIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が実施している、話す力と書く力を測るテストです。TOEIC Speaking Testは、そのうちスピーキングの部分だけを受けるテストです。
- スピーキングは11問・約20分、ライティングは8問・約60分です。S&Wを両方受けると約80分です。
- スコアは、スピーキングとライティングがそれぞれ0〜200点(10点刻み)です。スピーキングには、発音、イントネーションとアクセントの3段階の評価も付きます。
- 公開テストは試験会場のパソコンで受験し、スコアは試験日から17日後にインターネットで確認できます。
- 企業や団体向けの団体特別受験制度(IPテスト)では、1名から、企業が選んだ会場や自宅のパソコンで、都合のよい日に受験できます。結果は実施終了日から11営業日後に出ます。
TOEIC L&Rと同じTOEICのシリーズなので、すでにTOEIC L&Rを昇進や海外赴任の基準にしている企業では、社内で説明しやすいのが特長です。一方で、結果が出るまでに日数がかかるため、毎月の伸びを追う用途には向いていません。
目的別の選び方
| 研修ご担当者様の目的 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 受講中の伸びを毎月確かめたい | VERSANT | いつでも受けられ、数分で結果が出るため、毎月の測定の負担が小さく済みます。 |
| 多くの社員の英語力を一斉に把握したい | VERSANT | 日程の調整が不要で、全員が同じ条件で受験できます。 |
| 海外赴任や海外案件の担当者を選びたい | GCAS | プレゼンテーションや交渉など、実務に近い場面での対応力を確かめられます。 |
| 実務で通用するかも確かめたい | GCAS(追加) | 試験官とのやり取りの中で、質疑応答への対応まで評価されます。VERSANTに加えて、受講開始時と修了時の両方で受けると、実務の力の伸びも分かります。 |
| 英語のメールや文書の力も測りたい | TOEIC S&W | 4つのうち、書く力を測れるのはTOEIC S&Wだけです。 |
| TOEIC L&Rの社内基準に、話す力の基準を加えたい | TOEIC Speaking | 同じTOEICのシリーズなので、社員や経営層に説明しやすくなります。受験料は、IPテストで1名6,285円(税込)です。 |
| 研修の成果を経営層に報告したい | 同じテストで | 受講開始時と修了時に同じテストで測った伸びは、そのまま成果として説明できます。社内で使っているテストを使えば、過去の社内データとも比べられます。 |
| 社内ですでに使っている英語テストがある | そのテスト | TORAIZのプログラムは、貴社で使っているテストで実施できます。テストを変える必要はありません。 |
TORAIZの法人研修での使い方
TORAIZの法人研修では、次の3つの考え方で英語力を測ります。
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受講開始時と修了時は、必ず同じテストで測る
テストによって、スコアの尺度も、測っている力も異なります。開始時と修了時で別のテストを使うと、どれだけ伸びたかを正しく比べられません。そのため、効果測定に使うテストは、受講開始時と修了時で必ずそろえます。
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基本はVERSANT。必要に応じて、ほかのテストを追加する
効果測定の基本はVERSANTです。TORAIZの受講生様の成果データもVERSANTで集計しており、6ヶ月の受講で平均10.6点スコアが上がっています(2019年12月から2024年1月の平均値)。これまでの受講生様の伸びと比べながら、進み具合を確かめられます。
また、受講中の毎月の確認には、TORAIZ独自の「トライズテスト」も使い、学習計画の見直しに役立てています。
そのうえで、実務に近い場面で話す力も確かめたい場合はGCAS、書く力も測りたい場合はTOEIC S&Wなどを、追加で受けていただけます。追加するテストも、受講開始時と修了時の両方で受けると、伸びが分かります。
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貴社で使っている英語テストで、そのまま実施できる
GCAS、TOEIC S&W、TOEIC Speaking Testなどを、すでに昇進や海外赴任の基準として使っている場合は、そのテストでTORAIZのプログラムを実施できます。テストを変える必要がないので、社内のこれまでのデータと比べられ、研修の成果を経営層に説明しやすくなります。
今お使いの英語テストのままで、TORAIZの研修を始められます
社内の基準となっているテストの目標スコアから逆算して、学習計画を作ります。どのテストを使っているかを、無料相談でお聞かせください。
対象者の選び方から効果測定までの全体の流れは、導入の流れをご覧ください。
参考にした情報(2026年10月13日確認)
- Versant 公式サイト
- Versant 英語コミュニケーション力測定テスト(株式会社キャリタス)
- GCAS(日本英語検定協会)
- GCAS テスト内容(日本英語検定協会)
- TOEIC Speaking & Writing Tests(IIBC)
- TOEIC Speaking Test 申込方法・受験料(IIBC)
- TOEIC Speaking Test テスト結果について(IIBC)
- TOEIC Speaking & Writing Tests 団体特別受験制度(IIBC)
- TOEIC Speaking Test 団体特別受験制度(IIBC)
VERSANT、GCAS、TOEICは、それぞれの提供元の商標または登録商標です。