
英語コーチングTORAIZ(トライズ)の1年間のアスリート向け英語学習プログラムを修了されたプロサッカー菅原由勢選手。トライズでの英語学習のご感想と、サッカーと英語学習の両立・海外チームでプレーする際の英語の必要性について、じっくりお話を伺いました。
目次
ピッチ内でも外でも感じていた孤独感
英語が話せなくて困ったエピソードはありますか?
困ったエピソードしかないですね。本当に全く喋れなかったんです。むしろ、相手が何を言っているのかも理解できていなかったので、僕は何を言われてもずっとニコニコしているだけでした。だから、まず会話が始まらなかったですし、相手が僕のことを知ろうとしてくれても、そこから先に進めなかったんです。それに、自分がどんな人間なのかを伝えることも全然できませんでした。もちろん、ピッチ上でも「ああしたい」「こうしたい」「こうしてほしい」といった要求を伝えることが全くできなかったです。結果として、ピッチ内でもピッチ外でも、ずっと孤独感を感じていました。
英語が上達したと感じた瞬間はありましたか?
監督やチームメイトといろんな話ができるようになりました。人生のことについても、サッカーのことについても話せるようになったときに、「あ、ちょっと上達したんだな」と思いました。試合後のインタビューで「英語でやってみるか?」と言われて挑戦したこともありました。もちろん完璧とは程遠かったですが、なんとかやりきれたなという感覚があって、そのときも「上達したな」と感じました。
冗談を言い合ったり、笑いあったりすることができるようになるまでは時間がかかりましたが、最終的にはそれもできるようになりました。日本語とは感覚が違うかもしれませんが、冗談を言って相手と笑いあえるようになったのは、自分なりに上達した証だと思います。

ミーティングで指名されるようになった
SNSでとっさに英語を話しているシーンを拝見します。
そうですね。とっさに英語が出ることが増えたのは間違いないと思います。というか、そういった場面で無意識に英語が出るようになっているのは、英語が身についてきている証拠だと思います。意識せずに英語を使えるようになったというのは、順調に進んでいる証拠なのかなと思います。
英語が話せるようになって周囲の変化はありましたか?
ありますね。ミーティングとかでは、オランダって自主的に発言する文化というか国民性があるので、監督が喋っていても、選手がパッと思ったことを言ったりすることがあります。監督もそれを受け止めてくれることが多いんですけど、最初の頃は何を言っているのか全然分からなかったです。多分、それも分かっていたからだと思いますが、最初は一度も指されることがありませんでした。でも、ここ2~3年くらいは指されるようになりました。僕も英語を完璧に使いこなせるわけではないので、オブラートにつつまず物事をストレートに言うことが多く、「そこまで言うか!」みたいに思われることもありますけど(笑)。
それでも、ミーティングで指名されたり、試合中のハーフタイムでも「どう思う?」ってみんなの前で話す場を与えられるようになりました。そういう場を設けてもらえるのは、周りから「もう喋れる」と思われているからだと思うので、そういったときに英語力が成長したと感じますね。

新しいチャレンジをしていけるかどうかが大事
英語でのコミュニケーションに対する気持ちについてお聞かせください。
もともとすごく喋りたかったですね。こういう性格だし、サッカーのチームに入ったら、やっぱりチームスポーツだから周りとコミュニケーションを取らなきゃいけない。それに、向こうで生活する上で友達がいないっていうことの方が、僕にとっては大きなストレスだと思ったんです。だからこそ、「勉強しなきゃいけない」と強く感じていました。喋れないなりにも、すごく積極的に話しかけに行っていました。日本語でも「通じるかな?」と思って、日本語でああだこうだ言ってみたこともありましたけど(笑)。それでもずっと「喋りたい」という気持ちがあって、やり続けた結果、喋れるようになりました。
喋れないこと自体は、別に恥ずかしいことじゃないと思うんです。だって、生まれた国も育ちも違うわけですから。それを受け入れて新しいチャレンジをしていけるかどうかが大事なんですよね。笑われても、「それで笑ってくれるならそれでいいや」と思える性格だったのは、自分にとって良かったなと思います。
英語力を高めるために続けていることはありますか?
プレミアリーグの試合の解説って英語なので、それを聞いたりしています。イギリスのネイティブの方の英語って、また違うじゃないですか。イギリス人やアメリカ人が話している英語を聞いて、自分でも少しは理解できるようになっているかなと思っても、やっぱり全然耳が追いつかなかったりするんですよね。そのたびに、「もっとやらないといけないな」と感じます。その瞬間に、どういう発音をしているのかとか、言葉をどう繋げているのかを考えたりして、勉強というよりは興味を持って聞くようにしています。
英語学習に取り組む前と後では世界が変わっていた
トライズで1日3時間の学習に取り組まれていた時の気持ちについて教えてください。
1日3時間やりましょうというノルマは厳しすぎると感じていたので、それが終わったとき、「やっと自分の時間が少し持てるな」と正直思いました。でも、人にはいろいろなタイプがいると思うんです。人から「こうしろ」と言われてできる人と、言われなくても自分でできる人がいますよね。僕の場合は、言われた方ができるタイプだと感じていました。それに、自分がサッカー選手としてキャリアを積んでいく中で、英語は絶対に必要だと分かっていました。むしろ、サッカーを仕事として捉えたとき、英語は欠かせないものだと確信していたんです。
だから、言われたことに対してしっかりやる気を出せたし、自分でも「やらなきゃ」と強く思って取り組んでいました。ただ、やっぱり勉強は本当に大変で、すごく努力したという思いはあります。でもそれ以上に、やる前とやった後では世界が変わっていました。
コミュニケーションが取れるようになって、自分がどういう人間かを伝えられるようになった。その結果、「やって良かった」と実感できる達成感が後から出てきました。英語で困ることが減ったのも、あのとき頑張ったからこそ掴めた成果だと思っています。
トライズでの英語学習の成果はいかがでしょうか?
そうですね。やっぱりチームメイトと普通に会話ができるようになりました。僕はオープンな性格なので、いろんな選手と英語でコミュニケーションが取れるようになったことが、僕にとっては大きな成果です。これは、トライズさんで英語を始めたおかげだと思っています。今では、簡単なコミュニケーションに何の不自由も感じなくなったので、本当に感謝しかないですね。
選手同士で英語学習について話す機会はありますか?
日本代表の選手メンバーを見ると、ほとんどが海外組の選手ばかりですよね。そんな中で、国内組の選手の中にも海外に行きたいと思っている選手がもちろんいます。そういうときに、「じゃあどうすべきか」という話になれば、僕は年齢は下かもしれませんが、海外に早く行った経験から「英語だけは絶対にやっておいた方がいい」とまず伝えますね。結局、言葉さえ通じれば、住む国が違っていたり文化が異なっていたとしても、人付き合い自体はそれほど変わらないんです。クラブ内でのコミュニケーションも同じです。だからこそ、英語の重要性はすごく感じますし、それをみんなにも伝えています。そういった英語への取り組みについては、共通認識として共有していますね。

英語は人生が豊かになるアイテム
過去に戻れるとしたら、移籍前か移籍してからか、どちらのタイミングで英語学習を始めますか?
小学校の時に英語の授業があったと思うんですけど、その時からもっと真面目に取り組んでおけばよかったな、という後悔ではないんですが、なぜその時にやらなかったんだろうと、今振り返ると心残りはあります。やっぱり当時は、英語を学ぶことによってこれだけ自分の人生が変わるとは思っていませんでした。その時は、先生に英語を習っていても、「誰に話すんだろう?」という感じだったんです。しかし、実際にサッカーを通じて世界を見てみると、英語が一番必要だということに大人になって気付きました。そういう瞬間に、もっと早く英語に興味を持っていればよかったと思うんです。
もっと勉強しておけば、自分の人生において英語を学ばなければならない時間を、サッカーにもっと使えたんじゃないかとも思います。時間をもっと効率的に、自分のサッカー人生をより良いものにできたかもしれません。例えば、「1日3時間勉強してください」と言われて、それをもちろん実践していましたが、もしその3時間がなかったら、その分サッカーの勉強に使えたんですよね。だから、時間を無駄にしていたなという気持ちは強くあります。
小学生や中学生の頃に、英語の重要性に気付くべきだと思います。そして、それが世界を変える力を持っているということを、英語を教える人たちもそうですし、僕も発信していく必要があると感じています。日本人は日本語だけを話す環境にいるので、難しい部分はあると思いますが、それでも言い続ければ、いつか変わると思います。だからこそ、あの時もっとやっておけばよかったな、と今は本当に感じています。
菅原選手にとって英語とは?
この質問にどう答えようかと、シャワーを浴びながらずっと考えていました(笑)。英語は全然話せなかったんですが、英語を使えるようになることで、「人生が豊かになるアイテム」だと思います。オランダに行ったとき、現地の選手や人々と英語で話すことで、オランダの文化や食生活、ライフスタイル、そして常識や非常識について学ぶことができました。遠征でイギリスやイタリア、フランスにも行きましたが、英語を話せる人が多く、そこで色々な話をすることで、世界が広がると感じました。さまざまな人種と同じ言葉でコミュニケーションを取ることができ、たくさんの話をできるのは、本当に素晴らしいことだと思います。
人生を広げていくためには、こういった人々と会ったり、異なる文化を知ることが大事だと強く感じています。狭い世界に閉じこもっているだけでは、人生はつまらないと思います。世界は本当に広いと実感しましたし、英語が僕の人生を豊かにしてくれたと心から思っています。
人生の目標はありますか?
今を生きるのが精一杯で、10年後や15年後のことを考えるのはすごく難しいですが、職業としてサッカー選手はとても特別な職業だと感じています。僕も子供の頃、サッカー選手を見て「サッカー選手になりたい」と思いましたし、サッカー選手という職業は、人々に夢を与えられるものだと思っています。ワールドカップを見てサッカーをしていない人も、サッカーをしている人も、サッカーを応援したくなったりしますよね。そうした姿を見て、人生に活力をもらったり、励まされたりすることもできる。それがサッカー選手の使命だと思っていて、僕もその役割を果たさなければならないと感じています。
だからこそ、サッカー選手だからこそできる何かをしたいと思います。一言で言えば、影響力のある人間になりたいです。僕がサッカーをすることで、誰かに夢を与えたり、元気を与えたりできる。それが現実にサッカー選手にはできることだと思うので、できる限り多くの人々や子供たちに影響を与えられるような人間、男になりたいと今は考えています。
英語学習者へ英語でメッセージをお願いします。
To learn English makes people's lives better because Japanese people live on just a small island. For example, when I went to the Netherlands, I felt very lonely because I didn't speak English or Dutch. So, I felt the world is so big, you know. They speak different languages, have different cultures, and live different lifestyles. There were many new things which I didn't know in Japan.So, if you learn English and speak just a little bit of it, I think your life will change a lot. Because you can speak with some foreigners who are visiting Japan, and you can find new cultures and a lot of things.
Just start by saying "How are you?" or "Good morning." Then, you can start learning English more easily. English is the best language - everyone speaks it, so let's start!
「英語を学ぶことで皆さんの人生をより良くできると思います。日本人は小さな島国に住んでいて、僕の場合はオランダに行ったときに英語もオランダ語も話せなかったのでとても孤独を感じました。世界は広いと感じたし、彼らは異なる言語・異なる文化やライフスタイルを持っているんですよね。日本に居たときには知らなかった沢山の新しいことがありました。
英語を学んで少しでも話せるようになれば、日本を訪れている外国人と話せるし、新しい文化や沢山のことを知ることができて、人生は大きく変わると思います。
まずは「How are you?」や「Good morning!」と話しかけてみてください。そうすればより簡単に英語が始められます。英語はたくさんの人が話している最高の言語です。だから英語学習を始めましょう!」

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