トライズで1年間のスピーキング本科を修了され、現在は継続コースをご受講中の伊勢谷様。継続コースの魅力を伺いました。

受験英語から実践英語への転機

トライズ受講のきっかけを教えてください

これまで、英語は受験のための英語しか学習経験がありませんでした。新卒で入社した食品メーカーでは国内ビジネスが中心で、英語を使う機会はほとんどありませんでした。転職して現在のグローバルカンパニーに入社してから、人事として海外の現地スタッフとミーティングなどで接する機会が増えました。私が主体となるわけではなかったので、英語を話せないことが大きな支障になることはありませんでしたが、「せっかくの機会を活かせないのはもったいない」と感じ、本格的に英語を学ぶことを決意しました。

トライズ入会以前はどのような英語学習をされていましたか？

大学3年生の時に、時間ができたので英会話スクールに通ったことがありました。その後は、現在勤めている会社で管理職を対象に英語力強化を促す方針があり、3年ほど前に他社の英語学習アプリを利用したのですが、話す機会が少なく、単語も覚えられませんでした。そのアプリでの学習期間中に海外出張でタイに行き、英語での会議に参加したのですが、聞くだけならなんとなく理解はできても、自分から発言することができず、もどかしい思いをしました。

正直、トライズで英語学習を始める前は、翻訳アプリがあれば十分と思っていましたが、実際に海外で会議に参加すると、何の役にも立たないと痛感しました。必要なことをピンポイントで調べる分にはいいのですが、会議の場ではタイムラグがあることで会話になりませんでした。タイムラグだけでなく、結局翻訳画面を追っているだけでは発表者の表情やジェスチャーなどを見逃してしまい、温度感が全く伝わらないと感じました。この経験が、「英語を実務で使えるレベルまで話せるようになりたい」という気持ちにつながりました。

成果を定着させるために継続コースへ

数ある英語スクールの中で、なぜトライズを選ばれたのですか？

自分に合った学習方法がわからなかったので、学習サポートとレッスンが必ずついているプログラムを受講しようと思っていました。同僚には他社のコーチングを受講されている方もいましたが、私はトライズの「レッスンとコンサルタントによる学習サポートが一体になっている」点が決め手でした。

1年間のプログラムを受講後、継続コースを選ばれた理由は？

トライズに入会して最初の1年間は、毎日の自己学習に加え週3回のネイティブコーチとのレッスンと、仕事との両立でかなりハードでした。ただ、ハードに感じつつも、ようやく自分の学習スタイルや弱点が見えてきた段階で、このまま終わってしまうのはもったいないと思うようになりました。ようやくゼラチンが固まりかけているみたいな感覚でしたので、成果を定着させるために継続コースの受講を決めました。

どの継続コースを選択されましたか？

英語学習について気軽に相談できる環境がありがたかったので、フルパッケージでコンサルタントのサポートを残しつつ、レッスンの強度を落として週1回にしました。正直、レッスンの回数は迷ったのですが、仕事が大変になるタイミングだったので、無理なく継続できる回数にしました。

継続コースならではの良かった点は何ですか？

トライズ1年目に強度が高いところから入っているので、その感覚を維持しつつ、継続コースでは自分の学習スタイルを定着させていくための期間として、1年目より心に余裕を持って取り組めていると感じます。実際、最初は初級の教材でつまずいてばかりだったのに、継続するうちに今では何とか上級レベルで頑張れている現状を思うと、学習にかけた時間は力になるのだなと実感しています。

学習の相乗効果で英語の使用範囲が拡大

学習の進捗や成果について教えてください

「英語の会議で臆さずに話せるようになること」を目標にしています。実際これまでは仕事で打席に立つチャンスが少なかったのですが、トライズでネイティブコーチと定期的に英語で話しているので、海外の方と話す際の心理的ハードルが明らかに下がっています。レッスン時にコーチと雑談ができるようになってきたこともあり、海外から出張で来られた方との懇親会ではあまり臆せず、以前よりも楽しく話せるようになりました。この夏から海外の人事関連を担当する部署に異動になったので、これから実践の場を増やしていけるというタイミングです。

ほかには、入会後の自己学習でコンサルタントのアドバイスもあり単語力を強化したことで、特にリスニング力の向上を実感しています。知っている単語が増えたことで、相手が話していることのすべてがわからなくてもつなぎ合わせて想像することができるようになりました。

また、レッスンの予習のために英語の記事を読む機会が増え、文章を読むのがすごく早くなりました。始めはコーチから送られてくるトピックを読むのにかなり時間がかかっていたのですが、学習を開始して半年が経過したくらいからストレスをあまり感じなくなりました。英語の使用範囲は格段に広がっています。

プライベートでは、私はラグビーが大好きなので、日本国内のチームにも多く在籍する海外選手のインタビューを直接理解できるようになりたいです。先日、ファンクラブのイベントで選手と会話する機会があり、ほんの短い時間でしたが通訳を介さずに自分の言葉で話すことができました。そのとき「英語を学んできてよかった」と心から思いました。

学習の道筋を示すコンサルタントの存在

トライズの学習環境・サポート体制についてはいかがですか？

自分に合った学習方法がわからないという悩みを抱えていた私にとって、コンサルタントが目的に応じた学習計画を作ってくださることはとてもありがたかったです。学習を進めるスピードや、いま取り組んでいるテキストを終えたら次に何に取り組むかといった道筋を示してくださることは、何よりの安心感でした。学生時代の英語学習からしばらくブランクがあり、こんなことは誰に聞けばいいんだろうと自分だけで悩んでしまうところを、コンサルタントに相談できることでモチベーションの面でもサポートいただいています。

ネイティブコーチとのレッスンにおいては、先ほども挙げたように心理的なハードルがぐっと下がったことのほか、やはりネイティブスピーカーにナチュラルな表現をアドバイスいただける点がすごく楽しいです。レッスン中にコーチが送ってくださる表現はノートにメモしています。レッスンで発言するために予習の際に準備したフレーズなども、繰り返し登場するものは自分の引き出しにストックできてきているように感じます。

得られた気づきをアップデートできるのが継続の魅力

トライズの受講生様に、継続コースをおすすめしたいですか？

私自身は「続けることが必要だ」と感じたので継続しました。同じように迷っている方にはぜひおすすめしたいです。というのも、最初の半年や1年間は、とにかく目標に向かって必死に取り組む期間だと思うんです。その結果、うまくいったこともあれば、思うようにいかなかったことも出てきます。そこで得られた気づきを、次の期間でリカバリーしたり、さらにアップデートすることができるのは、継続コースならではの魅力だと思います。

また、継続すると自然と「次のステージに挑戦する気持ち」に切り替わります。半年や1年やってきたからこそ、「ここで終わったらもったいない」「積み上げたものを失いたくない」という気持ちも出てくるんですよね。私も正直、やめてしまったらまた少しずつ戻ってしまうんじゃないか…という不安がありました。でも、続けることで安心感がありましたし、「もっと上を目指せるかも」という前向きな期待が生まれました。

コンサルタントの方が2週間に1度の面談までの期間で設定してくださる宿題の量も十分にあり、独学のように他の教材に目移りする余裕がない分、迷わず目の前の課題に集中して学習を進められるのも良かった点です。

継続コースに限らず、トライズ自体をグループ会社で別の事業会社の人事を担当している方にも紹介しました。おすすめした理由は、やはりコンサルタントのサポートとネイティブコーチのレッスンの両方があること。バランスがすごくいいなと思います。スクールに入るだけではダメで、結局は自分で英語学習をやらないといけない。市販の教材からコンサルタントにおすすめいただいたものを使って自己学習していく、という点も、自分主体で取り組んでいる感覚をすごく持てました。