なぜ英会話スクールで、
日本人は挫折してしまうのか?
英会話スクールには、5つの罠がある。
英語が話せるようになりたいビジネスパーソンが、その手段として英会話スクールを選ぶことは珍しくありません。しかしあなたの周囲に英会話スクールだけで英語が話せるようになった知人は、どれくらいいるでしょうか。
実は英会話スクールには、英語学習者が陥りがちな罠がたくさんあるのです。そのために、なかなか成果が出ず、途中で諦めてしまうのがよくあるパターンです。
今回は英語コーチングスクール「トライズ(TORAIZ)」が、自身も英語業界だからこそ分かる“特に危険度の高い英会話スクールの5つの罠”と、その対策をご紹介します。
- 目次
- 1.第一の罠:そもそも学習時間が少なすぎる
- 1-1.満足感はあれども、実態は伴わない
- 1-2.FSIの調査では、日本のビジネスパーソンの英語習得にはあと1,000時間が必要
- 1-3.外資系で英語を使って仕事をする方の60%が、2,000時間以上学習
- 1-4.英会話スクールでの英語習得には最低23年かかる
- 1-5.高品質な英語学習を1,000時間、これが必要不可欠です
- 2.第二の罠:自己紹介だけうまくなる
- 2-1.マニュアル至上主義の画一的な授業内容
- 2-2.ゴールのない学習はどこにもたどり着かない
- 2-3.レッスンの質は自分で守る
- 3.第三の罠:英語が話せるだけの“ただのネイティブ”
- 3-1.英語を教えるための能力が欠如している
- 3-2.ビジネス経験がほとんどない講師にビジネス英語は教えられない
- 3-3.英語を教える能力とビジネス経験をプロフィールでチェックする
- 4.第四の罠:インプットがないので、在庫切れを起こす
- 4-1.知らない英語で会話はできない
- 4-2.レッスンを講師の話を聞く時間にするのはNG
- 4-3.レッスンで英語が話せるテクニック
- 4-4.でもそれだけではインプットは足りません
- 5.第五の罠:ひたすら勉強できるほど、人間は強くない
- 5-1.負けたくないという強い気持ち
- 5-2.「トライズ」なら一人ひとりに専属のコンサルタントがつきます
- 5-3.非日常に長期間は耐えられない
- 5-4.いつでも行けるは、いつでも行かないに等しい
- 5-5.1日で20時間より、6日で20時間がグッド
- 6.様々な工夫をすれば、英会話スクールで結果を出せます
第一の罠:そもそも学習時間が少なすぎる
多くの英会話スクールでは、1回50分のレッスンを週1回、もしくは週2回行うことが多いです。 1年間学習した場合、総学習時間は以下の通りになります。
- 週1回:50分×52週=2,600分(約43時間)
- 週2回:100分×52週=5,200分(約86時間)
想像してみてください。
43時間学習しただけで、習熟できるものがどれくらいあるでしょうか。
スポーツ、楽器、絵画、書道、ダンス…。43時間では、いずれも素人に近いレベルかと思います。
満足感はあれども、実態は伴わない
英会話スクールでレッスンを受けると、外国人と英語で話すことになります。
その緊張感や非日常感はとても強いものです。
そのため週1回50分レッスンを受けただけで、十分な量の勉強をした気分になってしまうのです。
満足感はあれども、実態は伴わない。それが英会話スクールの第一の罠です。
FSIの調査では、日本のビジネスパーソンの英語習得にはあと1,000時間が必要
FSI(アメリカ国務省付属の外国語研修機関Foreign Service Institute)の調査では、アメリカの外交官が優れた語学研修を受けたうえで、日本語の習得には2,200時間が必要という結果が出ています。英語と日本語はそれだけかけ離れた言語であり、日本人が英語を習得する上でも同様の時間が必要と言われています。
日本のビジネスパーソンであれば、一般的に大学時代までに約1,200時間英語を学習しています。それを除いたとしても、英語を話せるようになるためには最低あと1,000時間どうしても必要なのです。
これは優れた語学研修を受けた上での必要時間ですので、あまり効率的ではない学習を行った場合、もっと時間がかかります。
外資系で英語を使って仕事をする方の60%が、2,000時間以上学習
外資系で英語を使って仕事をしているビジネスパーソンの60.0%は、学校の授業以外に2,000時間以上英語を学習しているという調査データも出ています。
効率的に学習をしたとしても、英語が話せるようになるには最低1,000時間は必要であることが、この結果からも窺えます。
英会話スクールでの英語習得には最低23年かかる
英会話スクールで週1回レッスンを受けた場合、1,000時間を達成するには約23年必要な計算になります。
- 週2回:1,000時間÷86時間/年=約12年
- 週1回:1,000時間÷43時間/年=約23年
10年以上英会話スクールに通われている方もたまにいらっしゃいますが、それも必然的なことだったのです。
高品質な英語学習を1,000時間、これが必要不可欠です
英語コーチング「トライズ」では、この時間の罠にはまらないよう、1年で1,000時間の高品質な英語学習を行います。
- 受け放題のフリートーク・グループレッスン
- 週3回の専属ネイティブコーチのレッスン
- 週3回のレッスン予習
- 週6日のスピーキング学習
- 週6日のリスニング学習
- 適時行う英文法学習
ここまでやるから、たった1年で英語が話せるようになります。
ご自身で英語学習をされる皆様も、この1,000時間ということを念頭に置いて、学習計画を立ててください。
最後に、高品質な英語学習とは何かという点に疑問を覚える方もいらっしゃると思います。それについては、第二の罠で詳しくご説明します。
第二の罠:自己紹介だけうまくなる
正直なところ、多くの英会話スクールで学んでいることは、
- 自己紹介
- ごく簡単な雑談
の2つになります。
なぜこんなことになってしまっているかというと、第一に講師が毎回変わるからです。
予約制のために毎回同じ講師を選ぶことが難しく、次々に担当講師が変わることになります。その度に名前を聞かれ、趣味を聞かれ、住まいを聞かれ…自己紹介でレッスンの大部分を過ごしてしまうことも珍しくありません。
つまり、ただでさえ短い学習時間の大半を自己紹介に費やしてしまっているのです 。
マニュアル至上主義の画一的な授業内容
英会話スクールの特に大手では、非常に厳格なマニュアルが定められており、そこから外れたレッスンを行うと、即指導が入る仕組みになっています。
これには多くのスクールで様々な講師が勤務する中、サービスを一定に保つというフランチャイズ的なメリットがあります。
しかし受講生一人ひとり、本当に必要な英語学習は違うはずなのに、その人に合わせたレッスンは提供できないことになります。
ゴールのない学習はどこにもたどり着かない
英会話スクールでは、学習期間に決まりがありません。明確なゴールはなく、“通って英語力を上げる”ということだけです。
しかし英語を学ぼうと決意された受講生には、一人ひとりにゴールがあるはずです。ネイティブレベルに達することがほぼ不可能な英語学習は、やろうと思えばいくらでも勉強することがあります。
だからこそ、それぞれのゴールを明確化し、それを目指して効率的な学習プランを組まないと、目的意識のない中途半端な学習に終始することになってしまいます。
レッスンの質は自分で守る
英語コーチング「トライズ」では、コーチ(講師)は専属です。受講生一人ひとりに決まったコーチが付くので、自己紹介は最初の1回だけ。
専属コーチだからこそ、受講生が何をゴールとして英語を学習しているのか、何に悩んでいるのか、どのような指導が適しているのか、すべてを把握した上で、それに合わせてカスタマイズされたレッスンを提供することができるのです。
もし英語コーチング「トライズ」以外でレッスンをお受けになる場合、まず明確にゴールを定めてください。そしてそのゴールを達成するために必要なレッスンのトピックをご自身で用意することで、質を保つことができます。
第三の罠:英語が話せるだけの“ただのネイティブ”
学校の教師になるためには試験を受ける必要があります。
しかし英会話スクールの講師は、その会社の面接だけです。
それはカルチャースクールならどこも同じですが、英語とカルチャースクールの大きな違いは、その講師が苦労して技術を身につけているのかどうか。
英語を教えるための能力が欠如している
カルチャースクールの講師は、ご自身も努力をして何らかのスキルを習得しています。しかし英語講師の場合は、特に英語が第一言語の国出身の人は何も苦労せずに英語が話せるようになっています。彼らには、英語を習得するために努力した経験が欠如しているのです。
それであれば、本来英語を教える技術などを別途学ぶ必要がありますが、多くの講師がそのようなことをしていません。
その場合、ただ英語が話せるというだけで雇われている“ただのネイティブ”が、講師を務めているのです。
ビジネス経験がほとんどない講師にビジネス英語は教えられない
講師の中には、一般的なビジネスの世界に身を置いた経験のない人もたくさんいます。
大学を卒業したばかりのネイティブが旅行がてら日本で英語を教えていることはよくあるパターンです。フィリピンでは本業として英会話講師になる人も多いため、大学卒業後英会話スクールに就職し、そのままずっと働き続けることも一般的。
いずれにせよビジネスの経験がなく、ビジネスで使われる英語を正しく教えることはできません。
英語を教える能力とビジネス経験をプロフィールでチェックする
英語コーチング「トライズ」の受講生の99.4%はビジネスパーソンです。ビジネス英語を必要としている皆様を、ビジネス経験のないコーチが担当することはできません。
そのため、専属コーチもTESOLなどの英語を教える資格を取得している、あるいはビジネス経験が豊富で実際にビジネスで通用する英語を教えることができるネイティブを採用しています。
ご自身で英語コーチング「トライズ」以外でレッスンを受ける場合、講師のプロフィールをチェックして、この2つの基準を満たしているかどうかを判断材料にしてください。
第四の罠:インプットがないので、在庫切れを起こす
英語が話せるようになるためには、英語の知識をインプットし、それを実際にレッスンなどでアウトプットしてトレーニングすることで、本当に使える英語力に昇華する必要があります。
つまりインプットとアウトプットのバランスを取らなければならないのです。
知らない英語で会話はできない
多くの英会話スクールは、レッスンによるアウトプット学習ばかりです。それでも最初だけは少し成長している感覚があります。これは、学校教育で散々インプットされてきた知識が、レッスンでのアウトプットによって使えるようになるから起こる現象です。
しかし新しい知識をインプットしないと、学校教育の財産が切れるとそれ以上成長することができません。いくらレッスンをこなしても、知らない英語を使って会話をすることはできないのです。
レッスンを講師の話を聞く時間にするのはNG
英会話スクールのレッスンでは、講師がよく話をします。受講生が話す内容を考えて止まってしまうと、即座にフォローして講師が話をしてくれます。
優しいですが、レッスンで講師が英語を話しても、受講生のアウトプットのトレーニングにはなりません。講師が30分話して受講生が20分話したとすると、アウトプットの学習時間は20分です。
リスニングの練習にはなる?はい、多少の練習にはなります。
しかしリスニングの練習は、映画やスピーチ動画などを使ってご自身でシャドーイングすることでも学習できます。
しかしアウトプットだけは絶対に一人ではできないのです。貴重なアウトプットの機会を、ネイティブの話を聞く時間に費やさないでください。
レッスンで英語が話せるテクニック
でもレッスンでどんどん話すのは難しい。そう感じる方もいらっしゃると思います。
そこで、英語コーチング「トライズ」で受講生に実践いただいている方法をご紹介します。
- レッスンのトピックは事前に決める
- そのトピックについて、自分が何を話すのか、相手の発言とそれに対する返答を考える
- 2.で用意した発言内容を練習しておく
これによってレッスンの場で何を話すのか、ということを考える必要がなく、英語を話すことに集中することができます。
レッスンのためにそこまで…と考えないでください。このレッスンの予習自体が、インプット学習になるのです。本当に効果的な手法ですので、ぜひ実践してみてください。
でもそれだけではインプットは足りません
英語コーチング「トライズ」では、レッスンの予習以外にもリスニングとスピーキングのインプット学習を1日2~3時間行います。だから週3回+受け放題で大量のレッスンをこなしても、在庫切れを起こすことがありません。
ご自身で学習される際も、レッスンだけではなく、インプット学習もしっかり行ってください。
最近は2ヶ月などのかなり短い期間で、インプット学習ばかり行うスクールも出てきました。TOEICや受験英語などのインプットだけで解決できる目標であれば、それも選択肢の一つです。
しかしアウトプットをしない以上、学校の英語教育と同じで英語が話せるようにはなりませんので、その点だけご注意ください。
第五の罠:ひたすら勉強できるほど、人間は強くない
どんなに優れた英語学習でも、継続できなければ意味がありません。
しかし、一部の鋼の精神を持つ方を除いて、人間の心は弱いものです。
無意識に楽をしたい、つらいことから解放されたい、という意識があり、学習を中断する理由をいつでも探してきてしまいます。
- 今日は雨だからレッスンに行くのはやめよう。
- 今日は体調が悪い。
- 今月は仕事が忙しい。
- 子どもの世話がある。
- 年末だし…。
- 成果が見えないし、この勉強意味ないのでは。
- 昨日は頑張ったから今日はいいや。
想像がつく方も多いのではないでしょうか。
これを乗り越えて学習を継続するために重要なのが、次の2つのポイントです。
- 一緒に学ぶ他人の存在
- 学習の習慣化
しかしこの2つは英会話スクールからは提供されない場合がほとんどなので、ご自身で環境を用意する必要があります。
負けたくないという強い気持ち
英語を学びたいというモチベーションは、学習者ご自身の中にあります。しかし自分だけのモチベーションだと、人間の心の弱さが邪魔をします。
そこで一緒に学ぶ他人の登場です。
同じ目的を持って、お互いの進捗を報告しあいながら学習できる知人がいるととても良いです。
- 他人から自分の学習をチェックされる緊張感。
- 相手に負けたくない、失望されたくないという欲求。
- 自分の学習の悩みを相談できる効率性。
などの効果があります。
どうしてもそのような相手が見つからない場合は、次点ですが以下のような方でも効果はあります。
- 英語ではなくていいので、何かの学習をしようとしている人。
- 学習していなくても、自分の進捗をチェックしてくれる人。
「トライズ」なら一人ひとりに専属のコンサルタントがつきます
しかしなかなか適した人物を見つけるのは難しいと思います。
英語コーチング「トライズ」では、専属コンサルタントが受講生一人ひとりにつきます。専属コンサルタントは英語習得の専門家。毎日受講生から報告される学習進捗に対して、アドバイスや励ましを送り、マンツーマンの面談で正しく学習ができているか定期的にチェックします。
受講生と二人三脚で英語学習を進める存在が、英語コーチング「トライズ」の専属コンサルタントです。
非日常に長期間は耐えられない
旅行って楽しいですが、疲れますよね。
ビーチでゴロゴロしているだけでも、自宅やなじみの場所にでかけた時に比べて、体力を消耗します。
これは非日常の環境に置かれた時、強いストレスが生まれるからです。
旅行ではそれが楽しさの源でもあるのですが、では英語学習の場合はどうでしょうか。
非日常な状態で学習を続けるのはあまりにストレスが強すぎます。
そのため英語学習を日常なものにしなければなりません。それが学習の習慣化です。
学習を習慣化するためには、以下の3つのポイントを押さえる必要があります。
- 自分の今の生活を大きく崩さない。
- 決められたスケジュールに従って学習する。
- できるだけ毎日行う。
ところが一般的な英会話スクールでは、最初の1つ以外は満たされません。
いつでも行けるは、いつでも行かないに等しい
多くの英会話スクールでは、レッスンは予約制です。
予約をすればいつでも行けるという環境を与えられた時、それがしんどい英語学習であれば人間は何か理由を見つけて行かなくなります。
英語コーチング「トライズ」では、レッスンは固定制です。水曜日の20時と決めたら、毎週その時間にレッスンを行います。インプット学習は数が多いので、もう少し生活に合わせてフレキシブルに行いますが、事前にスケジュールを立てて行うのは同様です。
決められた時間にやらなければいけないからこそ、人間は継続することができるのです。それは学校にせっせと通っていた皆様なら体感されていることと思います。
ご自身で学習される場合も、必ずスケジュールを決めて、それに沿って行うようにしてください。
1日で20時間より、6日で20時間がグッド
一週間のうち、1日に集中的に学習するよりも、時間が短くても毎日のように学習する方がより習慣化しやすくなります。
決められたスケジュールであっても、集中的な学習は非日常に近い状況です。
またもしその1日に変更できない予定が入ってしまったら?
週6日学習していれば、1日の変更で済みますが、1日で集中的に行っている場合、学習スケジュールが大きく狂ってしまいます。
英会話スクールの場合、週1~2回しかレッスンがないことが多いので、それ以外の日にちにご自身でのインプット学習を行うと良いです。
英語コーチング「トライズ」では、レッスンは週3回+受け放題ですが、インプット学習は週6日行っています。これによって英語学習はぐっと習慣化に近づきます。
様々な工夫をすれば、英会話スクールで結果を出せます。
このように英会話スクールにはかなり大きな罠がたくさん潜んでいます。
しかし様々な工夫をすることで、そんな中でも成果を出すことはできますので、通学される際には実践してみてください。
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