バイデンの演説の94.6%は中学単語。
それでも、なぜ日本人は英語が話せないのか?
ネイティブは中学校レベルの単語で会話しています
実はネイティブの会話の大部分は中学校レベルの単語で構成されています。
例えば第2回バイデン大統領の演説においては、固有名詞を除くと、約94.6%が中学校レベルの単語でした。
大多数の日本のビジネスパーソンが知っている単語ばかりを使って、ネイティブは会話していることになります。
それにも関わらず、なぜ多くの日本人は英語を話すことができないのでしょうか。
その理由と、英語コーチングスクール「トライズ(TORAIZ)」が実践している対策学習法をご紹介します。
2つのプロセスで脳がパンクする
まず英語が話せない理由を結論からお伝えすると、「脳の処理能力の限界を超えている」からです。
ネイティブより日本人の頭が悪いと言っているわけではありません。
順を追って説明していきます。
日本語で会話する時のプロセスはたった1つ
日本人が日本語で会話をする時、脳が処理しなければならない主なプロセスはたった1つです。
- 何を話そうか。
これはネイティブが英語を話す時も同様です。
英語で会話する時のプロセスは3つ?
では、多くの日本人が英語で会話をする時はどうでしょうか。 この時には3つのプロセスが走ります。
- 何を話そうか。
- それについて英語で何と言えばいいのか。
- それをどう発音すればいいのか。
何を話すのかを考えた上に、それを英語で何と言えばいいのか考えているのです。日本語でも口下手な日本人もいるぐらい、何を話すのかということには脳には多大な負荷がかかっています。プロセスが3つになったら、脳の処理能力はパンクしてしまいます。とてもスムーズに会話することはできないでしょう。
実際、英語で話せないことも、文章に書くことはできる人は多いと思います。これは3つのプロセスの処理に、ゆっくりと時間をかけることができるためです。
英語フレーズの自動化がプロセスを1つに減らす
では、ネイティブのように1つのプロセスで英語を話すためにはどうすればいいのでしょうか。
答えは「英語フレーズを自動化すること」です。
ネイティブにとっての英語、日本人にとっての日本語は、脳で完全に自動化されています。考える必要がなく、口から言葉が出てくる状態です。
日本語で「春は花粉がつらいねえ」と言おうと思ったら、すぐに言葉になって話していると思います。これが自動化です。
Helloなら日本人でも自動化されている
英語で「春は花粉がつらいねえ」と言おうと思った時、すぐさま口に出せる方は少ないはずです。しかし、英語でこんにちはと挨拶をしようと思った時、Helloぐらいは日本人であっても多くの方がすぐに言えると思います。
これは、「春は花粉がつらいねえ」と言うための英語フレーズは自動化されておらず、こんにちは=Helloということは自動化されているからです。
つまり「春は花粉がつらいねえ」など、必要な英語フレーズをHelloレベルまで自動化することができれば、実際の会話でも何を話そうか、ということに集中することができます。つまり、英語を話す際のプロセスを1つに減らせるということです。
どうすれば英語を自動化できるのか
英語フレーズを自動化するためには、何をすればいいのか。
ここでは、英語コーチング「トライズ」が実践している対策学習法の一部をご紹介します。
まずは瞬間英作文。英文を素早く作る力を培う。
英語初級~中級者が最初に取り掛かる学習としておすすめしたいのが、瞬間英作文。日本語をすぐに英文に変換するトレーニングを行います。
これはフレーズを自動化する前段階の学習にあたります。英文の構造には一定のルールがあり、それに慣れることで瞬発的な英作文の能力を鍛えるものになります。
瞬間英作文で使う英語フレーズは、簡単なものから始めましょう。難易度の高いものは十分に力がついてから行うようにします。ここで大切なのは、何よりも素早い英作文に慣れることです。
英語フレーズを自動化&長期記憶化
瞬発的な英作文に慣れてきたら、いよいよ英語フレーズを自動化していきます。
すでに基礎力のある英語上級者であれば、ここから開始してもいいかもしれません。
英語フレーズを自動化するプロセスは複雑なものではありません。
- 日本語の訳と、それにあたる英語フレーズを確認します。
- 日本語の訳だけを見て、英語フレーズを口にできるようになるまで記憶します。
- 何度も繰り返して、すぐに英語フレーズが出てくる状態にします。
これをいくつかの英語フレーズで繰り返し行い、1日目は終了です。 しかし1日ではこの英語フレーズは短期記憶でしかありません。長期記憶にするために以下の手順で学習を行います。
- 2~14日間、日本語訳を見て英語フレーズを口にする行為を毎日繰り返します。
- この時すぐに口にできなければ、再度トレーニングを行います。
- 2週間で完璧にできたら、次は週に1回の頻度に減らし、1~2のプロセスを行います。
- 4週間経っても完璧であれば、次は1ヶ月、その次は3ヶ月に1回と頻度を減らしていきます。
これによって、英語フレーズが長期記憶化&自動化されていきます。
慣れてきたら、2つの高度学習にパワーアップ
日本語訳を見て英語フレーズを口にすることに慣れてきたら、次はより高いレベルの自動化を目指して、3つの高度な学習に移行します。
- 見るのではなく、聞く
日本語を聞いて、英語フレーズに変換します。文字を見るよりも瞬発的に意味を把握する必要があります。
- ランダム出題
パッと開いた箇所の日本語を使う、専用のアプリに登録するなどして、出題される問題をランダムにします。ページ順など規則的に学習をしていると、どうしてもその規則性で覚えてしまう部分があります。それは本来の自動化ではありません。
- 一部を言い換える
フレーズ一部を言い換えて、それでも英語フレーズがすぐに出てくるかチェックします。
例えば、「資料を明日までに印刷する」→「資料を昨日印刷した」
ちょっとの変化であっても、しっかりと自動化できていないと一瞬考える間が空いてしまいます。
他人を最大限活用する
この高度学習は、他人の力を借りることでより効果的に行うことができます。
- 音声での出題/ランダム出題/言い換えをより簡単に行えます。
- 正解/不正解を自分でチェックする必要がないので、スムーズかつ客観的に学習が進みます。
- 他人に見てもらうことで、ちゃんとできないと恥ずかしいというモチベーションにつながる感情が生まれます。
このチェックは頻繁に行う必要がありますので、身近な家族などにお願いするのがやりやすいと思います。
英語コーチング「トライズ」では、受講生一人ひとりに専属コンサルタントがつきます。専属コンサルタントと受講生は定期的にマンツーマンで面談し、その場でこの英語フレーズのテストを一緒に行っています。
専門家によるチェックとなりますので、できていない箇所のアドバイスや、発音などの補正も可能となり、学習効率をさらに高めることができます。
英語上級者以外が決してやってはいけないこと
英語フレーズの自動化にあたって、英語初級者・中級者がやってはいけないことが1つあります。
それは、「言い回しが違うが、同じ意味の英語フレーズを覚える」ということです。
例えば、「会議を始めましょう」と言う時、何通りもの言い回しがあります。しかし覚えるのは1つで良いです。どんな言い回しで言っても結果は同じです。会議は始まります。
英語初級者・中級者には、覚えなければならない英語フレーズがたくさんあります。複数の言い回しを覚えて、貴重な学習時間を無駄にしないようにしましょう。
英語フレーズの自動化だけで、英語は話せない。
英語フレーズが自動化できたからといって、残念ながら英語が話せるようになるわけではありません。英語はコミュニケーションツールであって、試験のための学問ではありません。
実際に英語での会話で覚えた英語フレーズを使うことによって、初めて本当に使える力に昇華することができます。
英語フレーズを自動化しただけの状態は、ドリブルの練習だけして試合に出たことがないバスケットボール選手のようなもの。よほどの才能がなければ、いきなりの活躍は難しいでしょう。
英語コーチング「トライズ」では、英語フレーズの自動化以外にもリスニング、英文法(必要に応じて)などのインプット学習を1日2時間以上行います。さらに週3回+受け放題のネイティブレッスンで実戦経験を積み、覚えた知識をどんどん使える力に昇華していきます。だから、短期間で英語を話す力を身につけることができます。
英語コーチング「トライズ」では、今なら無料カウンセリングも受付中。より詳細な英語フレーズの自動化テクニックなど、あなたに合った学習方法などを知っていただくことができますので、もしご興味がございましたらぜひご参加ください。
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※2021年9月実施の無料カウンセリング参加者52名のアンケート結果
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