実はネイティブの会話の大部分は中学校レベルの単語で構成されています。 例えば第2回バイデン大統領の演説においては、固有名詞を除くと、約94.6%が中学校レベルの単語でした。 大多数の日本のビジネスパーソンが知っている単語ばかりを使って、ネイティブは会話していることになります。 それにも関わらず、なぜ多くの日本人は英語を聞き取ることができないのでしょうか。 その理由と、英語コーチングスクール「トライズ(TORAIZ)」が実践している対策学習法をご紹介します。
英語が聞き取れない時、“リスニング力が足りない”と考えてしまいがちですが、そのようなあやふやなものではなく、明確な原因があります。 そしてその原因によって、英語が聞き取れない人は2つのパターンに分類することができます。それぞれで必要な学習方法はまったく変わるので、まず自分がどちらのパターンに該当するのか絶対に確かめてください。
単純明快な理由ですね。 話されている単語を知らなければ、当然理解することはできません。アラビア語を習っていない人が、アラビア語を聞いても意味が分からないのと一緒です。 しかし先ほどもお伝えした通り、バイデン大統領の演説であっても94.6%は中学校レベルの単語で構成されています。義務教育を終えたビジネスパーソンの多くが、すでに知っている単語ばかりのはずです。 そのため、日本のビジネスパーソンが英語を聞き取れない時は、ほとんどが2つ目のパターンに該当します。
英単語を知っていても、実際にネイティブがどんな音でその英単語を発話するのかを理解していない状態です。知っている単語を話されても、音と紐づいてないので、それが知っている単語だと気づけないわけです。 例えば、Localはネイティブが発話すると「ロコ」のような音になりますが、日本人がLocal=ローカルと覚えていると、「ロコ」と言われてもそれがLocalだと認識できません。 あと英語では複数の単語をつなげて発音するリンキングというものがあります。「talk about」は「トーク アバウト」でなく、「トーカバゥ」のように音をつなげて話されるので、慣れない人は聞き取ることが困難です。 つまりLocal=ロコ、talk about=トーカバゥなんだということを学習で体に覚えさせることができれば、聞き取れるようになります。 このように様々な英単語・英語フレーズの音と意味の紐づけを行っていくことで、自ずと英語を聞き取りできるようになっていきます。
英語が聞き取れるようになるためには、まず自分がどちらのパターンに該当するのかを知らなければなりません。これは以下のテストで簡単に確かめることができます。
95%というと高いように感じますが、20語に1語分からない単語があっても良いことになります。これを超えると、徐々に意味理解に支障をきたすというのが定説です。 有名人のスピーチなどは、内容が文章化されていることが多いので、このテストに適しています。映画やドラマも脚本をネットで見つけられるので、おすすめです。 リスニングの教材を持っていれば、それも使えると思います。
パターン1に該当した場合は、語彙が不足しています。まずは英単語をどんどん覚えていきましょう。 TOEICや受験などの英語試験では、それ以上の単語力を求められますが、バイデン大統領の演説であっても94.6%は中学校レベル。 もちろん、中学レベルの単語だけでわからない文章もたくさんあります。ニュースや学術的な内容などは、中学英語に加えてそれ以上のレベルの単語も必要になるでしょう。 しかし、難しい英語を理解する必要がある場合でも、単語ばかり勉強していては効率が悪いです。そのため、どのレベルの学習者も、中学レベルの英単語が完璧になったら、パターン2の対策に取り掛かります。レベルの高い単語が必要な場合は、並行して少しずつ覚えましょう。
中学校レベル以上の英単語を知っている方であれば、必要なのはその単語の意味と音を紐づけることです。 そのために最適な学習方法がシャドーイングとなります。英語コーチング「トライズ」でも、リスニング学習はシャドーイングをメインに行っています。
シャドーイングにはたくさんの種類がありますが、基本となるのは以下の方法になります。
まるでスピーキングや発音の練習のように感じる方もいるかもしれませんが、音を真似る行為は“自分が音声を聞き取れているかの確認“です。あくまでメインは音声の聞き取りになります。 そして聞き取れていない箇所を英文でチェックすることで、「その単語・フレーズがどのような音で話されるのか」を理解することができます。
シャドーイングはリスニングにおいて非常に効果が高いのですが、同時に難易度の高い学習法でもあります。
シャドーイングは正しい手法で行わないと、全然成果が出ないことがあります。 一例をあげます。英語コーチング「トライズ」の受講生にもたまに見受けられるのですが、とても耳の感度が高い方がいます。そのような方の場合、音を完全に耳コピして、意味が分からなくてもきれいに真似することができます。 それの何が問題なのか分からないかもしれません。 ちょっとややこしいのですが、シャドーイングでは音と意味を紐づけする学習です。音だけを真似できても、意味を理解していなければ成果は一切ありません。 英語コーチング「トライズ」では、このような問題を回避するために、専属コンサルタントと定期的なマンツーマンの面談を行います。そこで実際に目の前でシャドーイングをやっていただき、正しい手法で学習できているのかをチェックしています。
先ほど英語初心者にシャドーイングは難しいとお話しました。そんな方におすすめしたいのが、音読です。流れる音声を聞きながら、音声と同じ内容の英文を見て読んでいく手法です。 これであれば難易度も低く、英語の音に慣れていくことができます。しかしこれだけやっていても、音と意味の紐づけは難しいので、ある程度慣れた時点でシャドーイングに挑戦していきましょう。 英語コーチング「トライズ」でも多くの英語初心者の受講生には、音読から始めさせていただいています。
シャドーイングに適した教材は、映画です。
もちろんスラングだらけの映画などは避けましょう。ビジネス英語が目的であれば、ビジネス系の映画が好ましいです。
映画は会話の速度が速く、スラングなども登場するので、難易度が高めです。 映画が難しいという方には、スピーチなども良いです。スピーチは観衆に聞かせることを目的としていますので、映画に比べると聞き取りやすい速度や内容になっています。 このようにシャドーイングは教材1つとってもカスタマイズが必要なため、英語コーチング「トライズ」では受講生任せにするのではなく、必ず専属コンサルタントが一人ひとりに適したものを選定するようにしています。
英語学習の目標が、英語で会話ができるようになることであれば、英語が聞き取れるだけでは不十分です。次に学習するべきなのが、スピーキング学習。そしてネイティブとの実戦会話です。 こちらを参考に英語学習を進めてみてください。
>>バイデン大統領の演説の94.6%は中学単語。それでも、なぜ日本人は英語が話せないのか?
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また英語コーチング「トライズ」では、今なら無料カウンセリングも受付しています。無料カウンセリングで、より詳細なシャドーイング学習のテクニックや、あなたに合った学習方法などを知っていただくことができますので、もしご興味がございましたらぜひご参加ください。
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