コンサルタント自己紹介

今までのキャリア

小学校入学直前に父の転勤でシンガポールに渡り、高校卒業まで現地の学校で学びました。その後、シンガポールにキャンパスを持つオーストラリアの大学に進学し、ビジネスマネジメントを専攻いたしました。
大学卒業後、最初の就職先はシンガポールにある外資系タイムシェア会社で、メンバーシップアドバイザーとして入社しました。その後、日本に帰国し翻訳会社に就職しましたが、より人と直接コミュニケーションを取る仕事がしたいと考え、トライズへの入社を決めました。

英語を習得するにあたって苦労した経験、それを乗り越えた方法

小学校入学当初は「英語が全くできない」状態でしたが、シンガポールの共通言語である英語と、母国語の選択肢として中国語の学習を同時に始めました。厳しい教育制度で知られるシンガポールの現地校では、毎日大量の宿題が出され、小学校1年生の時でも、夜遅く日付が変わるまで宿題が終わらない日がありました。このように、圧倒的な量の課題をこなす日々を積み重ねたことで、語彙力や文章表現の向上につながったと感じています

また、日本にいると実現の難しい「アウトプットの場」に身を置けたことが幸運だと思っています。小さい頃に帰宅のスクールバスの中で同級生と喧嘩をして、怒り泣きしながらバスを降りてきたことが何度もあったそうです。当時はほとんど英語が話せなかったにもかかわらず、喧嘩をする負けん気の強さ、そして何とか自分の思いを伝えようとする必死さから得たコミュニケーション力が、もしかすると英語の習得に向いていたのかもしれません。

コンサルタントとしての目標

どのようなコンサルタントになりたいか

受講生様には、ご自身が成し遂げた進歩がどんなに小さくても、それをしっかりと認識していただき、その毎回の成長を共に喜び合えるコンサルタントでありたいと思っています。

マラソンなどと同じように、英語学習は段階的な長期戦です。急激な成長というものはほとんどないため、実際には少しずつ上達していても、自分ではその成長を認識できない方が多いです。特に上級者になると、その傾向が強くなる印象があります。
そのような中で、「これができるようになった！」とご報告いただいた際には、その成長がどれほど価値のあるものかを改めて実感していただけるよう、客観的な視点からお伝えすることを心掛けています。例えば、「今までは参加者として聞いているだけだったが、ミーティングで発言できるようになった」、「以前より外国人の上司の言っていることが理解できるようになった」、「聞き返される回数が減った」など、成長の過程は受講生様によって異なりますが、英語学習の成功はこのような一つ一つの成功体験を積み重ねていくことだと認識していただくことが非常に大切だとお伝えしています。

また、学習の伴走者として、そのような嬉しいご報告を共有いただくだけでなく、悩みごとがある際にも気軽にご相談いただける、身近な存在でありたいと考えています。

受講生様が学習を継続できるようサポートで気を付けている点

孔子の「It does not matter how slowly you go as long as you do not stop（どれだけ遅く進んでも、止まらなければ問題ない）」という名言があります。英語学習で最も重要な点は、「足を止めないこと」です。

1年間という長期の受講期間のなかで、モチベーションが下がるタイミングがあるのはとても普通なことです。3時間の学習時間を確保するのが難しく、たとえ10分しか取れなくても、英語に触れる時間をゼロにしないようにしてください、と受講生様にいつもお伝えしています。

そのため、隔週の面談では、次にお会いするまでの受講生様のスケジュールを細かくヒアリングしています。その際には先入観を持たず、「このすきま時間に学習できますよね」といった考え方をせず、単にスケジュールだけでなく、受講生様の心や気持ちの状態も考慮し、一緒に相談しながら学習計画を立てるよう心掛けています。 　　　　　　　　　　　　　　　　

受講生様が英語を習得できるようサポートで気を付けている点

受講生様が学習内容に対して不安を感じることなく、安心して取り組めるように、常に「ゴールからの逆算」と「現在のレベル・課題」に基づいてガイダンスを提供するよう心がけています。

受講生様の貴重な時間を無駄にせず、しっかりと学習の成果に繋がるように、自己学習の内容をデザインするのはもちろん、担当コーチと相談のうえ、レッスン内容の指示を出すことがコンサルタントの役目です。例えば、単語学習を例に挙げると、ゴールがビジネス英語スキルの向上であっても、まだ基礎の単語力が不十分な方にいきなりビジネス用語の単語帳を学習させるのはあまり効果的ではありません。提案する自己学習の教材やレッスン内容の根拠を説明し、受講生様にご納得いただいたうえで進めるよう心がけています。

受講生様との印象深いエピソード

ご入会当初、「英語が大嫌い」とはっきりおっしゃっていた受講生様がいました。英語が苦手だから避けてきた、もしくは自信がないと言われる方は多くおられますが、ここまで面と向かって「嫌い」と言われたのは初めてでしたので、今でもとても印象に残っています。

1年のご受講を経て、最後の面談時に「英語を好きにはまだなれていないが、1年前ほどの苦手意識がなくなった」と言ってくださいました。トライズでの受講を経て、まずは大きな課題であったメンタルブロックを少しずつ取り除くことができました。また、マインドセット的にはマイナスなスタートだったにもかかわらず、一度も諦めず学習を継続いただき、Versantテストのスコアも35点スタートから48点まで伸ばしていただけました。

楽しみながら英語を学べることは理想ではありますが、実際にはその通りにならないこともあります。こちらの受講生様のように、業務上で英語力が求められるようになったため、学習が必要となったという方は少なくないですが、努力を重ねて少しずつ成果を上げることがとても重要です。このように、英語に対する苦手意識を乗り越え、着実に成長される姿を見て、大変励まされ、深く印象に残っています。

受講生様への学習カスタマイズの成功例

受講開始時点でVersant 66点をお持ちの受講生様を担当させていただいたことがありました。
お勤め先がグローバル化を加速する中で、今後の可能性としてあるかもしれない異動に備え、ビジネスメールや会話の日常的なやり取りからプレゼンテーションに至るまで、英語で自信を持ってコミュニケーションを取れる状態を整えるというゴールを掲げてご受講いただきました。

「話す相手によって聞き取りにばらつきがある」と、「基本的には問題なく話せるが、まだたまにネイティブならしないようなコミュニケーションエラーをしてしまう」という課題がありました。毎週のレッスンに加え、隔週で行う私との面談や日々のメールのやり取りもすべて英語で実施し、ディスカッションやディベート形式で進めながらアウトプットを最大限に増やし、上記の課題に対処してきました。

すでに上級者でありながら、更に上を目指す非常に努力家で高い達成意欲を持つ方で、お仕事や子育てでご多忙な中でも、毎日最低でも3時間の学習時間を確保していただいていました。
最終的には6か月間のご受講で、Versant 76点 (CEFR C1, ほぼネイティブレベル) まで伸ばされ、ご満足してご卒業いただけました。

コンサルタントの仕事をしていて一番嬉しかった瞬間

ご卒業後、初めての海外出張を成功させた受講生様から、「英語を話せることの素敵さを改めて実感した」とご報告いただいたことです。
3か国の言語を使いこなすことが一般的なシンガポールで育った私は、日本に帰国してから、母国語以外の言語を話せることの素晴らしさに改めて気づかされました。外国語を学ぶことで、文化的視野が広がり、新しい挑戦の機会が増え、認知能力も高められ、物事をよりオープンマインドな視点で見ることができるようになります。

この言葉をかけていただいた受講生様は、1年間でVersantのスコアが35点から52点にアップされた方です。英語力が向上したことも大変喜ばしいですが、それに加えて英語を話せることを「素敵」と表現していただけたことは、個人的に非常に嬉しく、心に残っています。また、そのように感じていただける受講生様が増えるよう、今後も精一杯サポートができればと思っています。

トライズについて

他の英会話スクールと比較して優れている点

トライズでは、実践的な英語力の習得だけでなく、英語学習の習慣化も身につけていただきます。英語のアウトプットをサポートする専属のコーチ、インプットのための自己学習内容や学習時間、モチベーションを管理するコンサルタント、そして設定したゴールに向かってインプットとアウトプットのサイクルを回していただく受講生様が一体となり、学習を進めていきます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

トライズをおすすめする理由

英語学習は将来のご自身への投資です。始めるのに遅すぎることはありませんが、早く始めるに越したことはありません。トライズでは、受講生様一人ひとりに最適な学習環境をご提供できる準備が整っております。挑戦を始めると決断された際には、最後まで責任を持ってサポートいたします。