社会人のリスニング勉強におすすめの映画3選
高校時代イギリスに短期留学し、大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。金融機関勤務を経て、現在はオンライン英会話スクールで講師を務めるほか、TOEICコーチとしても活動(直近スコア915点)。趣味は海外旅行。
英語を学んでいる社会人の皆さん、日々の学習本当にお疲れ様です!お仕事でただでさえ疲れて帰ってきている中での英語学習は、退屈でどうしても眠くなってしまう・・・などの悩みを抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そんな方には、息抜きがてら楽しく続けられる、洋画を用いての学習が大変おすすめです!
今回は、社会人の方のリスニング勉強におすすめの映画を、いくつかご紹介させていただきたいと思います。
目次
リスニング勉強におすすめの映画3選
プラダを着た悪魔
大人気女優アン・ハサウェイ主演の、出版社で働く女性を主人公とした映画です。オフィスでのシーンが多いため、ビジネス英語を身に着けるのにはうってつけの作品となっています。
社会人になりたての主人公なので失敗もたくさんしますが、最終的にはサクセスストーリーとして仕上げてあるので、明るい気持ちで見終えることができます。
また、会話の中に出てくる単語・表現の難易度のバランスが良く、中学英語レベルでも対応できるような簡単なフレーズから、早口で難解なフレーズまで幅広く登場します。どんなレベルの方が見ても、きっと新たな発見があるはずです。
My name is Andy. Andrea, but everybody calls me Andy.(名前はアンディ。アンドレアですが、皆アンディって呼んでます。)
→基本的なフレーズですね。”call 人 名前”という定番表現が使われています。
What makes you think I’m not interested in fashion?(なぜ私が (ファッションに) 興味ないと思うんです?)
→直訳すると「何があなたに~だと思わせるのか?」となりますが、「なぜ~だと思うんですか?」という意味で使うことができます。こうした英語特有の言い回しもたくさん登場するので、勉強になりますね!
ノッティングヒルの恋人
イギリスの書店員とアメリカの女優が恋に落ちる・・・というラブストーリーで、「現代版ローマの休日」と言われています。この作品で英語学習をする最大のメリットは、イギリス英語のアクセントを学べる、という点です。
ヒュー・グラント演じるイギリス人は、由緒正しいイギリスのアクセントで話すので、ある程度英語に慣れている方であれば違いに気づくはずです。会話の内容も日常生活でよく登場するものばかりなので、そのまま覚えて使うことができて便利です。恋愛における英会話もたくさんでてくるので、人の心を動かすような素敵なフレーズも学ぶことができますよ!
No, thanks. I’ll just look around.(ありがとう。ただ見てるだけです。)
→まさに、日常生活の中でそのまま使えるフレーズですね。海外でお買い物するときは覚えておくと便利です。
I fancy you.(あなたが好きよ。)
→見慣れない表現かもしれませんね。イギリスでは、”I love you .”の代わりに使われることがある表現です。fancyにはもともと「空想する」という意味がありますが、「あなたを空想する(思う)」ということで、「あなたが好き」というフレーズにすることができるんですね。
ディズニー映画(「アナと雪の女王」「美女と野獣」など)
女性の方だと特に、プリンセスもののディズニー映画には幼いころから親しんでこられているのではないでしょうか?
ディズニー映画は、お子さんから大人の方まで、英語学習にはうってつけの教材となっています。
もともと子供向けに作られたスクリプトなので、比較的簡単な英語が使われていますし、挿入歌を歌うのも発音の練習として大変効果的です。1曲でも英語の曲が歌えるようになると、自信がつきますしとても楽しいです。お子さんがいらっしゃる方はぜひ親子で、字幕版のディズニー映画を使った学習に励んでいただければと思います。
I can’t wait to meet everyone…. What if I meet THE ONE? (早くみんなに会いたいわ・・・。もし運命の人に会ったらどうしよう?) ※「アナと雪の女王」より
→たったこれだけのセリフでも、“can’t wait to~(~するのが待ちきれない=早く~したい)”や”THE ONE(運命の人)”といった言い回しが学べますね。”the”には、「特定のもの」を指す意味があるので、”THE ONE(ただ一人の特別な人=運命の人)”といったニュアンスで、恋愛英会話には欠かせない単語となっています。
Where are you off to?(どこに向かってるんだい?)
The bookshop! I just finished the most wonderful story.(本屋よ!素晴らしい小説を読み終わったところなの。) ※「美女と野獣」より
→”off to~”で「~に行く」という意味があります。日本人の感覚だとどうしても”go to~”ばかり使ってしまいますが、こうしたフレーズも使えるようになってくると、より表現の幅が広がりますよね。
映画でリスニングを学ぶときにおすすめの方法
英語学習におすすめの映画をご紹介させていただいたところで、実際に学習する際におすすめの方法にも触れてみたいと思います。何から手を付けたらいいのやら・・・という方はぜひこちらを参考にしてみて下さいね!
字幕ありで一回見る
まずは、物語の内容を把握するために字幕ありで一回見ましょう。
勉強!と思わずに楽しくストーリーを追いかけていただければOKですが、「どの部分を勉強に使おうかな?」という視点も持って見ていただけると後がスムーズです。
ご自身が実際に直面しそうなシーン(お仕事で英語を使うのであれば職場のシーン、子育てで英語を使うのであれば親が子に語り掛けるシーンなど)を意識して見ていただければいいかと思います。
お気に入りのシーンを選んで、スクリプトを音読
ストーリーの全体像が見えたところで、学習に使うシーンを選んでスクリプトを音読しましょう。まだ、文字を追いかけるだけで精いっぱいだと思いますので、意味などは考えずとにかく声に出せればOKです。読み方が分からないものはインターネット上の発音機能などを使って確認しておきましょう。
スクリプトの精読
できれば日本語訳は隠した状態で、丁寧に訳をしてみましょう。字幕の日本語は、字数の関係でかなり簡略化されていることが多く、「本当はこんなことを言っていたのか!」と驚くこともあるはずです。
ここで、初めて知った単語は必ずチェックして書き留め、通勤中などの隙間時間で定期的にチェックするようにしましょう。
感情を込めた音読
一つ一つのセリフの意味が分かったところで、次は感情を込めた音読にチャレンジしましょう。
先ほど意味を理解したことにより、文章の中で一番伝えたい部分はどこなのか、どんな気持ちで言っているのかが分かってきたはずなので、しっかりと意識して行いましょう。自信がついてきたら一度自分の音声を録音しておきます。
再度シーンを再生してシャドーイング
ここでもう一度テレビの前に戻ります。先ほど録音したご自身の音声を聞いた後、該当シーンを見てみてください。発音が間違っている個所はなかったか、抑揚のつけ方は合っていたかなど、ご自身でわかる範囲でチェックしてみましょう。
そのあとは、実際のシーンを繰り返し再生しながらシャドーイングを行っていきます。シャドーイングとは、お手本の音声よりワンテンポ遅れて音読を行うトレーニング方法です。難しければ、最初のうちは一文ずつ一時停止してリピーティング(繰り返して発音)するのでもOKです。
これが最後の総仕上げですから、しっかりと俳優・女優になりきったつもりで、できるようになるまで繰り返し行いましょう!
まとめ
社会人のリスニング勉強におすすめの映画と、具体的なやり方についてご紹介してまいりました。参考になるものはあったでしょうか?
洋画を使っての英語学習は、ただ視聴しているだけではなかなかうまくいきませんが、やり方を工夫すれば、立派な英語教材になります。トライズでも、洋画のシャドーイングを用いたトレーニングを積極的に取り入れているので、具体的なやり方が知りたい!という方はぜひトライズのコンサルタントにご相談くださいね!
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。