英検3級ライティングの対策方法やコツ、過去問の入手方法まとめ
英検では3級から、リーディングとリスニングの試験に加えてライティング試験が実施されます。
「初めてのライティングでよく分からない」「具体的な対策方法を知りたい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、英検3級ライティング試験の概要と対策方法について解説します。
記事を最後までチェックすれば、初めてライティングの試験を受験する際に必要な知識が一通り手に入りますよ。
なお英検3級に関する情報については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:【完全版】英検3級のレベル・勉強方法・合格率・合格点まとめ
目次
英検3級ライティングの試験概要
まずは英検3級ライティングの試験概要について、簡単に紹介します。
英検3級ライティングは、英検3級筆記試験の大問4で出題されます。問題は与えられたQUESTIONに対する自分の意見と理由2つを25〜35語程度で書くというものです。
解答時間は筆記試験全体の50分間の中で自由に決められますが、15分程度で解答するのがベストです。
英検3級ライティングの問題数は1問ですが、リーディング・ライティング・リスニングそれぞれにCSEスコア550点が割り当てられています。
つまり英検3級ライティングの1問は、英検3級一次試験の3分の1のウェイトを占める問題です。英検3級ライティングの対策が全くできていないと、英検3級一次試験の合格は難しいでしょう。
英検3級ライティングのサンプル問題
英検3級2022年度第2回試験の問題と解答より、ライティングのサンプル問題を1問紹介します。
まず問題の例は以下の通りです。
- あなたは,外国人の友達から以下の QUESTION をされました。
- QUESTION について,あなたの考えとその理由を 2 つ英文で書きなさい。
- 語数の目安は25語~35語です。
- 解答は,解答用紙のB面にあるライティング解答欄に書きなさい。なお,解答欄の外に書かれたものは採点されません。
- 解答が QUESTION に対応していないと判断された場合は,0 点と採点 よ こた されることがあります。QUESTION をよく読んでから答えてください。
QUESTION
Do you like eating in parks?
続いて解答の例は以下の通りです。
Yes, I do. I have two reasons. First, I like eating while I look at beautiful flowers. Second, food tastes better when I eat it outside on sunny days.
英検3級ライティングの過去問、練習問題の入手方法
英検の公式サイトにて、直近3回分の過去問が手に入ります。
問題冊子と模範解答をPDF形式でダウンロードすることが可能です。ただし解説はついていません。
英検3級ライティングの過去問を解きたいのであれば、「英検3級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)」がおすすめです。
価格は1,540円で、6回分の過去問が解説付きで掲載されています。
英検3級ライティングの対策法・コツ3つ
英検3級ライティングの対策法・コツを3つ紹介します。
- 正しい構成を覚える
- 難しい単語を使おうとしない
- 語数が足りない場合は「いつ」「どこで」「だれと」を付け足すことで語数を稼ぐ
それぞれ詳しく解説します。
正しい構成を覚える
ライティングと聞くと、学校の作文を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし英検のライティングは、学校の作文とは異なります。
英語だと、日本語での作文のように自由に書きたいことを書くのが難しいため、毎回構成に沿ってライティングを行うのが無難です。
英検3級ライティングにおすすめの構成は以下の通りです。
- 自分の意見
- 理由1
- 理由2
「好きな季節は何ですか?」という問いが出題された際の例を見てみましょう。
- My favorite season is summer.(私の一番好きな季節は夏です)
- I like summer the best because my school has a long vacation.(私は夏が一番好きです。なぜなら、長い休みがあるからです。)
- Also, my friends and I can go swimming in the sea.(また、友達と海でスイミングができるからです。)
上記のうち一文目の「My favorite season is summer.」が自分の意見にあたります。そして2文目の「I like summer the best because my school has a long vacation.」が理由1にあたります。そして3文目の「Also, my friends and I can go swimming in the sea.」が理由2にあたります。
構成を覚えておけば、毎回ゼロから「何を書こうかな」と考える必要がありません。
難しい単語を使おうとしない
英検3級レベルの英語力では、書きたいことを一度日本語で頭の中に思い浮かべて、それを英訳して答えなければなりません。
このとき思い浮かんだ日本語が難しすぎると、うまく英訳できません。もしくは合っているか分からない英単語を使わなければなりません。
英検のライティングは減点法です。スペルミスがあるたびに減点されます。よって難しい単語はできるだけ使うべきではありません。
多少自分の本当の意見とは異なる解答になったとしても、簡単な単語を使う方を選択しましょう。もしくは、自信がない単語は、何か他の単語で言い換えられないか考えてみましょう。
関連記事:英検でる順パス単の概要や効率的な使い方を紹介【アプリも】
語数が足りない場合は「いつ」「どこで」「だれと」を付け足すことで語数を稼ぐ
英検3級のライティングでは、25〜35単語で英文を書かなければなりません。自分の意見、理由1、理由2と英文を書き終えた際に、単語数が25に達していないことがあります。
その時は英文に「いつ」「どこで」「だれと」のうちどれか1つを付け足しましょう。例えば以下の通りです。
- 「I go swimming.(スイミングに行きます。)」に「いつ」を加えて「I go swimming during summer vacation.(夏休みの間、スイミングに行きます。)」
「I go swimming.」だと3単語だったのが、「I go swimming during summer vacation.」とすることで6単語となり、3単語追加できました。
文章をゼロから考えて追加するのは大変です。よって上記の例のように「いつ」「どこで」「だれと」を追加できないかどうかを考えてみてください。
まとめ
英検3級ライティング試験の概要と対策方法について解説しました。
英検3級を受験する方は、初のライティング試験であるはずです。よってリスニングやリーディングと比べても、きちんと時間をとって対策をしましょう。
問題数こそたったの1問ですが、得点の比率はリスニングやリーディングと同じなので、油断できません。
- 正しい構成を覚える
- 難しい単語を使おうとしない
- 語数が足りない場合は「いつ」「どこで」「だれと」を付け足すことで語数を稼ぐ
上記3つを意識して対策を行なってみましょう。
英検3級に関する情報については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:【完全版】英検3級のレベル・勉強方法・合格率・合格点まとめ
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それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。