IELTS Speaking Part3の概要やコツ、例題や使えるテンプレを紹介
IELTS Speaking Part3は、試験の最終セクションで、試験官とのディスカッション形式で行われる重要なパートです。
このパートでは、受験者が意見を述べ、理由や具体例を加えながら論理的に回答する能力が評価されます。
難易度が高く感じられることもありますが、適切なコツやテンプレートを活用すれば、効果的に対策できます。
本記事では、Part3の概要やよく出される例題、回答時に役立つコツやテンプレートを詳しく解説します。
試験準備の一環として、ぜひ参考にしてください。
目次
IELTS Speaking Part3の概要
IELTS Speaking Part3は、試験の最後に行われるセクションで、約4~5分間、試験官と1対1でディスカッション形式の会話を行います。
このパートでは、Part2で話した内容に関連するトピックについて、より抽象的で広範な質問が出されます。受験者の英語能力をさらに深く評価することが目的で、特に論理的な思考力、意見を述べる力、問題に対する深い理解力が求められます。
質問は、一般的なテーマ(教育、社会、技術、文化など)に基づいており、試験官から具体的な意見や理由の説明を求められます。また、対比や将来の予測、問題解決についての考察など、幅広い観点から意見を述べる必要があります。
試験官は受験者の語彙力、文法の正確さ、発音、そして流暢さを評価します。
Part3では、受験者の意見を深く掘り下げるため、試験官が追加の質問をすることがあります。そのため、単純な答えではなく、理由や具体例を交えて回答することが求められます。
このパートは、日常会話よりもややアカデミックな会話が求められるため、事前に練習を重ね、幅広いトピックに対応できる準備が必要です。
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IELTS Speaking Part3の例題
IELTS Speaking Part3では、受験者がPart2で話したトピックを発展させた内容や、より広範なテーマについての質問が出されます。以下は、よく出題される例題のテーマと質問例です。
教育に関する例題
- What are the advantages and disadvantages of online learning?
(オンライン学習の利点と欠点は何ですか?) - How can schools better prepare students for the future workplace?
(学校はどのように生徒を将来の職場に備えさせるべきですか?)
技術に関する例題
- How has technology changed the way we communicate?
(技術は私たちのコミュニケーションの仕方をどのように変えましたか?) - Do you think society relies too much on technology? Why or why not?
(社会は技術に頼りすぎていると思いますか?その理由は?)
環境に関する例題
- What can individuals do to reduce their carbon footprint?
(個人が炭素排出量を減らすためにできることは何ですか?) - Should governments invest more in renewable energy?
(政府は再生可能エネルギーにもっと投資すべきだと思いますか?)
文化と社会に関する例題
- How has globalization impacted local cultures?
(グローバリゼーションは地域文化にどのような影響を与えましたか?) - Why do you think people travel to other countries to experience different cultures?
(なぜ人々は他国の文化を体験するために旅行するのでしょうか?)
IELTS Speaking Part3のコツ
IELTS Speaking Part3のコツは、以下の3つです。
- 意見を明確に述べる
- 理由や具体例を補足する
- 比較や対比を使う
それぞれ詳しく見てみましょう。
意見を明確に述べる
IELTS Speaking Part3では、試験官に対して自分の意見をはっきり述べることが重要です。
ただ「Yes」や「No」と答えるだけでなく、理由や具体例を挙げて説明しましょう。
例えば、「Yes, I believe online education is beneficial because it allows flexibility for students who work part-time.」のように、主張に理由を添えることで説得力が増します。
意見が思い浮かばない場合でも、正解を求められているわけではないため、自分なりの考えを述べることに集中してください。
また、「In my opinion」や「I believe that」のようなフレーズを使うと、回答にスムーズに入ることができます。明確な意見を述べる練習を繰り返すことで、自信を持って答えられるようになります。
理由や具体例を補足する
理由や具体例を加えることで、回答に深みを持たせることができます。
試験官は受験者の考えを深掘りしたいと考えているため、単純な回答ではなく、説明を付け加えることが求められます。
たとえば、「Technology has improved communication because now people can connect instantly through apps like Zoom or WhatsApp.」といった具合に、具体的な例を挙げることでリアルな回答になります。
具体例を出す際には、自分の経験や一般的な事例を用いると良いでしょう。
例えば、「In my country, many people rely on public transportation, which reduces traffic congestion.」のように、自分の国や文化に関連付けると、説得力がさらに高まります。
このような練習を通じて、より豊かな表現が身につきます。
比較や対比を使う
Part3では、試験官が対比的な質問をすることが多いため、比較する力が求められます。
比較の際には、「compared to」「in contrast to」「while」などのフレーズを活用して、自然に意見を展開しましょう。
たとえば、「Compared to the past, people now have more access to online education, which makes learning more convenient.」のような形で、時代や状況の違いを述べることができます。
対比を使うことで、回答が論理的かつ多面的になります。また、社会的な問題や未来の予測について話す際にも、比較を活用すると、深みのある回答を作りやすくなります。
これにより、試験官に高い評価を与えることができるでしょう。
IELTS Speaking Part3の使えるテンプレ
IELTS Speaking Part3では、論理的かつ流暢に回答するために、使いやすいテンプレートを活用することが効果的です。以下に、よく使える構造とフレーズを紹介します。
意見を述べるときのテンプレート
- Introduction(意見の導入)
- “In my opinion, …”(私の意見では、~)
- “I believe that …”(私は~だと思います)
- 理由を述べる
- “This is because …”(これは~だからです)
- “One reason for this is …”(その理由の1つは~です)
- 具体例を加える
- “For example, …”(例えば~)
- “In my country, …”(私の国では~)
- 結論を述べる
- “So, to sum up, …”(つまり、~です)
- “That’s why I think …”(だから私は~だと思います)
比較や対比を述べるときのテンプレート
- 比較を導入する
- “Compared to …”(~と比べて)
- “In contrast to …”(~とは対照的に)
- 差異を説明する
- “While A is …, B is …”(Aが~なのに対し、Bは~です)
- “On the one hand …, on the other hand …”(一方では~、他方では~)
- 結論を述べる
- “Overall, I think both have their advantages, but …”(全体として、どちらにも利点がありますが、~)
将来の予測や意見を述べるときのテンプレート
- 未来に言及する
- “In the future, I think …”(将来的には~だと思います)
- “It’s likely that …”(~である可能性が高いです)
- 理由を補足する
- “This is because …”(これは~だからです)
- “The reason for this is …”(その理由は~です)
- 具体的な結果を述べる
- “As a result, …”(その結果、~)
- “This will lead to …”(これは~につながるでしょう)
まとめ
IELTS Speaking Part3は、受験者の論理的思考や表現力を試す重要なパートです。明確な意見を述べ、理由や具体例を補足することで、説得力のある回答が可能になります。
また、コツを活用して練習を重ねることで、本番でも自信を持って対応できるようになります。
本記事で紹介したテンプレートや回答の構成を実践に取り入れ、柔軟かつ効果的な準備を進めましょう。繰り返し練習することで、必ずスピーキング力が向上し、高得点につながるはずです。
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プロキャディ杉澤伸章さん
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。