TOEIC500点は英検2級レベル!達成にかかる勉強時間やおすすめ参考書、勉強法を紹介
しかし「具体的にどれくらいのレベル?」「何から手をつければいいの?」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、TOEIC500点のレベル感を英検と比較しつつ、最短で達成するための効率的な勉強法や、使うべきおすすめ参考書、必要な勉強時間までを徹底解説します。
初心者でも挫折しない具体的なステップで、スコアアップへの道筋が明確になりますよ。
目次
TOEIC500点のレベルやすごさ
TOEIC500点のレベルやすごさについて、以下2つの観点から解説します。
- TOEIC500点は英検2級レベル
- 就活で最低限の英語力をアピールできるレベル
それぞれ詳しく見てみましょう。
TOEIC500点は英検2級レベル
TOEIC500点は、一般的に「英検2級」に相当する英語力とされています。
英検2級は「高校卒業程度」のレベルと定義されており、大学入試などでも評価基準として広く用いられています。
関連記事:【保存版】英検2級のレベル・難易度・合格率・勉強方法など完全まとめ
つまり、高校までに習う基本的な文法(関係代名詞、不定詞、分詞構文など)を一通り理解し、基礎的な語彙力が身についていれば、TOEIC500点を達成するための土台はすでに出来上がっていると言えるでしょう。
その基礎力に加えて、TOEIC特有のビジネス頻出単語や時間配分のテクニックを身につけることで、スコア達成はぐっと現実的になります。
就活で最低限の英語力をアピールできるレベル
TOEIC500点は「英語学習への意欲があり、基礎力は有している」という最低限の証明になります。
いわば、英語力を問われる選考の土俵に上がるための入場券のようなものだと考えましょう。
逆に言えば、500点に満たないスコアを履歴書に記載するのは慎重になるべきです。
アピールするつもりが、「英語の基礎が固まっていない」というネガティブな印象を与えてしまいかねません。
英語力を武器にキャリアを切り拓きたいのであれば、まずは「履歴書に自信を持って書ける最初のスコア」として、500点の突破を明確な目標に設定することが、賢明な戦略と言えるでしょう。
TOEIC500点を取得するための勉強法
TOEIC500点を取得するための勉強法は、以下の3つです。
- TOEICの傾向や最低限のテクニックを知る
- 簡単なパートを優先的に対策する
- 最頻出単語はひと通り覚える
それぞれ詳しく見てみましょう。
TOEICの傾向や最低限のテクニックを知る
まずはTOEICがどのようなテストで、どのような傾向があるのかを知り、スコアアップに直結する最低限のテクニックを身につけましょう。
TOEICはリスニング(約45分・100問)とリーディング(75分・100問)の2つのセクションで構成されています。特にリーディングは75分で100問を解く必要があり、時間配分が非常に重要です。
多くの初級者が「最後まで解き終わらなかった」という経験をしますが、これは英語力だけでなく、時間管理のテクニック不足が原因です。
例えば、文法・語彙問題であるPart5は1問20秒以内で解く、難しい問題は潔く諦めて次に進む(「捨て問」を作る勇気を持つ)といった戦略が不可欠です。
このように、TOEICには特有の「型」や「攻略法」が存在します。
テストの全体像を掴み、時間配分や先読みといった基本的なテクニックを意識するだけでも、あなたのスコアは大きく変わるはずです。
関連記事:【ビジネスパーソン必須】TOEIC対策のポイントを「リスニング」「単語」「文法」に分けて紹介
簡単なパートを優先的に対策する
TOEIC500点達成のためには、満点を目指す必要はありません。むしろ、自分が得点しやすい「簡単なパート」を見極め、そこを優先的に対策することが最も効率的な戦略です。
全パートを均等に勉強するのではなく、得点源となるパートで確実にスコアを稼ぐことを目指しましょう。
TOEICにおいて、比較的対策しやすく、スコアに繋がりやすいのは以下のパートです。
- パート1
- パート2
- パート5
一方で、パート3, 4, 7といった長文パートは、聞き取りや読解に時間がかかり、多くの語彙力や集中力も必要になるため、初級者にとっては難易度が高めです。
まずはパート1, 2, 5で7割以上の正答率を目指すことを目標に学習を進め、TOEICのスコアの基礎を固めていきましょう。
最頻出単語はひと通り覚える
TOEIC500点を目指す上で、文法やテクニックと同様に、いやそれ以上に重要なのが「語彙力」です。
なぜなら、単語の意味が分からなければ、リスニングで聞き取ることも、リーディングで文章を理解することもできないからです。
特にTOEICはビジネスや日常生活で使われる単語に偏りがあるため、的を絞って学習することが非常に効果的です。
500点レベルであれば、難しい専門用語や高度な単語を覚える必要は全くありません。
まずは、市販されているTOEIC対策の単語帳の中で「頻出」あるいは「基礎」とされているレベルの単語をひと通り覚えることを目標にしましょう。
効果的な覚え方としては、単語とその日本語訳を1対1で暗記するだけでなく、必ず音声を聞いて正しい発音を確認し、例文(フレーズ)の中で覚えることです。
これにより、単語が実際にどのように使われるかが分かり、リスニング力とリーディング力の両方の向上に繋がります。
毎日少しずつでも良いので、単語帳に触れる時間を習慣化しましょう。
TOEIC500点の取得におすすめの参考書
TOEIC500点の取得におすすめの参考書は、以下の2冊です。
- 銀のフレーズ
- はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略
それぞれ詳しく見てみましょう。
銀のフレーズ
価格:979円
「銀のフレーズ」は、TOEIC対策単語帳のベストセラー『金のフレーズ』の入門編として作られており、600点突破に必要な基礎単語1000語が凝縮されています。
この単語帳の最大の特長は、TOEICに本当によく出る単語だけを、覚えやすい短い「フレーズ(句)」の形で掲載している点です。
例えば「apply for a job(仕事に応募する)」のように、単語が実際に使われる文脈の中で覚えられるため、記憶に定着しやすく、リーディングやリスニングの際にも意味を素早く理解する助けとなります。
また、すべての単語・フレーズに無料の音声が付いており、スマホアプリ「abceed」を使えば、手軽に発音を確認したり、聞き流し学習をしたりすることも可能です。
はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略
価格:1,980円
「はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略」は、TOEICを初めて受験する人や、スコアが伸び悩んでいる初級者のために、テストの全体像から各パートの具体的な攻略法までを、これ以上ないほど丁寧に解説してくれる参考書です。
本書の魅力は、単なる問題集ではない点にあります。
パート1からパート7まで、それぞれのパートがどのような問題で、どこに注意して、どういう手順で解けばよいのか、という「解き方の型」をゼロから教えてくれます。
TOEIC500点の取得に必要な勉強時間
TOEIC500点の取得に必要な勉強時間は、現在のあなたの英語力によって異なります。
TOEICスコアを100点上げるためには、約200〜250時間の学習が必要だとする説が有力です。
例えば、現在のスコアが300点台の人が500点を目指す場合、100〜200点アップが必要なので、およそ250〜450時間が一つの目安となります。
もし毎日1時間ずつ勉強すると、約8ヶ月〜1年3ヶ月かかる計算です。毎日2時間確保できれば、その半分の期間(約4〜7ヶ月)で達成できる可能性があります。
まとめ
本記事では、TOEIC500点のレベル感から具体的な勉強法、おすすめ参考書までを網羅的に解説しました。
500点は英検2級に相当し、正しいアプローチで学習すれば決して高すぎる壁ではありません。
まずは頻出単語の暗記や、パート1・2・5のような得点源となるパートの対策から始めてみましょう。
この記事を参考に効率的な学習計画を立て、キャリアアップの第一歩となる500点突破を実現してください。
もしあなたが「一人では学習を続けられる自信がない」「できるだけ短期間で確実に目標を達成したい」と考えているなら、「英語コーチング」という選択肢がおすすめです。
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受講生のインタビューもご紹介します。


トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。