「影響」は英語で何と言う?affectとeffectの違いを例文を使ってわかりやすく解説!
「僕は姉の影響で英語の勉強を始めたんだ!」
「前首相の政策の影響で経済が好転しました。」
日常生活を営む上で「影響」という言葉は思っている以上に多くのシーンで登場します。
それでは、その「影響」は英語で何と表現すれば良いのでしょうか?
この記事では、「影響」について適切な英語表現の使い方についてお伝えしていきます。
目次
「影響」を表す英語はこれ!
「影響」を表す英語表現として代表的なものとして以下の5つが挙げられます。
- Effect
- Affect
- Influence
- Impact
- Inspire
「同じ意味を表す英語なのに、どうして5つもあるの!?」
そう思われる方もいらっしゃる事でしょう。
それでは、同じ「影響」について5つも英語表現がある理由についてお伝えしていきましょう。
同じ「影響」でも、英語表現を使い分ける理由
ひと口に「影響」と言っても、英語の表現に5つものバリエーションがあるのには、主に以下の理由があります。
- 意味の違い
- 動詞と名詞の違い
- 自動詞と他動詞の違い
日本語では「影響」と一言で表せても、英語ではこの3つの違いがあるために、それぞれ適切な使い分けがあるんですね。
意味の違い
日本語に訳してみると「影響」になる英語でも、使われる場面によって微妙に意味が変わってきます。
影響を与える対象が…
- 人の感情なのか
- ものごとの傾向なのか
- 行動による結果の違いなのか
などで使い分けることが多いです。
日本語では「影響」で通じるものでも、人の感情に影響を与える英単語をものごとの傾向を表す時には使えない場合もあります。
適切なタイミングで適切な表現を用いる事が大切です。
EffectとAffectの違い
同じ「影響」を表す英単語でも、文章中での役割が違う場合があります。
例えば、EffectとAffectの違いを見てみましょう。
- The new policy had a positive effect on the economy.
新政策は経済に良い影響をもたらした。 - This book will affect her thinking.
この本は彼女の考え方に影響を及ぼすだろう。
Effectは「名詞」として扱われていて、Effect(影響)をHad(持った)という文章になっています。
Affectは、直後に目的語のHer thinkingに「影響を及ぼす」という「動詞」として機能しています。
このように、同じ「影響」を表す英単語でも、文中の役割が違う場合があるので混同せずに適切な品詞として用いる必要があります。
もし英文法に不安があるなと感じた方は以下の記事で英文法の勉強法と参考書をまとめております。
自動詞と他動詞の違い
「影響を与える」などの動詞で用いる場合、自動詞として用いる場合と他動詞として用いる場合には、文章の形に注意する必要があります。
例えば、自動詞で使うことも出来るImpactと、他動詞として用いるInfluenceを比較してみましょう。
- The restriction of shipping impacted on export revenues.(輸送の制限は輸出総収入に大きな影響を及ぼした。)
- The Moon influences the Earth by changing the tides.(月は地球の潮の満ち引きに影響を与える。)
1.のimpactは自動詞として用いられているため目的語を必要としません。
目的語を必要としない自動詞の特徴として、自動詞直後に前置詞が用いられることが挙げられます。
対して2.のinfluenceは「何に影響を与えるのか」に当たる「目的語」が必要になります。
この場合目的語は「The earth」です。
このように、自動詞として用いるのか他動詞として用いるのかで文章の構造が違ってくるので適切な使い分けが必要になります。
自動詞と他動詞の違いについては、TOEICで頻出の文法事項であるだけでなく、正確かつ素早く英文を読む力を養う英語力の骨格にもつながるので抑えておきたい視点なのでぜひ確認してみてください。↓
「影響」を表す英語の使い方と例文
前項でお伝えした意味、品詞、動詞の種類を意識した上で、各「影響」を表す英単語の意味や使い方を見ていきましょう。
Effect「影響」
Effectは名詞として「影響」を意味する英単語です。
- 例:The new policy had a positive effect on the economy.
新政策は経済に良い影響をもたらした。
後述するAffectやInspireのように動詞として用いられることはほとんどありません。
Affect「影響する」
Affectは他動詞として「影響を与える」を意味する英単語です。
- 例:This book will affect her thinking.
この本は彼女の考え方に影響を及ぼすだろう。
文中で動詞として用いられ、他動詞の特徴である「目的語を取る」という性質があります。(例文での目的語は「her thinking」)
Affectの次にonやinなどの前置詞は用いられないという点を意識して使えるようになると良いですね。
Influence「影響/影響する」
Influenceは名詞としても動詞としても使うことの出来る「影響」の英単語です。
日本語では「影響」や「影響を与える」と訳すことが出来ますが、細かなニュアンスとして、すぐに表れる影響ではなく、人の考えや行動に対してじわじわと影響を与えていくといったイメージがあります。
- 例:The Moon influences the Earth by changing the tides.(月は地球の潮の満ち引きに影響を与える。)
SNSなどで大きな影響力を持った人を「インフルエンサー」と呼びますが、その語源になっているのがこのInfluenceなので関連付けて覚えておきたいですね。
Impact「影響」
Impactは単語のイメージ通り「衝撃、衝突」などの意味を表し、転じて「強い影響力」の意味にもなります。
- 例:The restriction of shipping impacted on export revenues.(輸送の制限は輸出総収入に大きな影響を及ぼした。)
また、名詞としても、自動詞としても、他動詞としても用いる事が出来るので文章を作る際の自由度は高いと言えますね。
ただし、後述するInspireのように人の感情に与える影響という意味では使われないので、そこだけ注意しましょう。
- ×John Mayer impacted me to learn how to play the guitar.
ジョンメイヤーの影響でギターを習い始めた。
Inspire 「影響を与える」
Inspireは元々「刺激する」を表す動詞で、それが転じて「影響を与える」の意味を表すことが出来ます。
- My mother inspired me not to give up my dream even when it seemed impossible.
母の影響で不可能に思えるような夢も諦めずにいられた。
また、物理的な影響を与える英文では使われないので注意しましょう。
- ×The Moon inspires the Earth by changing the tides.
まとめ
今回は「影響」を表す英語表現5つと具体的な例文をご紹介いたしました。同じ意味でも使い分けが必要な英単語はたくさんありますので、ぜひ記事を参考に英会話レッスンなどで練習してみてください。
もし単語や英文法など基礎英語に不安があるという人は、短期集中で基礎英語を勉強して基礎を固めることをおすすめいたします。
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トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。