英作文がすぐに上手くなる5つのコツ!書く前、書き方がポイント
英作文が苦手。英文を書こうとしてもどう書けばいいかわからない。学校での過去のテストをはじめ、仕事などで英語を書こうとしたとき、そう感じたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらでは、そんな英語で文章を書くのを苦手と感じる方に、英文をつくるコツをいくつかご紹介できたらと思います。ビジネスをはじめ、高校・大学入試、英検といったテストでも活かせるのはでないかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
本記事でわかること
- 作文のポイント
- 英作文のコツ、文章を書くポイント
- 英作文で使える表現、言い回し
英検の受験をご検討の方は、以下の記事で受験日程を確認することができます。
目次
作文の難しさ
英語にかぎらず、作文が苦手という方は少なくありません。しかしわたしたちは、仕事でもプライベートでも、メールやチャットを通じて文章を書くことは多いはず。それでもなぜ作文となると難しいと感じてしまうのでしょうか。
ひとつに、作文にはテーマ・主題があって、それについて自分の考えをまとめなくてはいけないという点があります。また、単に考えを述べるだけでなく、相手にわかるよう文章を順序だてて繋げていかないといけないというのも、作文の難しさではないでしょうか。
つまり、作文には、文章としての読みやすさわかりやすさはもちろんのこと、自分の考えをまとめる力や順序だてて説明する論理性が必要となるということ。それを母国語でない英語でするとなると、どのくらい難しいことかがわかりますよね。
作文に大切なこと、必要なこと
作文は一般に、あるテーマについての自分の考えや意見を文章にすることをいいます。そのため、作文では、まずテーマへの自分の考えや立場をはっきりさせることが重要です。たとえ自分の本当の考えがわからなくとも、まず立ち位置をはっきり決めることが必要になります。
また作文には、ひとつひとつの文章につながりを持たせることも大切です。自分の考えを筋道立てて説明する、つまり文章が論理的である必要があります。
そして、読みやすさ、わかりやすさも作文においては重要です。自分の考えを述べるだけでなく、相手にわかるように伝えることが大切になります。それには、シンプルな言葉づかいやわかりやすい表現などを心がけることも重要になってきます。
- テーマへの自分の考えや立場をはっきりさせること
- ひとつひとつの文章に繋がりをもたせること
- 「伝える」を念頭に、読みやすさ、わかりやすさを心がけること
▶関連記事:ビジネス英文メール、レターが書きやすくなる!基本のビジネス英語フレーズ集!
英作文の5つのコツ
それでは、ここからは英語で作文するにあたってのコツをいくつかご紹介していきたいと思います。先ほど作文において大切なことをいくつか紹介しましたが、それを踏まえてより具体的なコツをあげていきましょう。
① テーマに対する考えをまとめる
英作文をする上でまずすべきは、テーマに対する考えをはっきりさせること。主題に対して自分の考えをまとめ、そこから作文をスタートすることがコツのひとつです。これには文章を書きやすくするだけでなく、書いている上で主張がそれることをなくすというメリットがあります。
英語にかぎらずそうですが、日本語でも文章を書いていると自分の考えや話が横道にそれることはありますよね。ただはじめに書くことをはっきりさせておけば、見直したときに主張のズレが見つけやすくなります。文章を書く前に、自分の考えをまとめる上でもいくつか箇条書きにするなどいいかもしれませんね。
- 作文に入る前に、テーマに対する自分の考えをはっきりさせる
- はじめに考えを書き出すなどすれば、話がそれにくくなるのでおすすめ
② 結論をはじめに持ってくる
2つ目は、結論(最も伝えたいこと)をはじめに持ってくるというもの。まず結論を書いて、それを補足していくかたちで文を書いていくと、英作文っぽくなります。
これには英語のつくりにも関係してきますが、英語は言いたいことをはじめに持ってきて、それから理由や修飾したいことを後ろから補足していくという特徴があります。たとえば、”I went to the market / because we were run out of milk.”「マーケットにいった。牛乳がなくなったから」というように、どうなったかが先に来ます。
作文においても同じことがいえ、先に結論をおいて、その結論を説明していく形になります。全体のつくりとしては、①問題提起・結論、②理由、具体例、③結論(再主張)がよくいわれる構成です。たとえば、「同棲は結婚前にすべきか」というテーマがあれば、英作文では以下のような流れとなります。
「同棲は結婚前にした方がいい。(①)なぜなら同棲をすることでお互いの価値感を知ることができ、結婚後の離婚も少なくなる。また、同棲するとお金の節約にもなる。(②)よって、結婚する前に同棲をしておいた方がいい。(③)」
- まず結論を書いて、それを補足していく
- 全体の流れは、①結論 → ②理由・例 → ③結論(再主張)
③ シンプルなことばを短文でつなぐ
3つ目の英作文のコツは、シンプルなことばを短文でつなぐというもの。英作文の目的は、自分の考えを文章で伝えることにあるため、短いセンテンスで簡潔に伝えていくことをおすすめします。
文章を短く切って、接続詞で繋いでもいいですし、英語はそもそも論理性の高い言語ですので、”I don’t think ebooks will be replacement for paper books. Some people want to feel the paper in their hands.”「Eブックが本に取って代わることはないと思う。ページを手で触りたいという人もいる(から)」というように、接続詞を使わず短文をならべることもできます。
へたに長い文章より、やや単調でも箇条書きのように短文をならべていくほうが、英語の性質上伝わる文章になりますよ。
- 短いセンテンスで簡潔に伝えることを意識する
- 英語は、短文をならべても論理的な文章なる
④ 接続副詞を使う
4つ目のコツは、文章のはじめで接続副詞を使うというもの。接続副詞とは、for example(たとえば)、however(しかしながら)というような、接続詞の役割を持つ副詞をいいます。おもに文頭において使われ、主張や論点を展開していくときに使います。
先ほど、英作文では結論からスタートするとご紹介しましたが、結論を補足していく上でこの接続副詞はとても便利な表現になります。たとえば、何かを主張するときは例をあげて説明するとより説得力がありますし、「~という意見もあります。しかし~」というようにある意見に反対する形で議論を展開することもできます。
ほかにも、In addition(加えて)というような「補足」や、therefore(したがって)という「結果」の接続副詞を使えば、より説得力の増す文章になります。
うまく文章を繋げていけないという方は、この接続副詞をいくつか覚えて文章を展開していくというのがおすすめです。ちなみに接続副詞は、For example,(コンマ)というように、コンマとセットで使いますので打ちわすれのないように注意しましょう。
英作文で使える接続副詞
for example | たとえば | on the other hand | 反対に |
also | また | in contrast | それに比べて |
moreover | さらに、加えて | therefore | したがって |
in addition | さらに、加えて、 | as a result | その結果 |
besides | その上、さらに | thus | このように |
however | しかしながら | first of all | まず、1つ目に |
although | けれども | second of all | 次に、2つ目に |
nevertheless | にもかかわらず | lastly | 最後に |
nonetheless | にもかかわらず | in conclusion | 結論として |
⑤ 冗長を避ける、言い回しを使う
5つ目の英作文のコツは、別の表現や言い回しを使うというもの。英語の特徴のひとつに、日本語よりもくり返しを嫌うというものがあるので、できるだけ別の表現に置き換えることができれば、英語としてより自然な文章となります。
たとえば、「~と思う」いうI thinkも、in my opinionやI believeという言い回しを使ったり、名詞もくり返し使わず、itやthemという代名詞を使ったりするとよみやすい文章になります。
また英語には、類似する表現を嫌うという特徴もあります。たとえば、「2016年から5年間英語を勉強しています」というと、日本語ではとくにおかしな点がないように見えますが、英語で”I have studied English for 5 years since 2016.”というと不自然な英語になります。「5年間」と「2016年から」ということばには同じ意味があり、英語では冗語(無駄なことば)とされるからです。
こちらはコツというよりは注意すべき点ですが、日本語で考えてしまうとついこのような書き方をしてしまうこともあるので、英語で文章を書くときはくり返しがないか、類似表現を使っていないかを見直すのも大切です。
- 英語は日本語よりくり返しを嫌う
- 言い回しをおさえておくと、自然な文章をつくりやすい
▶関連記事:ビジネスで必須スキル!英語のライティングを学ぶメリットと上達のための3ステップ
英作文がうまくなるには
今回は英作文のコツについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。おさらいとなりますが、英作文をするときは、はじめに何を書くかを考え、結論から書き、短い文章を繋ぐように、また接続副詞を使って、考えを展開していくよう文章をつくることをおすすめしました。
もっとも英作文がうまくなるには、とにかく書くこと(ライティング)の練習が大切になります。日記でも何でもいいので、まずは書くことからはじめてみてはいかがでしょうか。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。