「美味しい」は英語で何と言う?ヤミーはおかしいって本当?自然な表現を例文付きで紹介
友人に家庭料理を振舞ってもらうとき、ビジネスシーンで会食に誘われる場合など、相手に「美味しい!」と伝える場面はとても多いですよね。
例えば食事の席に外国人がいたり、ビジネスシーンの会食で海外支店の同僚が呼ばれていた時に英語で「美味しいですね!」と伝えられるでしょうか?
ここで「Deliciou」がすぐに思い浮かんだ方は非常に優秀です。しかし、Deliciou以外にも状況によって様々な「美味しい」の表現は複数あります。
また、「美味しい」の英語表現と聞いて「Yummy」が頭に浮かんだ方は要注意です。
この記事では、なぜ「Yummy」を使って「美味しい」を表現することが要注意なのか、そして「Deliciou」のほかにも状況によって適切な「美味しい」を様々な形で表現する方法をお伝えします。
記事を最後までチェックすれば、「美味しい」の英語表現を場面に応じて使い分けられるようになりますよ。
目次
「美味しい」は英語で何と言う?まずは汎用性の高い5つの表現を紹介
「美味しい」を表す英語表現は複数ありますが、その中でも良く使われるのは以下の5つです。
- good
- great
- tasty
- yummy
- delicious
それぞれ例文付きで詳しく解説します。
good
Goodは「良いね」や「良いこと」全般を表す基本的な英単語です。
レストランのウェイター・ウェイトレスさん、食事を作ってくれた友人に対して「美味しい」と伝える時に使える表現です。
「お味はいかがでしたか?」と聞かれたときに「Good!」や「It’s good!」(良いですね!のニュアンス)とシンプルに答えても良いですが、「It tastes good.」(これ美味しいですね。のニュアンス)といった感じに言うこともできます。
シンプルな表現でとても使い勝手がいいですが、「Good」を使った表現は「まぁ美味しい」や「まぁ満足」といったように、体感70%程度の満足感にも聞こえるので注意が必要です。
「Good」を使った例文は以下のとおりです。
- This pizza is really good. このピザは本当に美味しいです。
- I had a good cup of coffee this morning.今朝、美味しいコーヒーを飲みました。
- The sushi at that restaurant is always good. あのレストランの寿司はいつも美味しいです。
great
Greatは「良いね!」や「すごいね!」を表す形容詞です。同じ形容詞なので「Good!」と似た感覚で気軽に使える表現ですね。
Good!と同じように、食事を作ってくれた友人や、レストランのウェイター・ウェイトレスさんに対して「Great!」や「It’s great!」と伝えることができます。
さらに、前項でお伝えした「Good!」と違う点として「Great!」は「美味しいです!」、「満足です!」といった感じで満足感を高めに伝えることができます。
料理を振る舞ってくれたウェイター・ウェイトレスさんや友人に強い感謝を伝えたいときは「It’s great!」や「It tastes good!」を用いた方が良いでしょう。
「great」を使った例文は以下のとおりです。
- This pasta is great!このパスタは美味しいですね!
- I had a great meal at that new restaurant.あの新しいレストランで美味しい食事をしました。
- The cake she bakes is always great. 彼女が焼くケーキはいつも美味しいです。
tasty
Tasteはもともと「味」や「味覚」を表す英単語です。動詞として用いると「味わう」という意味になります。
先述の「It tastes good.」や「It tastes great.」は、動詞としてTasteを用いていたというわけですね。
また、形容詞の「Tasty」の形にすることでも「美味しい」を表現することができます。
- Tasty food
美味しい食事 - This meal is tasty.
この料理はおいしい。 - Hot and tasty
辛くて美味しい - Cold and tasty
冷たくて美味しい - Light and tasty
さっぱりして美味しい
「tasty」を使った例文は以下のとおりです。
- The pizza at that place is always so tasty.あの場所のピザはいつもとても美味しいです。
- She made a tasty lasagna for dinner.彼女は夕食に美味しいラザニアを作りました。
- These cookies are incredibly tasty!これらのクッキーは信じられないほど美味しいです!
yummy
英語で「美味しい!」と聞くと「Yummy(ヤミー)」が思い浮かぶ方もいらっしゃるかと思います。
しかし、Yummyは「子供が好んで使うスラング」で、大人が使うには少し違和感を持たれます。
もちろん意味は通るので「意味が通ればそれでいい!」と考える人にとってはそれで良いかもしれませんが、少しでも周りからの見られ方が気になる場合、相手に敬意を示す必要がある場合は避けた方が無難です。
「yummy」を使った例文は以下のとおりです。
- These homemade cookies are so yummy!これらの手作りクッキーはとっても美味しい!
- I had a yummy bowl of ramen for lunch.昼食に美味しいラーメンを食べました。
- The chocolate cake at that bakery is always yummy.あのベーカリーのチョコレートケーキはいつも美味しいです。
delicious
Deliciousは、Tastyと同様にそれだけで「美味しい」を表すことができる形容詞です。
DeliciousはGoodやTastyなどよりもフォーマルな場で使われることが多く、「It’s delicious.」と表現されることが多いです。
目上の人やビジネスでの会食で「美味しい」と言う場合は「Delicious」を使うと良いでしょう。
「delicious」を使った例文は以下のとおりです。
- This chocolate cake is absolutely delicious.このチョコレートケーキは本当に美味しいです。
- I had a delicious meal at that Italian restaurant last night.昨夜、あのイタリアンレストランで美味しい食事をしました。
- The sushi at this place is always delicious and fresh.この場所の寿司はいつも美味しくて新鮮です。
関連記事:「最高!」は英語で何て言う?感情が乗った表現を例文付きで解説
【注意!】「Good taste」は「美味しい」じゃない!?
ここで日本人英語学習者が間違って使いがちな「美味しい」の表現にひとつ触れておきましょう。「Good taste」が「美味しい」を意味しないことについてです。
ここまで、「Good」や「Taste」を使って「美味しい」を表現する方法をお伝えしてきましたし、「It tastes good.」などGoodとTasteを組み合わせて「美味しい」を表現する方法もお伝えしました。
それではなぜ「Good taste」は「美味しい」を意味しないのでしょうか?それはTasteを名詞で使う場合、「食べ物の味」を意味しないからです。
名詞でTasteを使う場合、ネイティブスピーカー感覚だと風情や(服や音楽などの)センスをイメージします。
- You have good taste in music.
音楽の趣味(センス)がいいね。 - You have good taste in fashion.
ファッションのセンスがいいね。
Good tasteを使って「センスが良いね!」を表すときは、↑の例文のように「Have good taste in~」という熟語が使われます。
「美味しい」を表す「Taste」と混同しないように、一緒に押さえておきたいですね。
いろんな形容詞を使った「美味しい」の英語
ここまで「Good」や「Great」を用いた「美味しい」の英語表現をお伝えしてきました。
他にも、ポジティブな意味を持つ形容詞を使って「美味しい」を表現できるので紹介します。
- Wonderful:素晴らしい
- Amazing:素晴らしい
- Awesome:ものすごい
Wonderfulは「Great」以上に味を称賛するニュアンスがあります。「素晴らしい!」という日本語訳からイメージできるニュアンスに合致するので覚えやすいですね。
Amazingは「すごい!」を表す形容詞です。Awesomeは少しカジュアルな表現で「すごい!素晴らしい!」を表す形容詞です。
カジュアルとは言っても、服屋さんの店員さんがお客さんに対して使うくらいには普通に使われる表現です。
どれも形容詞なので、GoodやGreatのように「That’s wonderful」や「It tastes amazing」という形で使うことができます。
その他の「美味しい」の英語
そのほかにも、「この料理好きです。」「この味付けは好きです。」などを「Like」や「Love」を使って表現することもできます。
- I like this food.
この料理が好きです。 - I love this flavor.
この味付けがとても好きです。
「美味しそう」を表す英語
五感を使う動詞のLookやSmell、「~なようだ」を意味する動詞のSeemを使うことでも「美味しそう」を表現することができます。
- 見た目から「美味しそう」だと感じた場合 :It looks great/delicious.(美味しそうですね。)
- 香りから「美味しそう」と判断した場合 :Something smells tasty.(何か美味しそうな香りがする。)
- そのほかの要因全般から美味しそうだと判断できる場合:It seems delicious.(美味しそうですね。)
と表現することが出来ます。
それぞれ適切な場面で使えるように押さえておきたい表現ですね。
まとめ
この記事では、「美味しい」を英語で表現する方法について、各シーンごとに細かなニュアンスの解説を交えてお伝えしました。
ここまでお読みのあなたは、各シーンごとに適切な表現で「美味しい」を英語で言うための知識が備わっているでしょう。
この記事でお伝えしたことが、あなたの英語表現をより豊かにすることができれば幸いです。
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プロキャディ杉澤伸章さん
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。