英語力の伸び悩み「プラトー期」を乗り切る4つの方法
英語学習を始め、どんどん実力がついていることを実感できる期間は、勉強がとても楽しいもの。しかし、ある時を境にTOEICの点数が急に伸びなくなるなど、自分の英語力の伸びが感じられなくなってしまった経験はないでしょうか?「こんなに頑張っているのに何なぜ?」と悲観的になる必要はありません!それは、誰もが経験する「プラトー期」です。
今回は、英語学習者に訪れるプラトー期について、そしてそれを乗り越えるおすすめの方法をご紹介します。
目次
そもそも「プラトー期」とは?
プラトー期とは学習だけでなく、スポーツやダイエットなど、ありとあらゆる活動に訪れる成長の「停滞期」のことです。「プラトー(plateau)」とは「高原・台地」という意味で、能力の成長が右肩上がりでなく横ばいになっている様から、このように呼ばれています。
あなただけではなく、誰にでも訪れる!
何でも始めたばかりの時期は、右肩上がりに成果が出ることが多く、ある程度辛いトレーニングも積極的に楽しく取り組めることが多いと思います。しかし一定期間を過ぎると、これまでと同じ内容・量でトレーニングを行っていても成長を実感できない時期がやってきます。
このプラトー期は個人の才能や能力に関わらず、ある程度の期間継続して活動を行っている人であれば、誰にでも訪れると言われています。つまり、頑張って英語学習を継続している人であれば誰でも、プラトー期に陥る可能性があるのです。
よく聞く「スランプ」とは違うの?
特にスポーツの世界でよく使われる言葉である「スランプ」と、うまくいかない状況が続くという意味では似ているような気もします。しかし厳密には、スランプとは「通常の実力が発揮できないことで、パフォーマンスが低下している状態」。成長の停滞期であるプラトー期とは似て非なるもののようです。
「プラトー期」に陥りがちな危険な思考
このプラトー期に、「私には英語の才能がないんじゃないか」「自分のTOEICの点数はこれで頭打ちかも」「こんなに成果がでないなんて、もう英語なんて見たくもない…」とネガティブな気持ちになってしまう方はとても多いと思います。英語学習には継続して努力することが欠かせません。ここで挫折してしまい、せっかく頑張ってきた英語学習をやめてしまうことは、非常にもったいないことです。
プラトー期を乗り切る4つの方法
では、英語学習者がプラトー期を乗り切り、再び勉強に励むためにはどうしたら良いのでしょうか?ここで、おすすめの4つの方法をご紹介します。
今がプラトー期であることを自覚する
最も重要なのは、自分の英語力に伸び悩みを感じたとき、これがプラトー期であると自覚することです。英語力は、決して一定の右肩上がりに伸びていくものではありません。誰もが憧れるような英語力の高い人も、ぐんぐん成長する時期もあれば、停滞する時期も経て、それを繰り返しながら現在の英語力を手に入れています。
プラトー期は正常な成長過程です。まずはそのレベルまでたどり着いた自分を認め、肯定してあげましょう。
さらに成長できると信じる
先述したように、誰でも成長期と停滞期を繰り返して英語力を伸ばしていきます。これはつまり、停滞期は一時的なもので、その時期を脱すればさらなる成長が待っているということでもあります。その成長を信じ、今は我慢の時だと思いコツコツ努力を続けましょう。その努力は決して無駄にはならず、あなたをさらなる高みへ連れて行ってくれるはずです。
自分の目標を再確認する
ネガティブな気持ちになっているときほど、自分がなぜ英語力を身につけたいのか、どういったスキルを身につけたいのかという目標を見失いがちです。目標を見失ってしまうことは、学習するモチベーションの低下も招いてしまいます。落ち込んでいるときこそ自分を見つめ直し、学習を始めた当初の気持ちや、なりたい理想像、達成したい目標をしっかりと再確認してみましょう。
英語を楽しめるコンテンツを活用する
この時期に英語を嫌いになってしまわないよう、英語は本来楽しいものだということを忘れないようにしましょう。これまで参考書や単語帳などの学習ツールを中心に英語に触れてきた方は、英語を楽しめる以下のようなものを、生活に取り入れてみることもおすすめです。
YouTube
TOEIC学習者向けのレクチャー動画などは知識として役に立つほか、コメント欄では今まさに英語学習をしている視聴者のコメントを見ることもでき、「みんな頑張っているんだ…!」とモチベーションをアップさせてくれます。また、英語ネイティブの方がゲーム実況をしている動画など、自分の興味のある分野の生きた英語を聞くこともできます。
マンガ
日本のマンガは今や海外でも大人気なので、多くの作品が英語でも楽しめるようになっています。自分が既に読んだことがある作品で、ストーリーやセリフを何となく覚えているようであれば、英語ネイティブ向けに英語のみに翻訳されたものがおすすめです。また、英語初心者や、まったくストーリーを知らない作品を楽しみたいという方には、日本語と英語が併記された「バイリンガル版」がある作品もあり、こちらがおすすめです。
ジャンルによっては、生活であまり使われないような会話ばかりが展開されます。自分が使う英会話に役立てたいという方は、日常系の作品を選ぶと良いでしょう。
SNS
現在、多くのハリウッドスターや著名人が、TwitterやInstagramなどSNSのアカウントを持っており、日々更新しています。自分の好きな人、応援している人がどういった発言をし、どのような生活をしているか垣間見ることもでき、ストレスなく生きた英語に触れる大チャンスです。
ディズニー映画
洋画では登場人物がスラングを使うことも多く、またハッキリとわかりやすく話す場面ばかりではないので、字幕なしで理解することは英語上級者でも相当難しいことです。ですが、ディズニー映画など子供も観るような作品であれば、ストーリーもセリフも比較的わかりやすく、良いリスニング教材になってくれます。すべてを理解しようと気負わず、リラックスして観るようにしましょう。
外国人の友人をつくる
「もう英語なんて嫌だ…」という気持ちになってしまったとしても、いざ外国人の友人を目の前にすると、いつのまにか頑張って英語で話してしまいます。気が付けば「もう少しこういうことを伝えたかったな」と、学習に対するモチベーションも上がっているものです。日本ではなかなか外国人と自然に出会う機会がなくハードルが高いかもしれませんが、「Meetup」や「Language Exchange」、「英会話カフェ」など、日本在住の外国人と出会えるサービスの提供も増えてきているので、試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、多くの英語学習者が悩まされるプラトー期と、その時期を乗り切る方法についてお話ししました。筆者もこれまでに数回のプラトー期に悩まされ、とくに初めは「プラトー期に突入した」という自覚もなく大変苦しみ、あの手この手で乗り越えてきました。
英語学習者にとって、プラトー期を乗り越えられるか、そこであきらめて挫折してしまうかが、まさに英語上達への分かれ道です。停滞期は一時的なものと割り切って自分を信じ、英語を楽しみつつ乗り切りましょう!
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。