「実家に帰る」や「帰省する」は英語で何と言う?英語ならではの感覚の違いも紹介!
夏休みや春休みなど、長期休暇を使って帰省する機会はよくありますよね。
そんな帰省ですが、英語ではなんと言うのかご存知でしょうか?
長期休暇明けに、外国人から「休暇は何をして過ごしていたの?」と聞かれた際に、スマートに答えたいですよね。
しかし、「実家に帰っていました。」や「帰省をしていました。」を英語で表現する時には、少し注意をして英語を組み立てなければ相手に大きな誤解を与えてしまうリスクがあります。
日本語と英語の間に文化の違いからくる感覚のギャップがあるからです。
この記事ではそんな感覚や考え方の違いを押さえながら、「帰省する、実家に帰る」の英語表現についてお伝えしていきます。
この記事を読み終わる頃には、日本人が間違えがちな「帰省する、実家に帰る」表現について、日本語と英語の考え方の違いを払拭して適切に表現出来るようになっているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
【注意!】実家に帰る、帰省するの英語表現!
「英語も日本語と同じ言語なんだから、日本語から訳して伝えれば通じるだろう。」
英語を学び始めて間もない人はこう考える方も多いですが、英語と日本語には考え方や文化などの根本から違いがあり、直訳すると誤解を生むことがあります。
「実家に帰る、帰省する」を表現する場合もそのうちの一つです。
日本語からそのまま訳した時に誤解されやすいポイントを押さえながら、適切に相手に伝わる表現を身に着けていきましょう。
実家は「My home」ではない?
お盆休みや年末年始などが明けた際に「What did you do over the vacation?(先の休暇は何をしましたか?)」と聞かれることはよくありますよね。
その際、「帰省しました。」と言いたくてとっさに「I went to my home.」と答える方も多いのではないでしょうか?
一見問題が無いようにも見えますが、実はこの表現では「帰省した」という事実が伝わらないんです。
どうしてMy homeでは伝わらないの?
My homeは「現在住んでいる家」の事を表します。
なので「I went to my home.」と言うと「家にならいつも帰ってるじゃないか。(笑)」と思われてしまうんですね。
生まれ育った家を「My home」と言わないのは少し不思議な感覚を覚えるかもしれませんね。
なら「実家」は英語で何と表せばいいの?
英語で「実家」に当たる表現としては「Parent’s home」が挙げられます。
Parentが両親という意味なので、「両親の家」と言い表すことで「実家」を表現することが出来るということですね。
これが日本語と英語の考え方の違いだと言えますね。
日本よりも自立を重んじられる傾向のある英語圏では、学校を卒業して働き始めると実家から離れて自分の部屋を持つのが一般的。
なので両親が住んでいる実家を指す時は「両親の家」と呼ぶのが自然な感覚になるというわけです。
英語でなんて言うの?「実家に帰る、帰省する」の表現
ここまでで「実家」に対する日本語と英語との感覚、考え方の違いについて触れてきました。
それでは、ここからは実際にどんな英文を使って「帰省する、実家に帰る」を表すのかについて見ていきましょう。
「実家に帰る、帰省する」を表す英語表現
「実家に帰る、帰省する」を表す時は、前項で学んだ「Parent’s Home」と合わせて以下の動詞を使うと便利です。
- Visit
- Stay
- Go and see
順番に見ていきましょう。
1.Visit
まず「訪問する」という意味の「Visit」を使うことが出来ます。
- I am going to visit my parents this weekend.
今週末帰省する予定なんだ。
といった感じで「両親の家に訪問する。」という意味合いの英文を作ることで「帰省する」ことを伝えることが出来ます。
2.Stay
「滞在する」を表す「Stay」を使うことで「帰省する」を表すこともできます。
- I stayed at my parent’s house for couple of days.
二日間両親の家で過ごしたよ。
といった感じで「両親の家に滞在した。」の意味の英文を作ることで「帰省したよ。」の旨を伝えることが出来ますね。
3.Go and see
- I went and saw my parents in Saitama.
埼玉にいる両親に会ってきたよ。
といった感じで「Go and see」、つまり「会いに行く」というニュアンスで「帰省をする。」を伝えることもできますね。
3つに共通する大切な英語の感覚
以上に挙げた、Visit、Stay、Go and seeですが、帰省を表現する上でとても大切な共通点があります。
それは、両親の家に「お邪魔する」という意識があるということ。
日本では「いつでも帰ってきても良いんだよ。」という雰囲気で、実家でこそくつろぐことが出来る感覚がありますよね。
しかし、英語で表す時は「両親に会いに行く、両親の家に上げてもらう」という意識があると、日本語のイメージに引っ張られにくくなり適切な「帰省する、実家に帰る」を表現しやすくなります。
こうした英語での感覚を身に着けて、「表現のコアイメージ」を作ることで、本質的な英語力は向上していくのでぜひ意識してみてください。
言ってしまいがちな間違い
ここからは、日本人が間違えがちな「帰省する、実家に帰る」の表現について押さえていきます。
1.My hometown
日本語に訳すと「故郷」を表す英語の「My hometown」ですが、帰省を表す際にはあまり使われません。
帰省を表す際には、前項でお伝えした「両親を訪ねる」の感覚に基づいてVisit、Stay、Go and seeなどを用いて表現した方がより適切です。
母国語として英語を話さない人に慣れている人は推測して理解してくれるかもしれませんが、より適切な表現を用いた方が無難です。
2.Return ・ Go back to
帰省と言うと、その文字の通り実家に「帰る」わけですから、「Return to my parent’s home」や、「Go back to my parent’s home」といった「帰る」に関わる英単語を使いたくなりますよね。
しかし、I’m going back to my parent’s house.(実家に戻る予定だよ。)と相手に伝えると、相手からAre you going back for good?(もう戻ってこないの?)と受け取られてしまいがちです。
なので先ほどお伝えしたようにVisitやStay、Go and seeを用いた表現にするか、I’m going back to my parent’s home for a week.といったように期間を付け加えるとスムーズですね。
関連記事:「夏休み」や「夏季休暇」を英語で言えますか?外国人が使う表現を例文付きで紹介
最後に
「決められた期間内にどうしても英語を話せるようにならないといけない!」
そんな方には英語コーチングのTORAIZがオススメです。
英語コーチングとは、ただ英語を教えるだけでなく科学的根拠に基づいて効果的な勉強法を無理なく継続させる事に注力した英会話サービスです。
TORAIZは、そんなコーチング英会話の中でも継続率が91%以上!
英語力だけでなくコーチングの技術も洗練されたコンサルタントが、あなただけのために作られたスケジュールを管理しながら、無理なく挫折しない方法であなたをサポートします。
オンラインでの無料カウンセリングも実施しているので、少しでも興味を持った方はぜひご連絡くださいね。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。