「will」と「be going to」の違いをわかりやすく例文付きで解説【中学生・高校生でも分かる】
英語学習者にとって、「will」と「be going to」の使い分けは未来を表現する上で重要なポイントです。
この2つの表現は、どちらも未来を示しますが、使う場面やニュアンスが異なります。例えば、突然の決定には「will」を、事前に計画されたことには「be going to」を使うのが一般的です。
また、予測や強い意志を表現する際にも、それぞれ異なる役割を果たします。本記事では、中学生・高校生でもわかりやすく、例文を交えながら「will」と「be going to」の違いを詳しく解説します。
興味がある方はぜひチェックしてみてください。
「will」と「be going to」の違いをわかりやすく解説
「will」と「be going to」の違いを以下3つの観点からわかりやすく解説します。
- 未来の行動について
- 未来への予想について
- 強い意志について
それぞれ詳しく見てみましょう。
未来の行動について
「will」と「be going to」は未来の行動を表す際に使われますが、使い方に違いがあります。
「will」はその場で決断した行動を指します。たとえば、友達に急に助けが必要だと聞いて、「I’ll help you」(手伝うよ)と言う場合、その場で決めた行動です。
一方で「be going to」は事前に計画していた行動を表します。たとえば、「I’m going to visit my grandparents next week」(来週、祖父母を訪問する予定です)は、すでに決めていた未来の計画です。
簡単に言うと、「will」は即時の決定、「be going to」は既に計画された行動を指すのが大きな違いです。
また、日常の会話では「be going to」の方が使われる頻度が高いと言えます。これは、特に自分の予定や事前に計画していた行動を伝える場合に自然な表現だからです。例えば、学校の友達と「週末に遊びに行く予定だよ」という場合は、「I’m going to hang out with friends this weekend」というように「be going to」を使うことが一般的です。
このように、未来の行動を表す際には、行動がその場で決まったのか、それとも前もって計画されていたのかを考えて使い分けることがポイントです。
例文を5つ紹介します。上記の違いを踏まえてチェックしてみてください。
- I’ll call you when I get home.
家に着いたら電話するよ。 - He’s going to visit his parents next week.
彼は来週、両親を訪問する予定だ。 - We’ll order pizza for dinner.
夕食にピザを注文するよ。 - They’re going to build a new house next year.
彼らは来年、新しい家を建てる予定だ。 - I’ll help you with your homework.
宿題を手伝うよ。
未来への予想について
未来を予測する際にも、「will」と「be going to」は異なる意味合いで使われます。
「be going to」は、何かしらの根拠や証拠がある場合に使われます。たとえば、「It’s going to rain soon」(もうすぐ雨が降りそうだ)という表現は、空が曇っているなど、予測に対する具体的な根拠がある場合です。
一方で「will」は、話者の主観的な予測や期待に基づいて未来を語る場合に使用されます。「I think it will be a good day」(今日はいい日になると思う)という表現は、特定の根拠がなく、話者の感覚や希望に基づいた予測です。
また、「will」は、推測や感覚的な未来の出来事を予測する際に使われることが多く、具体的な証拠や準備がない場合に多く用いられます。
逆に、「be going to」は「証拠」や「根拠」がある場合に用いるのが一般的で、どちらが適切かを判断する際には、予測の根拠が明確かどうかが重要なポイントとなります。
英語学習者がこの2つを正しく使い分けるためには、その場の文脈や状況に応じて、予測に対する確信度合いや証拠の有無を考慮する必要があります。
例文を5つ紹介します。上記の違いを踏まえてチェックしてみてください。
- It’s going to snow tomorrow.
明日は雪が降りそうだ。 - I think she’ll pass the exam.
彼女は試験に合格すると思う。 - The team is going to win the match.
チームは試合に勝ちそうだ。 - I’m sure he’ll be late again.
彼はまた遅刻するに違いない。 - It’s going to be a long day.
長い一日になりそうだ。
強い意志について
「will」は話者の強い意志を表す際にも使われます。
例えば、「I will never give up」(絶対に諦めない)という表現は、強い決意や固い意志を示す典型的な用法です。この場合、「will」は単なる未来の予測ではなく、何があってもその行動をやり遂げるという確固たる意志を表しています。
一方で「be going to」は、すでに決まっている予定や計画を伝えるニュアンスが強いため、強い意志を表すには少し不適切です。
例えば、「I’m going to study hard tonight」(今夜、勉強するつもりです)という表現では、あくまで事前に計画されていた内容を淡々と伝えているだけで、意志の強さが強調されていません。
強い意志を伝えたい場面では、必ず「will」を使うことが一般的です。
また、ビジネスの場面や公式なスピーチなどでも、決意を示す場合に「will」は多く使われます。例えば、CEOが会社のビジョンについて語る際に「We will achieve our goals」(私たちは目標を達成する)と言うことで、強い意志を示すことができます。
このように、強い決意や固い意志を示すときは、即時の決定に使う「will」を選ぶのが最も適切です。
例文を5つ紹介します。上記の違いを踏まえてチェックしてみてください。
- I will never give up on my dreams.
絶対に夢を諦めない。 - We will complete the project by the deadline.
私たちは締め切りまでにプロジェクトを完了させる。 - I will stand by you no matter what.
何があっても君のそばにいるよ。 - She will fight for her rights.
彼女は自分の権利のために戦うだろう。 - We will succeed, no matter how hard it gets.
どんなに困難でも、私たちは成功する。
まとめ
「will」と「be going to」は、どちらも未来を表す表現ですが、使い分けが重要です。
今回の記事では、それぞれの特徴や使い方を例文付きで詳しく解説しました。
ポイントは、突発的な決定や強い意志を示すときは「will」を、事前に計画されたことや具体的な予測には「be going to」を使うことです。
これらの違いをしっかり理解することで、より自然で正確な英語表現ができるようになるでしょう。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。