英語の前置詞「as」の意味や使い方を例文付きで解説
英語の前置詞「as」は、役割や状況、条件を表すときに使われる非常に多様な表現です。
その柔軟な使い方は「~として」「~のように」「~の時に」など、文脈によって大きく異なります。
さらに、「as soon as」や「as if」などのイディオムを覚えると、英語表現の幅が一層広がります。
本記事では、「as」の基本的な意味や使い方、イディオムの具体例を例文付きで詳しく解説します。
英語学習者にとって必須の知識をわかりやすくお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
目次
英語の前置詞「as」の意味や使い方
英語の前置詞「as」は、役割や状況、立場を表す際に使われる多義的な表現です。
主に「~として」「~のように」「~の時に」のような意味を持ち、文脈に応じて適切な使い方を選ぶ必要があります。
この柔軟な用法は、英語を使いこなす上で重要なポイントです。
「~として」
「as」は、特定の役割や職業、立場を表す場合に使われます。
例文:
- He works as a teacher.(彼は教師として働いています。)
- This can be used as a tool.(これは道具として使えます。)
- She was chosen as the team leader.(彼女はチームリーダーとして選ばれました。)
- As a parent, you have many responsibilities.(親として、多くの責任があります。)
- He is respected as an expert in his field.(彼はその分野の専門家として尊敬されています。)
「~のように」
比喩的に「~のように」というニュアンスを加えたい場合にも使われます。
例文:
- She sings as an angel would.(彼女は天使のように歌います。)
- They treated him as a hero.(彼らは彼を英雄のように扱いました。)
- He performed as expected.(彼は期待通りに行動しました。)
- The building stood as a symbol of hope.(その建物は希望の象徴のように立っています。)
- She spoke as if she knew everything.(彼女は全てを知っているかのように話しました。)
「~の時に」
時間や状況を表し、「~の時に」という意味を持ちます。この場合は接続詞としても使われることがあります。
例文:
- As a child, he loved reading books.(子供の頃、彼は本を読むのが大好きでした。)
- She joined the team as it was forming.(チームが結成されている時に彼女が加わりました。)
- I saw her as she was leaving the building.(彼女が建物を出る時に見かけました。)
- The lights went out as we were watching a movie.(映画を見ている時に停電しました。)
- As the sun set, the sky turned orange.(太陽が沈む時、空はオレンジ色に変わりました。)
「as」は文脈により意味が異なるため、それぞれの用法を具体的な例文で学ぶことが大切です。
この前置詞を正確に理解することで、英語表現の幅が広がり、より自然な文章が書けるようになります。
英語の「as」を使ったイディオム
英語の「as」を使った以下5つのイディオムを紹介します。
- as soon as
- as well as
- as far as
- as if
- as much as
それぞれ詳しく見てみましょう。
as soon as
「as soon as」は、ある出来事が起こるとほぼ同時に次の出来事が続くことを表します。
時間的な連続性を強調する際に使われ、日常会話からビジネスシーンまで幅広く活用されます。
例文:
- I’ll call you as soon as I arrive at the station.
(駅に着いたらすぐに電話します。) - As soon as the rain stopped, they went outside to play.
(雨が止むとすぐに、彼らは外に遊びに行きました。) - She started crying as soon as she heard the bad news.
(その悪い知らせを聞くとすぐに彼女は泣き始めました。)
as well as
「as well as」は、「~だけでなく」と言いたいときに使われ、追加情報を伝える際に便利な表現です。
並列的なニュアンスを持ち、フォーマルな場面でも使用されます。
例文:
- She is fluent in French as well as English.
(彼女は英語だけでなくフランス語も流暢に話します。) - The project requires creativity as well as technical skills.
(そのプロジェクトには、技術的なスキルだけでなく創造力も必要です。) - He enjoys hiking as well as camping.
(彼はキャンプだけでなくハイキングも楽しみます。)
as far as
「as far as」は、知識や範囲の限界を示し、「~の限りでは」という意味で使われます。
話者がどこまで知っているか、または影響が及ぶかを限定的に示します。
例文:
- As far as I know, he hasn’t decided yet.
(私の知る限りでは、彼はまだ決めていません。) - As far as this project is concerned, we’re on schedule.
(このプロジェクトに関して言えば、予定通り進んでいます。) - As far as I can see, there’s no reason to worry.
(私が見る限り、心配する理由はありません。)
as if
「as if」は、現実ではない仮定の状況を表現し、「まるで~のように」という意味を持ちます。
仮定法を伴うことが多く、比喩や誇張表現として使われます。
例文:
- He talks as if he knows everything.
(彼はすべてを知っているかのように話します。) - She looked at me as if I had said something wrong.
(彼女は、私が何か間違ったことを言ったかのように私を見ました。) - It feels as if time has stopped.
(時間が止まったかのように感じます。)
as much as
「as much as」は、数量や程度の比較を行う際に使われ、「~と同じくらい」という意味を持ちます。
物や行動の比較に適しています。
例文:
- I love reading as much as I love writing.
(私は執筆と同じくらい読書が好きです。) - He doesn’t work as much as he used to.
(彼は以前ほど働いていません。) - She enjoys cooking as much as traveling.
(彼女は旅行と同じくらい料理を楽しんでいます。)
まとめ
英語の前置詞「as」は多義的で、役割、比喩、時間、条件など、さまざまな意味を持つ便利な表現です。
本記事では、その基本的な使い方から日常で役立つイディオムまでを紹介しました。
「as soon as」や「as if」などのイディオムを活用することで、英語のニュアンスをより自然に伝えることができます。
例文を繰り返し練習し、実際の会話やライティングに取り入れてみてください。
「as」の正しい使い方をマスターすることで、英語表現の幅が大きく広がるはずです。
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それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。