たまたまは英語で何と言う?4つの表現を例文付きで解説
「たまたま」という表現は、偶然や予期しない出来事を伝える際に日本語でよく使いますが、英語でどう表現するかは状況によって異なります。
本記事では、「たまたま」を表現するための4つの英語表現 happen to, by accident, by chance, unexpectedly を、それぞれの使い方と共に解説します。
これらの表現を使い分けることで、英語での偶然の出来事をより自然に表現できるようになります。
たまたまは英語で何と言う?
「たまたま」を意味する表現は複数あります。その中でも主なものは、以下の4つです。
- happen to
- by accident
- by chance
- unexpectedly
それぞれ例文付きで詳しく解説します。
happen to
「happen to」は、何かが偶然に起こる場合に使われる表現です。
このフレーズは、予期しない出来事や計画外の出来事が発生したことを伝える際に非常に役立ちます。
特に、物事が偶然のタイミングで起こったり、意図せずに何かをしたときに使われます。
「happen to」には、しばしば動詞が続き、その動詞の後には名詞や動詞の原形が来ます。日本語の「たまたま~する」「偶然~する」というニュアンスに対応します。
「たまたま」という意味で「happen to」を使った例文は以下のとおりです。
- I happened to see her at the store.
(私はたまたま店で彼女を見かけました。) - Do you happen to know where she went?
(あなたはたまたま彼女がどこに行ったか知っていますか?) - He happened to be in the right place at the right time.
(彼はたまたま、適切な場所に適切な時間にいました。) - I happened to find this book on the shelf.
(私はたまたま棚でこの本を見つけました。) - They happened to arrive just as the event was starting.
(彼らはイベントが始まった瞬間にたまたま到着しました。)
by accident
「by accident」は、何かが意図せずに発生したことを示す表現です。
通常は「うっかり」や「偶然」の意味合いで使われ、行動が意図的でなく、予期しなかった結果をもたらすことを強調します。
この表現は、主に動作や行為に関して使われ、過去の行動を説明する際に便利です。
「by accident」は、何かを意図的にやったわけではないというニュアンスを伝えるため、特に失敗やミスに関連して使われることが多いです。
「たまたま」という意味で「by accident」を使った例文は以下のとおりです。
- I broke the glass by accident.
(私はうっかりグラスを割ってしまいました。) - She deleted the file by accident.
(彼女はうっかりファイルを削除してしまいました。) - We met by accident at the cafe.
(私たちはカフェでたまたま会いました。) - I by accident found the solution to the problem.
(私はうっかり問題の解決策を見つけました。) - The child hurt herself by accident while playing.
(その子供は遊んでいるうちにうっかり怪我をしました。)
by chance
「by chance」も「偶然に」という意味で、何かが予期せずに発生した場合に使いますが、「happen to」よりもさらにランダム性や偶然性が強調されます。
この表現は、物事が意図的にではなく、完全に運や偶然の要素によって起こった場合に使われます。
「by chance」は、特に人々が偶然出会ったり、偶然に何かを見つけたりする場面でよく使われます。また、運命的な出会いや出来事に対しても使われることがあります。
「たまたま」という意味で「by chance」を使った例文は以下のとおりです。
- We met by chance at the park.
(私たちは公園で偶然に会いました。) - I found this key by chance while cleaning.
(掃除しているときに、この鍵を偶然見つけました。) - He got the job by chance.
(彼は偶然その仕事に就きました。) - The event was by chance organized in my neighborhood.
(そのイベントは偶然私の近所で開催されました。) - She heard about the news by chance from a friend.
(彼女は友達から偶然そのニュースを聞きました。)
関連記事:英語「by」の使い方をどこよりも分かりやすく例文付きで解説
unexpectedly
「unexpectedly」は、「予期せずに」や「突然」という意味で、物事が予想外に起こった場合に使います。
この表現は、何かが計画通りに進んでいなかったり、想定していなかったタイミングで起こった場合に強調する言葉です。
予測できなかった出来事や、予想外の反応などに使われることが多いです。
「unexpectedly」は、状況が突然変わった場合や、予想していた結果が異なった場合に使われます。
「たまたま」という意味で「unexpectedly」を使った例文は以下のとおりです。
- He arrived unexpectedly at the party.
(彼はパーティーに予期せず到着しました。) - The meeting ended unexpectedly early.
(会議は予期せず早く終わりました。) - She unexpectedly won the competition.
(彼女は予期しない形でコンペティションに勝ちました。) - The weather changed unexpectedly during the hike.
(ハイキング中、天気が予期せず変わりました。) - Unexpectedly, I got a call from my old friend.
(予期せず、私は昔の友達から電話をもらいました。)
ここまで4つの表現を紹介しました。それぞれ似たニュアンスの英語表現ですが、違いは以下のとおりです。
- happen to:予期しない出来事を強調する。
- by accident:ミスや予期しない結果に焦点を当てる。
- by chance:特に偶然の出会いや予測できない状況に使用。
- unexpectedly:特に時間や状況が突然変わる場合に使用。
まとめ
英語で「たまたま」を表現する方法は、文脈によって異なります。
happen to は偶然に行動したこと、by accident はうっかりミスや意図しない結果、by chance は完全に運や偶然による出来事、unexpectedly は予期しなかった突然の変化を表現します。
それぞれの違いを理解し、適切な場面で使い分けることが、より自然な英語の表現を実現するための鍵です。
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英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。