「ものもらい」は英語で何と言う?結膜炎・霰粒腫など関連表現とともに解説
日本ではごく身近な症状ですが、いざ英語で説明しようとすると「なんて言えばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実は「ものもらい」に対応する英語表現はひとつではありません。stye(sty)をはじめ、結膜炎(conjunctivitis)、霰粒腫(chalazion)など、見た目や症状が似ていても異なる病名が使われることがあります。
本記事では、「ものもらい」の基本的な英訳から、それに関連する目の病気や症状に関する英語表現まで、例文を交えてわかりやすく解説します。
英語で自分の体調を正しく伝えるための表現を、ここでしっかり身につけておきましょう。
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「ものもらい」は英語で何と言う?
「ものもらい」は英語で stye(またはsty) と言います。
これはまぶたの縁にできる赤く腫れたできもので、毛穴や汗腺に細菌が感染することで発生します。医学的には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と呼ばれ、痛みや腫れ、涙目などを伴うことが多いです。
stye という単語は口語でも一般的に使われ、日常英会話でも十分通じます。目の周囲にできる軽い感染症として扱われ、英語圏でも頻繁に見られる症状です。
stye は “I have a stye.” のように簡単に表現できますが、より詳しく説明したい場合は “red bump on the eyelid” や “eyelid infection” といった言い方もあります。
また、病院での診察時には症状を明確に伝えるため、痛みや腫れ、視界の違和感なども一緒に説明するとよいでしょう。
stye を使った例文
- I have a stye on my lower eyelid.
- 下まぶたにものもらいができました。
- This stye is really painful.
- このものもらいがとても痛いです。
- I put a warm towel on my stye to help it heal.
- ものもらいを治すために温かいタオルを当てました。
- She often gets a stye when she’s stressed.
- 彼女はストレスがたまると、よくものもらいができます。
- The doctor said the stye will go away in a few days.
- 医者は、ものもらいは数日で治ると言っていました。
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「ものもらい」に関連する英語表現
「ものもらい」に関連する以下3つの英語表現を例文付きで紹介します。
- 結膜炎
- 霰粒腫
- ニキビ
それぞれ詳しく見てみましょう。
結膜炎
「結膜炎」は英語で conjunctivitis と言います。
これは目の表面を覆う結膜が炎症を起こす状態で、赤く充血したり、目やにが出たりする症状が現れます。細菌やウイルスによる感染のほか、アレルギーが原因となることもあります。
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英語では “pink eye” という口語表現もあり、特にアメリカでは日常的に使われています。学校や職場で感染拡大を防ぐために注意が必要な疾患としても知られています。
conjunctivitis を使った例文
- I was diagnosed with conjunctivitis yesterday.
- 昨日、結膜炎と診断されました。
- Conjunctivitis is highly contagious.
- 結膜炎は非常に感染力が強いです。
- My eyes are itchy and red. Maybe it’s pink eye.
- 目がかゆくて赤いです。多分、結膜炎かもしれません。
- He caught conjunctivitis from his son.
- 彼は息子から結膜炎をうつされました。
- Avoid touching your eyes if you have conjunctivitis.
- 結膜炎のときは目を触らないようにしましょう。
霰粒腫
「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」は英語で chalazion と言います。
これはまぶたの中にある脂腺が詰まり、炎症を起こしてしこりのようになる症状です。痛みは少なく、赤みや腫れも軽いことが多いですが、長引く場合や大きくなる場合には切開や治療が必要となることもあります。
英語では、”a small lump on the eyelid” のように説明されることもあります。stye(ものもらい)と混同されやすいですが、chalazion は慢性的で痛みが少ない点が異なります。
chalazion を使った例文
- The doctor said it’s a chalazion, not a stye.
- 医者は、ものもらいではなく霰粒腫だと言っていました。
- I have a chalazion that won’t go away.
- 治らない霰粒腫があります。
- A chalazion is usually painless but annoying.
- 霰粒腫はたいてい痛みはないが、気になります。
- She had surgery to remove the chalazion.
- 彼女は霰粒腫を取る手術を受けました。
- The chalazion is located on the upper eyelid.
- その霰粒腫は上まぶたにあります。
ニキビ
「ニキビ」は英語で pimple や zit、医学的には acne と表現されます。
ものもらいや霰粒腫と同様に皮脂腺が詰まって炎症を起こす点で似ていることから、まぶたにできた小さなできものを軽く説明する際に “eyelid pimple” という言い方が使われることもあります。
ただし、医学的には stye や chalazion とは異なるものとして分類されます。英語学習者は、こうしたニュアンスの違いを理解して使い分けられるとベストです。
pimple を使った例文
- I got a pimple on my forehead.
- おでこにニキビができました。
- This looks like a pimple, but it’s actually a stye.
- これはニキビのように見えるけど、実はものもらいです。
- He’s worried about a pimple near his eye.
- 彼は目の近くにできたニキビを気にしています。
- I usually get pimples when I’m stressed.
- ストレスがたまると、よくニキビができます。
- That’s not a pimple—it needs to be checked by a doctor.
- それはニキビじゃなく、医者に診てもらう必要があります。
まとめ
「ものもらい」は英語で一般的に「stye」と訳されますが、症状や医学的な見解によっては「chalazion(霰粒腫)」や「conjunctivitis(結膜炎)」といった別の表現が適切な場合もあります。
また、似た見た目の「ニキビ(pimple)」なども状況によって使われることがあり、文脈を考慮した使い分けが重要です。今回ご紹介した英単語や例文を参考にすれば、医師とのやり取りや海外旅行中のトラブル時にも安心して対応できます。
目の症状に関する英語表現は知っておくと何かと便利なので、ぜひ日常会話やトラブル時の備えとして役立ててください。
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英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。