【分かりやすい】共通テスト英語で高得点を取得するための対策・勉強法まとめ
「共通テストの英語ってどんな試験なの?」「英語の得点を少しでも伸ばしたいな」とお悩みではありませんか。
本記事では、共通テスト英語の試験概要や対策・勉強法、コツについて、どこよりも詳しく解説しています。
記事を最後までチェックすれば、共通テストの英語に関することが一通り分かるはずです。
目次
共通テスト英語の試験概要
共通テストの英語では、リーディングとリスニングの能力を測定します。英検のように、ライティングやスピーキングの能力は問われません。
配点はリーディングとリスニングそれぞれ100点の合計200点満点で、試験時間はリーディング80分とリスニング60分の合計140分です。
ただしリスニングの試験時間60分のうち30分は、機器の動作確認等に使われます。よってリスニングの実質的な解答時間は30分です。
各大学は共通テスト英語の成績を利用する際に、配点比率を自由に設定できます(例えばリーディング3:リスニング1など)。ほとんどの大学が1:1の配点比率を採用しています。しかし志望大学の配点比率によって戦略が大きく変わってくるため、事前に確認しておきましょう。
共通テスト英語の問題構成と配点
共通テスト英語の問題構成と配点について表にまとめました。
まずはリーディングについて紹介します。共通テスト英語のリーディング問題を一度も見たことがない方は大学入試センターが公開しているリーディング問題と一緒にチェックしてみてください。
大問 | 内容 | 配点 |
1 | A 書籍情報の読み取り | 4 |
1 | B ウェブサイトの読み取り | 6 |
2 | A 施設案内文の読み取り | 10 |
2 | B 記事の読み取り | 10 |
3 | A ブログ記事の読み取り | 6 |
3 | B 雑誌記事の読み取り | 9 |
4 | 複数のブログ記事の読み取り | 16 |
5 | 伝記文の読み取り | 15 |
6 | A 論理的な文章の読み取り | 12 |
6 | B 論理的な文章の読み取り | 12 |
続いてリスニングについて紹介します。共通テスト英語のリスニング問題を一度も見たことがない方は大学入試センターが公開しているリスニング問題と一緒にチェックしてみてください。
大問 | 内容 | 配点 |
1 | A 短い発話の内容に合う英文を選ぶ | 16 |
1 | B 短い発話の内容に合う絵などを選ぶ | 9 |
2 | 短い対話の内容に合う絵などを選ぶ | 16 |
3 | 短い対話の内容について、質問に対する答えを選ぶ | 18 |
4 | A やや長めの発話の内容に沿って情報を整理する | 8 |
4 | B 複数の発話を比較して、条件に最もふさわしい発話を選ぶ | 4 |
5 | 社会的話題に関する講義を聞き、質問に対する答えを選ぶ | 15 |
6 | A 二人の会話を聞いて、質問に対する答えを選ぶ | 6 |
6 | B 長めの会話・議論を聴いて、質問に対する答えを選ぶ | 8 |
共通テスト英語の平均点
共通テストは2021年度から実施された試験です。よって2021年度と2022年度の2年分の共通テスト英語の平均点データを表にまとめました。
科目 | 2022年度 | 2021年度 |
リーディング | 61.80 | 58.80 |
リスニング | 59.45 | 56.16 |
合計 | 121.25 | 114.96 |
「他の教科と比べても英語が特別苦手だな」という方は、まずは平均点超えを目指してみましょう。
共通テスト英語の対策・勉強法
共通テスト英語で高得点を取るために必要な対策・勉強法をリーディング、リスニングの順番で解説します。
それぞれ詳しく見てみましょう。
リーディング
リーディング対策では、まず始めに中学・高校レベルの単語や文法を覚えましょう。暗記は面倒だと感じるかもしれませんが、単語と文法の知識がないことには英文は一切読めません。
単語と文法を学んだ後は、英文を品詞ごとに分解して読んでみましょう。例えば「これが主語でこれが副詞で」といった形です。そうすることで多くの方が苦手とする長文読解への足がかりとなります。
リスニング
リスニング対策は、リーディング対策がひと段落着いてから始めるようにしましょう。なぜなら読めない英語はどう頑張っても聞き取れないからです。
初めて聞く英語の意味を推測できるわけがありません。よってまずは土台となる単語・文法・長文読解のような知識を、リーディング対策を通して磨くべきです。
リーディング対策を終えてリスニング対策を始める際は、ディクテーションとシャドーイングの2つの勉強法がおすすめです。
以下、社会人向けの記事で少し難しいかもしれませんが、ディクテーションとシャドーイングの方法について詳しくまとめています。
関連記事:ディクテーションとは?やり方や効果、シャドーイングとの違いを解説
関連記事:【初心者向け】シャドーイングとは?3つの効果と勉強方法(やり方)を解説
共通テスト英語で高得点を取得するための3つのコツ
共通テストの英語で高得点を取得するためには、効率よく対策を進めることが重要です。
共通テスト英語対策で今日から実践できる3つのことをまとめました。
- 時間配分を意識する
- 自分に合った参考書を揃える
- 過去問を使いこなす
それぞれ詳しく見てみましょう。
時間配分を意識する
共通テストの英語(リーディング)では、時間配分の意識が大切です。時間を気にせずに問題を解くと、時間内に最後まで解き終わらず、本来正解できるはずだった問題を落としてしまうかもしれません。
目の前の難問に時間を費やして正解するよりも、その後の簡単な問題に複数問正解した方が、共通テスト英語の点数はアップします。
では共通テストの英語(リーディング)では、どのような時間配分で問題を解き進めればいのでしょうか。目安を表にまとめました。
大問 | 時間配分の目安 |
大問1 | 8分 |
大問2 | 13分 |
大問3 | 10分 |
大問4 | 10分 |
大問5 | 14分 |
大問6 | 20分 |
上記の時間配分通りに問題を解き進めると、80分の試験時間が5分余る計算です。
余った時間は見直しや、難しかった問題をもう一度考える時間に使いましょう。
※リスニングは音声に沿って問題を解くだけなので、時間配分を意識する必要はありません。
自分に合った参考書を揃える
共通テストの英語対策には、参考書が欠かせません。
共通テスト英語の対策ができる参考書は、何冊も出版されています。「人気だから」と簡単に参考書を選ぶのではなく、じっくりと考えてから選びましょう。
共通テスト英語の参考書を選ぶ際のポイントは、以下の3つです。
- 自分の英語力に合った参考書を選ぶ
- 学習が必要な単元(リーディングなのかリスニングなのかなど)を見極めてから参考書を選ぶ
- 最後はデザインなどを見て気に入った方を選ぶ
また最初から何冊も購入する必要はありません。必要なものを1冊ずつ買い足していきましょう。そうすることで、参考書を買っただけで満足してしまうことを防げます。
過去問を使いこなす
共通テストの英語対策には、過去問も欠かせません。過去問を解くことで本番の感覚を掴めたり、現時点での自分がどのくらいのスコアを獲得できるのかなどを確認できます。
大学入試センターにて過去3年分の試験問題と解答が無料で公開されています(2022年時点では共通テストの実施回数が2回なので、2回分しか公開されていません)。
勉強の節目節目で過去問を解いて、今の実力をチェックしましょう。
過去問を解けば、その出来を参考に、それ以降の学習計画を立てられます。
まとめ
共通テスト英語の試験概要や対策・勉強法、コツについて解説しました。
共通テストまでの日数から逆算をして、学習計画を立て、早速勉強を始めましょう。
「自分の力だけでは共通テストまでに目標に間に合わない」「短期間で確実に英語力を伸ばしたい」とお考えの方は、英語コーチングスクールのトライズをご検討ください。
短期で英語を話せるようになりたい方に
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。