IELTSスピーキングの流れと試験概要まとめ【例題付き】
資格試験の対策をするには、その試験の概要やどういった流れで実施されるのかを知っておくことが重要です。概要や流れを知った状態で対策をするのと、知らない状態で対策をするのとでは、学習効率が大きく異なります。
そこで今回は、IELTSスピーキングの試験概要や試験の流れについて解説します。
IELTSの受験予定がある方で、スピーキングテストの対策をしたい方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
なお、IELTSスピーキングの対策・勉強法については、以下の記事で詳しくまとめています。
関連記事:【例題付き】IELTSスピーキングの対策・勉強法&コツまとめ
目次
IELTSとは?
まずは、IELTSの試験概要について、簡単に説明します。
IELTS(アイエルツ)とは、International English Language Testing Systemの略で、日本国外への留学や移住の際に必要とされる英語の資格試験です。
リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの英語4技能の力を測定します。
ケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシルが運営を行っています(日本では、英検を運営する日本英語検定協会がIELTSの運営も行っています)。
IELTSは、全世界で毎年約140万人近い方が受験しています。受験形式は、ペーパーとコンピューターがあります。受験料は25,380円です。
IELTSの試験概要についてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:IELTSとは?概要や受験のメリット・デメリットを解説!
IELTSスピーキングの試験概要
IELTSのスピーキングテストは、以下3つのパートで構成されています。
パート1: 自己紹介とインタビュー(4〜5分)
試験官の自己紹介の後、皆さん自身の自己紹介をするように促され、本人確認が行われます。試験官は、身近なテーマ(家族、仕事、研究、興味など)に関する一般的な質問をします。
パート2: スピーチ(3〜4分)
試験官から、特定のテーマについてのタスクカードが渡されます。このタスクカードには、スピーチの中でカバーできるポイントも含まれています。準備時間が1分与えられ、メモ用に鉛筆と紙が渡されます。テーマについて1〜2分間話します。試験官は、そのテーマについて1つか2つの質問をします。
パート3: ディスカッション(4〜5分)
試験官は、パート2のテーマに関連するその他の質問をします。受験者は、より一般的な問題と意見について述べる機会が与えられます。
(引用:IELTSスピーキング)
スピーキングテストは個室で試験官と一対一で行われます。質問は何度も繰り返してもらうことができ、アクセントや訛りはスコアに影響しません。またスピーキングテストの音声は録音されます。
IELTSスピーキングの流れ
IELTSスピーキングテストの流れについて、以下3つのパートに分けて紹介します。
- パート1: 自己紹介とインタビュー(4〜5分)
- パート2: スピーチ(3〜4分)
- パート3: ディスカッション(4〜5分)
それぞれ詳しく見てみましょう。
パート1: 自己紹介とインタビュー(4〜5分)
パート1はIELTSスピーキングの中でも最も簡単なパートです。
パート1では、自己紹介に加えて、日常的なトピックについて出題されます。トピックの例は以下の通りです。
- 仕事や学校
- 出身地
- 趣味
- スポーツ
- 天候
具体的には、以下のような質問がなされます。
- Where do you work?(どこで働いていますか?)
- What do you study?(何の勉強をしていますか?)
- What is your job?(どんな仕事をしていますか?)
- Do you like your job?(仕事は好きですか?)
- What is your hometown like?(地元について少し説明してください)
- What is your favorite room?(一番好きな部屋はどれですか?)
- Who do you live with?(誰と一緒に暮らしていますか?)
「〇〇です」のように一問一答形式で答えるのではなく、答えの後に1〜2文付け加えて、より詳細な状況を伝えるようにしましょう。
パート1で出題される質問は予想が立てやすいので、予め上記で紹介したような質問に対する答えは用意しておき、流暢に答えられるようにしておきましょう。
パート2: スピーチ(3〜4分)
パート2では、試験官からスピーチに関するトピックカードが渡されます。そしてトピックカードの下には、トピックに関する質問が複数記載されています。
トピックカードとその下の質問をもとに1分間の準備を行い、その後に2分間のスピーチを行います。
1分間の準備時間では、メモを取ることが可能です。
トピックと質問の例は以下の通りです。
トピック例
- Describe a book you have recently read.(最近読んだ本について)
質問の例
- what kind of book it is(どんなタイプの本か)
- what it is about(何について書かれてあるか)
- what sort of people would enjoy it(どんなタイプの人が喜日そうか)
- and explain why you liked it.(なぜその本が好きなのか)
パート2では、全ての質問に答える必要はありません。「答えたい質問」というよりかは「簡単に答えられそうな質問」を瞬時にピックアップして、スピーチ内容を考えましょう。
パート3: ディスカッション(4〜5分)
パート3では、パート2のトピックに関連する質問が出題されます。パート3で出題される質問の例は以下の通りです。
- When do people wear traditional clothing in your country?(あなたの国では、いつ伝統的な衣装を着ますか?)
- What role should the teacher have in the classroom?(教室の中で、先生の役割は何ですか?)
- Is family important in your country?(あなたの国では家族は大切ですか?)
- What is a balanced diet?(バランスの取れた食事とはどのようなものですか?)
- Do you think there will be less illness in the future?(将来、病気は少なくなると思いますか?)
パート2ではトピックに対する自分の状況を述べますが、パート3ではトピックに対する一般的な意見などを述べます。
まとめ
IELTSスピーキングの試験概要や試験の流れについて解説しました。
IELTSスピーキングに関することが一通り分かったら、早速IELTSスピーキングの対策を始めましょう。
IELTSスピーキングの対策・勉強法については、以下の記事で詳しくまとめています。
関連記事:【例題付き】IELTSスピーキングの対策・勉強法&コツまとめ
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それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。