IELTS for UKVIとは?IELTSとの違いや試験日程、申し込み方法について解説
IELTSにはいくつもの試験の種類があり、それぞれどう異なるのか、どれを受験すれば良いのかわかりませんよね。
そしてIELTS for UKVIは、イギリス留学を検討している方のためのIELTSです。
今回はIELTS for UKVIの試験概要や他のIELTSとの違い、試験日程や申し込み方法についてまとめました。
IELTS for UKVIの受験を検討している方や、IELTS for UKVIについて詳しく知りたい方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
目次
IELTS for UKVIとは?
冒頭でもお伝えしたとおり、IELTS for UKVIはイギリスへの留学時に必要となる試験です。
IELTS for UKVIを一言で表すと、通常のIELTSと全く同じではあるものの、セキュリティ面だけ強化された試験です。
2014年4月に、TOEICやTOEFLで相次いで発生した集団不正に伴い、イギリス政府から「TOEICやTOEFLをビザ申請時に提出する英語力の証明として承認しない」という声明が発表されました。
「より信頼性の高い英語試験が必要」というニーズから生まれたのがIELTS for UKVIです。
イギリス以外の国への留学や移住にIELTSを使う際は、IELTS for UKVIではなく通常のIELTSを受験します。
しかしイギリスに留学や移住をする場合はIELTS for UKVIを受験しなければなりません。
IELTS for UKVIと通常のIELTSの違い
IELTS for UKVIと通常のIELTSの違いは以下のとおりです。
- セキュリティ性が高い
- 受験料が高い
- 受験会場が限られている
それぞれ詳しく解説します。
セキュリティ性が高い
IELTS for UKVIは、不正を防止するために開発された試験です。よって試験内容は通常のIELTSと同じであるものの、セキュリティ面は通常のIELTSよりも高くなっています。
具体的には、IELTS for UKVIでは全てのセクションにて試験中の会場内が録画されています。また鉛筆や消しゴムといった筆記用具を持ち込むことはできません。筆記用具は試験会場で配布されます。
そこに通常のIELTSと同じようなパスポートの確認や指紋採取、写真撮影などが加わります。
もちろん不正はいけないことですが、中には不正をしてまで留学や移住のチケットを手にしようとする方がいるのも事実です。実際にTOEICやTOEFLといった試験では過去に不正が明るみになっています。
しかしIELTS for UKVIは他の英語資格試験と比較してもセキュリティが高いので、不正は容易ではありません。
受験料が高い
IELTS for UKVIの受験料は、通常のIELTSと比べると高いです。
まず通常のIELTSでは、ペーパー形式の試験の受験料が25,380円、コンピューター形式の試験の受験料が26,400円となっています。
そしてIELTS for UKVIの受験料はペーパー形式コンピューター形式ともに29,400円です。
IELTS for UKVIと通常のIELTSでは、5,000円弱の受験料の違いがあります。IELTSは、他の英語資格試験と比較してただでさえ受験料が高い試験です。IELTS for UKVIの場合は、1回受験をするだけで29,400円かかるので、負担がさらに大きくなります。
よって万全な対策をした状態で試験に臨むことが求められます。IELTSの対策方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:【独学OK】IELTSの勉強法・対策法を初心者向けに解説!最短1ヶ月でも実践可能
IELTSの受験料については、以下の記事で詳しく解説しています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
関連記事:IELTSの値段や割引の有無、受験料支払い方法について分かりやすく解説
受験会場が限られている
IELTS for UKVIと通常のIELTSでは、受験会場に違いがあります。まず通常のIELTSのペーパー形式の試験会場は、以下の16都市です。
- 札幌
- 函館
- 東京
- 横浜
- 埼玉
- 山梨
- 名古屋
- 大阪
- 京都
- 神戸
- 岡山
- 広島
- 福岡
- 北九州
- 熊本
- 長崎
続いて通常のIELTSのコンピューター形式の試験会場は以下の4都市です。
- 東京
- 名古屋
- 大阪
- 京都
一方でIELTS for UKVIの試験会場は、東京と大阪の2都市だけです。
ただでさえ試験会場が限られていて、地方在住者にとっては受験に手間がかかるIELTSですが、IELTS for UKVIを受験するのであれば東京か大阪まで遠征をしなければなりません。
場合によってはIELTS for UKVIのために一泊するといったケースもあるでしょう。
IELTS for UKVIの申し込み方法
ここでは、IELTS for UKVIの申し込み方法について簡単に解説します。まずIELTS for UKVIにはいか4つの種類があります。
- IELTS for UKVI Academic
- IELTS for UKVI General Training
- IELTS Life Skills A1
- IELTS Life Skills B1
これらのうちどの試験が求められているのかを確認しましょう。
どの試験を受験するかが分かったら、オンライン受験申し込みサイトにて申し込みを行います。この際パスポートが必要ですので、事前に準備をしておいてください。
試験の申込締め切りは、希望試験時の3日前までです。3日前が土日祝日に当たる場合は、その直前の平日までとなります。
支払い方法はクレジットカードを使ったオンライン決済のみです。試験日の3日前に登録したメールアドレス宛にConfirmation Noticeが届いたことを確認できたら、申込終了となります。
IELTS for UKVIの試験日程
IELTS for UKVIの試験日程については、以下のページよりご確認いただけます。
IELTSは、他の英語資格試験と比べて実施回数が多い試験です。また3日前まで申し込みができます。よって試験日程については、ある程度希望通りに調節ができるはずです。
「IELTSをいつ受験すれば良いか悩んでいる」という方は、以下の記事をチェックしてみてください。どうやってIELTS for UKVIの日程を決めれば良いかが分かります。
まとめ
IELTS for UKVIの試験概要や他のIELTSとの違い、試験日程や申し込み方法について解説しました。
IELTS for UKVIの試験内容は通常のIELTSと同じです。しかしIELTS for UKVIと通常のIELTSには、以下3つの違いがあります。
- セキュリティ性が高い
- 受験料が高い
- 受験会場が限られている
セキュリティについては、試験が公平に行われるため、高いに越したことはありません。しかし受験料と受験会場については、多くの受験者にとって直接的な問題になりえます。
これらの違いを考慮した上で、IELTS for UKVIの受験に臨みましょう。
IELTSの対策方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:【独学OK】IELTSの勉強法・対策法を初心者向けに解説!最短1ヶ月でも実践可能
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それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。