TOEIC700点は上位30%のレベル!1ヶ月で達成するための勉強時間や必須参考書を紹介
「英語を武器にしたい」「昇進や転職に備えたい」と考える方にとって、一つの目標となるラインでしょう。
本記事では、TOEIC700点のレベル感や勉強に必要な時間、おすすめの参考書、さらには1ヶ月で達成するための具体的な方法までを詳しく解説します。
短期間でスコアアップを狙う方は、ぜひ参考にしてください。
目次
TOEIC700点は受験者上位30%のレベル
TOEIC695点以上取得者の割合を、年度別にまとめました。
- 2023年度:33.8%
- 2022年度:33.1%
- 2021年度:33.3%
- 2020年度:35.7%
- 2019年度:29.0%
出典:TOEIC PROGRAM DATA&ANALYSIS 2024、2023、2022、2021、2020
上記5つの平均は、32.98です。
そのためTOEIC700点は、TOEIC受験者の上位30%であると言えます。
TOEIC受験者の多くは、日常的に英語を学んでいます。そのため日本全体で見れば、上位30%よりさらに上の英語力を有していると言えるでしょう。
TOEIC公式によるとBレベル
以下はTOEIC公式が公開する、スコアごとのレベルです。
レベル | TOEICスコア | 評価 |
A | 860 | Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる |
B | 730 | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている |
C | 470 | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる |
D | 220 | 通常会話で最低限のコミュニケーションができる |
E | – | コミュニケーションができるまでに至っていない |
(PROFICIENCY SCALEを参考に筆者作成)
TOEIC700点は、上記表では上から2番目のBに最も近いスコアとなります。
英検に換算すると2級レベル
TOEICで700点を取得すると、おおよそ英検2級に相当すると考えられます。
これは、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)を基準にした各種英語試験の比較に基づくもので、TOEIC700点がCEFRの「B1」レベルに該当し、同レベルの英検資格が2級であるためです。
※CEFRとは、外国語の運用能力をA1〜C2の6段階で共通評価する国際的な指標のことです。
文部科学省が公表している「CEFRとの対照表(各英語試験団体提供のデータ)」によると、CEFR B1に該当するスコアは、TOEICで600〜785点、英検では2級とされており、TOEIC700点はその中間に位置します。
出典:文部科学省 各試験団体のデータによるCEFRとの対照表
さらに補足すると、TOEIC700点は他の試験で言えば、IELTSのスコアでは4.0〜5.0程度、TOEFL iBTでは42〜71点ほどに相当します。
これらの数値はあくまで目安ですが、TOEIC700点がどの程度の英語力かを他の試験と比較する際に役立つでしょう。
関連記事:IELTS5.0のレベル・勉強時間・勉強方法完全まとめ
TOEIC700点の取得に必要な勉強時間
TOEIC700点を取得するために必要な勉強時間は、現在の英語力によって大きく異なります。
例えばTOEIC400点レベルの人が700点を目指す場合、一般的には約300〜400時間の学習が必要とされています。
一方で既に600点前後を持っている人であれば、100〜150時間の追加学習でも到達できる可能性もあるでしょう。
英語力が高い人ほど、基礎文法や語彙の習得にかかる時間が少なくて済み、リスニングやリーディングに集中して対策を進めることができます。
反対に初級者の場合は語彙・文法・リスニングすべての基礎から積み上げていく必要があるため、より長期的なスケジュールが求められます。
TOEIC700点の取得に欠かせない参考書
TOEIC700点を目指す上で欠かせない参考書は、以下の3冊です。
- 金のフレーズ
- TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
- TOEIC公式問題集
それぞれ詳しく見てみましょう。
金のフレーズ
価格:979円
「金のフレーズ」は、TOEIC対策用の単語帳として圧倒的な支持を得ている一冊です。
特にTOEIC700点を目指す中級者にとっては、頻出単語を効率的に覚えるうえで欠かせません。
特徴は、単語がスコア別(600点、730点、860点、990点)に整理されており、自分の目標スコアに合わせて学習範囲を調整できる点にあります。
特に700点を目指す場合、730点レベルまでの語彙をしっかりと身につけることが重要です。
収録されている単語は、実際のTOEICに出題された実ものばかりで、例文もTOEICの出題傾向に沿っており、記憶に定着しやすくなっています。
関連記事:TOEIC単語には金のフレーズがおすすめ!使い方や注意点を解説
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
価格:2,530円
「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」は、Part 5対策に特化した文法問題集で、通称「でる1000」として知られています。
700点を目指すうえで避けて通れないのがPart 5の文法問題であり、このパートで高得点を狙うには、頻出問題に慣れておく必要があります。
本書にはその名の通り1000問以上の問題が収録されており、実際の試験で繰り返し問われる文法パターンを徹底的に学ぶことができます。
特に文法が苦手な人や、解答に時間がかかってしまう人にとっては、解法スピードの向上にも直結します。
問題の解説も丁寧で、なぜその選択肢が正解なのかを論理的に理解できる構成になっているのも魅力です。
繰り返し解くことで、自信を持って文法問題に取り組めるようになるでしょう。
TOEIC公式問題集
価格:3,300円
「TOEIC公式問題集」は、ETS(TOEICの運営団体)が制作している唯一の問題集であり、模試形式の演習を通じて本番さながらの実践練習ができるのが最大の特徴です。
700点を目指す学習者にとっては、時間配分の感覚や設問の難易度に慣れておくことが不可欠であり、この問題集はそのニーズを満たしてくれます。
実際の試験と同じ音声、同じ出題傾向を体験できるため、リスニングのスピード感や設問のクセを掴むのに最適です。
また、解答・解説も付いており、復習にも活用しやすい構成です。
模試1回分を通しで解くことで、自分の現在の実力を客観的に測ることができ、弱点の把握や学習の進捗確認にもつながります。
購入する際は最新の傾向が反映された、巻数が最も大きいものを選びましょう。
TOEIC700点を1ヶ月で達成するには?
TOEIC700点を1ヶ月で達成するには、短期間に集中して質の高い学習を継続する必要があります。
しかし、多くの人にとって「毎日継続して勉強する」「自分の弱点に適切に向き合う」ことは、想像以上に難しいものです。
特に社会人や多忙な学生にとっては、時間の確保や学習ペースの維持が大きな課題となります。そこで重要になるのが「ある程度の強制力」を持った学習環境です。
その意味でおすすめなのが、プロの指導を受けながら学習を進められる英語コーチングです。
中でも「トライズ」のTOEIC L&R対策プログラムは、2ヶ月で目標スコアに近づくための合理的な学習設計がされています。
2ヶ月で200点以上のスコアUPに成功する方も少なくありません。
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まとめ
TOEIC700点は、英語の基礎力と応用力のバランスが求められるスコアです。
到達には相応の努力が必要ですが、適切な参考書と学習方法、そして必要に応じて英語コーチングを活用すれば、1ヶ月でも現実的に目指せるレベルです。
自分の現状を見極め、無理のない計画と強い意志で取り組めば、スコアアップは確実に達成できます。英語力の底上げとともに、将来の選択肢も広がるはずです。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。


トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。