英検3級面接の問題形式・合格率・落ちる人の特徴・過去問の入手方法完全まとめ
英検3級からは、一次試験に加えて二次試験(面接)が実施されます。
「初めての面接だからどうやって対策をすればいいか不安」と悩んでいる方や「子供にどうやって面接対策をさせればいいのか分からない」と悩んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、英検3級面接の問題形式・合格率・落ちる人の特徴・過去問の入手方法についてまとめました。
記事を最後までチェックすれば、英検3級の面接に関することは一通り分かり、どうすれば英検3級の面接に合格できるのかが明確になりますよ。
英検3級のレベルや勉強法について体系的に学びたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
関連記事:【完全版】英検3級のレベル・勉強方法・合格率・合格点まとめ
目次
英検3級面接の問題形式と問題の流れ
英検3級二次試験の面接時間は約10分です。
英検3級の面接の流れに沿って行われます。
- 入室
- 「面接カード」を渡す
- 着席
- 氏名・級の確認・挨拶
- 「問題カード」を受け取る
- パッセージの黙読 (20秒)
- パッセージの音読
- パッセージについての質問(No.1)
- イラストについての質問(No.2、No.3)
- 問題カードを裏返す
- 受験者自身の意見などを問う質問(No.4、No.5)
- 「問題カード」を面接委員に返す
- 退室
日本英語検定協会は、バーチャル二次試験というコンテンツを公開しています。
アニメーションや音声を通して、英検3級の面接がどのように実施されるのかイメージできるので、ぜひ目を通して見てください。
英検3級面接の合格率
英検二次試験では、2011年まで合格率が発表されていました。しかし近年では、合格率は発表されていません。しかし英検は年度によって難易度が変わる試験ではないため、現在の合格率と以前の合格率にそれほど違いはないと予想できます。
よって合格率が発表されていた頃のデータを基に、英検3級面接の合格率について解説します。
英検二次試験の合格率が最後に発表された2011年から直近の3年分の英検3級面接の合格率は次の通りです。
- 2009年:92.4%
- 2010年:92.0%
- 2011年:91.2%
上記の数値を見てみると、毎年9割以上の方が英検3級の面接に合格していることがわかります。英検3級において難しいのはむしろ一次試験の方で、二次試験である面接の難易度はそれほど高くありません。英検3級一次試験に合格して、きちんと二次試験の対策を行えば、高い確率で二次試験にも合格できます。
ちなみに一次試験では、2015年まで合格率が発表されていました。英検3級一次試験の2010〜2015年までの合格率は以下の通りです。
- 2010年:53.1%
- 2011年:51.6%
- 2012年:55.3%
- 2013年:53.4%
- 2014年:54.6%
- 2015年:52.9%
上記の数字をみると、英検3級一次試験の合格率は、50%程度です。英検3級二次試験の合格率90%以上と比べると、難易度がより高いことが分かります。
すでに英検3級一次試験に合格している方は問題ありません。しかし「これから英検3級一次試験を受ける」という方は、二次試験の対策よりも一次試験の対策を重点的に行いましょう。
英検3級の一次試験に必要な勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:【完全版】英検3級のレベル・勉強方法・合格率・合格点まとめ
英検3級面接に落ちる人の特徴3選
英検3級の面接は9割以上の方が合格する試験です。しかしそれでも、中には英検3級の面接に落ちてしまう方がいます。
英検3級の面接に落ちる人の特徴は、以下の3つです。
- 英語でコミュニケーションをとったことがない人
- 分からないときに沈黙してしまう人
- 十分な準備ができていない人
それぞれ詳しく見てみましょう。
英語でコミュニケーションをとったことがない人
英検3級の面接では、英語を使って面接官と会話をします。学校の試験や英語のペーパーテストとは全く異なる試験であるという点を理解しておかなければなりません。
英語の試験で毎回高得点を取得している方の中には「試験は得意だけど英語でコミュニケーションをとった事は一度もない」という方も多いです。
そういった方が一度も英語でコミュニケーションを取らないまま試験に臨んでしまうと、これまでのペーパーテストとの違いからうまく対応できず、面接に落ちてしまう可能性があります。
学校の先生や塾の講師、保護者の方でも良いので模擬の面接官役をしてもらい、模擬面接を何度か行うべきです。
分からないときに沈黙してしまう人
面接官の英語が聞き取れなかったときや、聞き取れたものの何と答えれば良いか分からなかったときに沈黙をしてしまうと、英検3級の面接の合格は大きく遠のいてしまいます。
試験ですので、聞き取れないことや何と答えれば良いか分からないことは仕方がありません。
しかしそういった状況に陥ったときに、沈黙してしまうのではなく、その状況を打開できるフレーズを覚えておきましょう。
日本語で会話をするときも、相手の声が聞こえなかったら「もう1度言ってもらってもいいですか?」、何と答えればいいか分からないときは「すみません、分かりません」と答えるはずです。英語でも同じです。
面接官の英語が聞き取れなかったときは以下のフレーズを使いましょう。
- Could you say that again?(もう一度言っていただけませんか?)
- Pardon me?(もう一度言っていただけませんか?)
聞き取れたものの何と答えれば良いか分からなかったときは以下のフレーズを使いましょう。
- I am sorry I don’t know the answer.(すみません、答えが分かりません)
十分な準備ができていない人
英検3級の面接に合格するためには、英検3級の面接がどういった流れで行われるのかを把握しておく必要があります。いくら英語力が高くても、準備なしに合格することは難しいです。
まずはバーチャル二次試験に目を通して英検3級の面接の流れを把握しましょう。そして面接官役をやってくれる相手を見つけて、実際に模擬面接を行ってみましょう。
これらの準備を全く行わずに面接に臨むのと、2回でも3回でもいいので準備をして面接に臨むのとでは、結果が全く違ってきます。
英検3級面接の過去問の入手方法
英検一次試験の過去問は、最新のものから3回分、英検の公式サイトにて公開されています。しかし英検二次試験(面接)に関しては、過去問が公開されていません。
英検3級面接の過去問を解きたい方は「英検3級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)」がおすすめです。本書には、英検3級一次試験と二次試験の過去問が6回分収録されています。価格は1,540円です。
音声や解答解説もついて、過去問1回分250円程度なのでお得です。すでに一次試験に合格している方も、これから一次試験を受験する方も、1冊持っておいて損はないでしょう。
まとめ
英検3級面接の問題形式・合格率・落ちる人の特徴・過去問の入手方法について解説しました。
英検3級の面接に関する疑問が一通り解決できたのではないでしょうか?
疑問が解決できたら、あとは早速勉強を始めるだけです。一次試験に合格していない方は一次試験の対策から、すでに一次試験に合格している方は二次試験の対策を始めましょう。
関連記事:【完全版】英検3級のレベル・勉強方法・合格率・合格点まとめ
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。