有名な英語のことわざ一覧!短くてかっこいい/美しいフレーズ50選
ことわざは、日本のみならず世界中にあります。日本と同じニュアンスのことわざもあれば、日本にはないその国ならではのことわざも。
そこで本記事では、短くてかっこいい/美しい有名な英語のことわざを一覧で50選紹介します。
記事を最後までチェックすれば、洋書や洋画、英会話の中でよく登場することわざについて、一通り知ることができますよ。
そもそも「ことわざ」は英語で何と言う?
ことわざは英語で“proverb”もしくは“saying”と言います。
“saying”は、ことわざよりも「言い回し」に近いので英語で「ことわざ」と言いたいときは“proverb”を使いましょう。
有名な英語のことわざ一覧50選
日本語の会話の中でもよく用いられる「百聞は一見に如かず」「塵も積もれば山となる」など、英語ではどのように表現するのか気になったことがありませんか?
今回は、ぜひ覚えておいてほしい英語のことわざ50選を一覧で紹介します(最初の20選については簡単な説明と共に紹介します)。
1 A penny saved is a penny gained.「塵も積もれば山となる」
「塵も積もれば山となる」はこのように表現されます。直訳は、「貯金された1ペニーは、獲得された1ペニーになる」です。たったの1ペニーでも貯めておけば、1ペニーというお金の価値を持つという意味合いがあり、少しずつの積み重ねが成功へと繋がるということを意味しています。
2 No pain, no gain.「苦労なくして利益なし」
「苦労なくして利益なし」という意味です。painは「痛み」、gainは「得たもの、利益」です。「痛み(=苦労)がなければ得るものもない」が直訳です。簡単なフレーズなので、覚えやすいですね。
3 Time flies.「光陰矢の如し」
「光陰矢の如し」の意味ですが、「時が飛ぶ=時間があっという間に流れる」という直訳のニュアンスからこのように表現されます。
4 Strike the iron while it is hot.「鉄は熱いうちに打て」
「鉄は熱いうちに打て」というお馴染みのことわざです。英語も日本語とそっくりそのまま同じ表現になっています。
5 Throw a sprat to catch a mackerel.「海老で鯛を釣る」
「海老で鯛を釣る」ということわざです。海老shrimpや鯛sea breamを使わずに、小魚を意味するspratとサバを意味するmackerelを用います。「サバを釣るために小魚を投げる」が直訳ですが、小さなもので大きなものを釣ろうとする=小さな労力で大きな利益を得ることを例えているニュアンスは同じです。
6 Easy come, easy go.「あぶく銭は身につかない」
日本語でもよく耳にする「あぶく銭は身につかない」ということわざです。字面の通り、「たやすくやってくるものは、たやすく出ていく」が直訳です。ブルーノ・マーズの「Grenade」という有名な曲もこのフレーズから始まっていますね。
7 What goes around comes around.「因果応報」
「因果応報」「自業自得」の意味です。関係代名詞What「もの/こと」を表す構文が使われているので、What goes aroundがこの文全体の主語になっています。「行き渡ったものが巡ってやってくる」が直訳です。ビヨンセの「Best thing I never had」という曲中でこの歌詞が繰り返し使われています。
8 First come, first served.「早い者勝ち」
いわゆる「早い者勝ち」はこのように表されます。とてもシンプルですね。直訳は、「一番最初に来た人が、一番最初にもてなされる」となります。serveには、「もてなす、給仕する」という意味があります。
9 Rome wasn’t built in a day.「ローマは1日にしてならず」
「ローマは一日にしてならず」の意味ですが、これは英訳を知っている方も多い有名なフレーズですね。ローマの発展はたった一日で成し遂げられたものではないこと、たくさんの積み重ねの上につくられたものであることを意味しています。
10 When in Rome, do as the Romans do.「郷に入っては郷に従え」
「郷に入っては郷に従え」ということわざですが、上に紹介したものと同様にローマ絡みのフレーズは非常に有名なので、知っている方も多いのではないでしょうか。「ローマに行ったら、ローマ人がやっているように振舞いなさい」という意味で、その土地の習慣に従いなさいという教えを表しています。
11 All roads lead to Rome.「全ての道はローマに通ず」
これもローマ絡みのことわざですが、「すべての道はローマに通ず」です。Lead to〜は「〜へ導く」の意味なので、「すべての道がローマへと導いている」が直訳となります。
12 Fiddling while Rome burns.「焼けるローマを尻目に竪琴を弾く」
ローマシリーズの最後となりますが、「焼けるローマを尻目に竪琴を弾く」という意味です。ローマの皇帝ネロが、ローマが燃えていることを知りながらも何もせずにリラ(竪琴)を弾いていたという逸話から、このことわざができました。大変なことが起こっているのに、ほかのどうでもよいことをしている様子を例えた表現として用いられます。fiddleはバイオリンのことで、「バイオリンを弾く」と動詞としても使われます。
13 There’s no crying over spilt milk.「覆水盆に返らず」
「覆水盆に返らず」という意味です。“There is no ~ing”は「〜することができない」という熟語で、高校レベルの文法書や大学入試試験対策本なんかでもよく見かける熟語です。spiltはspill(こぼす)の過去分詞形ですからspilt milkは「こぼれてしまったミルク」、cry overは「~を嘆く」の意味で、直訳は「こぼれてしまったミルクを嘆くことはできない」となります。起きてしまったことはどうしようもない、というニュアンスが表現された表現です。
14 Mind your own business. /That’s none of your business.「お前の知ったことではない」
これはことわざとは少し違うのですが、「お前の知ったことではない」とか「自分のことだけやっておけ(=人のことにかまうな)」といった決まり文句です。アメリカドラマなどでも耳にします。Mindは「〜を気にする」の意味なので、“Mind your own business.”は「自分自身の仕事のことを気にかけておけ」が直訳です。また、none ofは「〜でない」という否定の意味を持つため、「それはあなたの仕事ではありません」が直訳で、「お前の知ったことではない」と意訳されます。
15 There’s no accounting for tastes.「蓼食う虫も好き好き」
「蓼(たで)食う虫も好き好き」ということわざです。蓼とはとても苦いと言われている植物のことで、それを好んで食べる虫がいることからできたことわざです。直訳は「人の好みは説明できない」という意味です。「覆水盆に返らず」の項目でも説明したものと同じ“There’s no ~ing.”が使われていますが、accountはここでは「説明する」という意味になります。
16 Where there’s smoke, there’s fire.「火のないところに煙は立たぬ」
「火のない所に煙は立たぬ」という意味で日本では日常的によく使われるフレーズですが、これは字面からも意味が捉えやすいですね。Where=the place in whichで置き換えられるため、「煙があるところには、火がある」が直訳です。
17 Seeing is believing.「百聞は一見に如かず」
「百聞は一見に如かず」ということわざです。「見ることは信じること」と動名詞で表現されています。百回聞くよりも一度見た方がいいというその意味の通りになっていますね。
18 So many people, so many minds.「十人十色」
「十人十色」という意味です。「たくさんの人がいれば、それだけたくさんの心がある」が直訳で、意味が分かりやすい表現かと思います。ほかに、“So many men, so many ways.”や “So many countries, so many customs.”という表現もありますが、ニュアンスは同じです。
19 What will be, will be.「なるようになるさ」
これはネイティブが会話でよく使う表現で、「なるようになるさ」という意味です。これも関係代名詞Whatの構文です。「未来にそうなることは、そうなるだろう」が直訳です。スペイン語でよく耳にする「ケ・セラ・セラ」(なんとかなるさ)と似ていますね。
20 Failure teaches success.「失敗は成功のもと」
直訳すると「失敗は成功を教えてくれる」です。日本とほぼ同じような場面で使うことができることわざです。
21The early bird catches the worm.「早起きは三文の徳」
22 Out of the mouth comes evil.「口は災いの元」
23 Better to ask the way than go astray.「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
24 He that will lie will steal.「嘘つきは泥棒の始まり」
25 Misfortunes never come singly.「泣き面に蜂」
26 A word is enough to the wise.「一を聞いて十を知る」
27 Don’t teach your grandmother to suck eggs.「釈迦に説法」
28 When poverty comes in at the door, love flies out of the window.「金の切れ目が縁の切れ目」
29 After the storm comes a calm.「雨降って地固まる」
30 Kill two birds with one stone.「一石二鳥」
31 All is well that ends well.「終わりよければすべてよし」
32 Better late than never.「遅れても、やらないよりはまし」
33 Nothing comes of nothing.「無から得られるものはなし」
34 Never put off till tomorrow what can be done today.「今日できることは明日まで延ばすな」
35 It’s always darkest before the dawn. 「いつでも夜明け前が一番暗い」
36 It is a long lane that has no turning.「待てば海路の日和あり」
37 Custom makes all things easy.「習うより慣れろ」
38 There is no time like the present.「思い立ったが吉日」
39 Man’s extremity is God’s opportunity.「人事を尽くして天命を待つ」
40 Look before you leap.「転ばぬ先の杖」
41 You have to learn to walk before you run.「千里の道も一歩から」
42 If you chase two rabbits, you will not catch either.「二兎を追う者は一兎も得ず」
43 He that is always shooting must sometimes hit.「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」
44 Example is better than precept.「論より証拠」
45 A hedge between keeps friendship green.「親しき仲にも礼儀あり」
46 Better bend than break.「長いものには巻かれろ」
47 Patience is a virtue.「石の上にも三年」
48 Two heads are better than one.「三人寄れば文殊の知恵」
49 Let sleeping dogs lie.「触らぬ神に崇りなし」
50 Better to be the head of a dog than the tail of a lion.「鶏口となるも牛後となるなかれ」
まとめ
短くてかっこいい/美しい有名な英語のことわざを一覧で50選紹介しました。
ことわざには簡単で意味がつかみやすいものが多く、難しい構文が使われているわけでもないので、覚えておくと便利です。
また、洋楽の歌詞の中にもことわざが使われていることがありますので、歌詞から学ぶこともできます。英会話の中で引用できれば知的な印象を受けますし、知っていれば相手が引用したときにも会話がスムーズに運びます。
知的な表現を学びたいという方は、様々なことわざを身につけておきましょう。
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。