あのことわざは英語で何という?会話で引用したい英語のことわざ

コーチング英会話スクールのトライズ

佐藤 梨香(さとう りか)
青山学院大学文学部英米文学科卒業。米国メリーランド大学グローバルキャンパス在学中。青山学院大学在学中は、ロシアのモスクワ大学に短期留学経験もあり。
大手塾にて10年以上英語講師を務め、大学受験指導を担当。好きな海外ドラマは、SUITS。

日本語と同じように英語の世界にもことわざが存在

日本語の会話の中でもよく用いられる「百聞は一見に如かず」「塵も積もれば山となる」など、英語ではどのように表現するのか気になったことがありませんか?
今回は、ぜひ覚えておいてほしいことわざの英語表現を紹介します。

A penny saved is a penny gained.

「塵も積もれば山となる」はこのように表現されます。直訳は、「貯金された1ペニーは、獲得された1ペニーになる」です。たったの1ペニーでも貯めておけば、1ペニーというお金の価値を持つという意味合いがあり、少しずつの積み重ねが成功へと繋がるということを意味しています。

No pains, no gains.

「苦労なくして利益なし」という意味です。painは「痛み」、gainは「得たもの、利益」です。「痛み(=苦労)がなければ得るものもない」が直訳です。簡単なフレーズなので、覚えやすいですね。

Time flies.

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「光陰矢の如し」の意味ですが、「時が飛ぶ=時間があっという間に流れる」という直訳のニュアンスからこのように表現されます。

Strike the iron while it is hot.

「鉄は熱いうちに打て」というお馴染みのことわざです。英語も日本語とそっくりそのまま同じ表現になっています。

Throw a sprat to catch a mackerel.

「海老で鯛を釣る」ということわざに相当します。海老shrimpや鯛sea breamを使わずに、小魚を意味するspratとサバを意味するmackerelを用います。「サバを釣るために小魚を投げる」が直訳ですが、小さなもので大きなものを釣ろうとする=小さな労力で大きな利益を得ることを例えているニュアンスは同じです。

Easy come, easy go.

日本語でもよく耳にする「あぶく銭は身につかない」ということわざです。字面の通り、「たやすくやってくるものは、たやすく出ていく」が直訳です。ブルーノ・マーズの「Grenade」という有名な曲もこのフレーズから始まっていますね。

What goes around comes around.

「因果応報」「自業自得」の意味です。関係代名詞What「もの/こと」を表す構文が使われているので、What goes aroundがこの文全体の主語になっています。「行き渡ったものが巡ってやってくる」が直訳です。ビヨンセの「Best thing I never had」という曲中でこの歌詞が繰り返し使われています。

First come, first served.

いわゆる「早い者勝ち」はこのように表されます。とてもシンプルですね。直訳は、「一番最初に来た人が、一番最初にもてなされる」となります。serveには、「もてなす、給仕する」という意味があります。

Roma wasn’t built in a day.

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「ローマは一日にしてならず」の意味ですが、これは英訳を知っている方も多い有名なフレーズですね。ローマの発展はたった一日で成し遂げられたものではないこと、たくさんの積み重ねの上につくられたものであることを意味しています。その点で、上に紹介した2つと同様のメッセージを持ったことわざです。

When in Rome, do as the Romans do.

「郷に入っては郷に従え」ということわざですが、上に紹介したものと同様にローマ絡みのフレーズは非常に有名なので、知っている方も多いのではないでしょうか。「ローマに行ったら、ローマ人がやっているように振舞いなさい」の意味で、その土地の習慣に従いなさいという教えを表しています。

All roads lead to Rome.

これもローマ絡みのことわざですが、「すべての道はローマに通ず」です。Lead to~は「~へ導く」の意味なので、「すべての道がローマへと導いている」が直訳となります。

Fiddling while Rome burns.

ローマシリーズの最後となりますが、「焼けるローマを尻目に竪琴を引く」という意味です。ローマの皇帝ネロが、ローマが燃えていることを知りながらも何もせずにリラ(竪琴)を引いていたという逸話から、このことわざができました。大変なことが起こっているのに、ほかのどうでもよいことをしている様子を例えた表現として用いられます。fiddleはバイオリンのことで、「バイオリンを弾く」と動詞としても使われます。

There’s no crying over spilt milk.

「覆水盆に返らず」という意味です。“There is no ~ing”は「~することができない」という熟語で、高校レベルの文法書や大学入試試験対策本なんかでもよく見かける熟語です。spiltはspill(こぼす)の過去分詞形ですからspilt milkは「こぼれてしまったミルク」、cry overは「~を嘆く」の意味で、直訳は「こぼれてしまったミルクを嘆くことはできない」となります。起きてしまったことはどうしようもない、というニュアンスが表現された表現です。

Mind your own business. /That’s none of your business.

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これはことわざとは少し違うのですが、「お前の知ったことではない」とか「自分のことだけやっておけ(=人のことにかまうな)」といった決まり文句です。アメリカドラマなどでも耳にします。Mindは「~を気にする」の意味なので、“Mind your own business.”は「自分自身の仕事のことを気にかけておけ」が直訳です。また、none ofは「~でない」という否定の意味を持つため、「それはあなたの仕事ではありません」が直訳で、「お前の知ったことではない」と意訳されます。

There’s no accounting for tastes.

「蓼(たで)食う虫も好き好き」ということわざです。蓼とはとても苦いと言われている植物のことで、それを好んで食べる虫がいることからできたことわざです。直訳は「人の好みは説明できない」という意味です。「覆水盆に返らず」の項目でも説明したものと同じ“There’s no ~ing.”が使われていますが、accountはここでは「説明する」という意味になります。

Where there’s smoke, there’s fire.

「火のない所に煙は立たぬ」という意味で日本では日常的によく使われるフレーズですが、これは字面からも意味が捉えやすいですね。Where=the place in whichで置き換えられるため、「煙があるところには、火がある」が直訳です。

Seeing is believing.

「百聞は一見に如かず」ということわざです。「見ることは信じること」と動名詞で表現されています。百回聞くよりも一度見た方がいいというその意味の通りになっていますね。

So many people, so many minds.

「十人十色」という意味です。「たくさんの人がいれば、それだけたくさんの心がある」が直訳で、意味が分かりやすい表現かと思います。ほかに、“So many men, so many ways.”や “So many countries, so many customs.”という表現もありますが、ニュアンスは同じです。

What will be, will be.

これはネイティブが会話でよく使う表現で、「なるようになるさ」という意味です。これも関係代名詞Whatの構文です。「未来にそうなることは、そうなるだろう」が直訳です。スペイン語でよく耳にする「ケ・セラ・セラ」(なんとかなるさ)と似ていますね。

まとめ

日本語の会話の中でもよく引用することわざを中心に、英語ではどのように表現するのかを紹介しました。ことわざには簡単で意味がつかみやすいものが多く、難しい構文が使われているわけでもないので、覚えておくと便利です。また、洋楽の歌詞の中にもことわざが使われていることがありますので、歌詞から学ぶこともできます。英会話の中で引用できれば知的な印象を受けますし、知っていれば相手が引用したときにも会話がスムーズに運びます。知的な表現を学びたいという方は、様々なことわざを身につけておきましょう。
コーチング英会話のトライズでは、そんなネイティブが使う表現をレッスンで学ぶことができます。ネイティブとの会話の中で様々な表現を使いたいという方は、一度トライズの無料カウンセリングにてご相談ください。



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