留学に必要なIELTSスコアは?イギリス・オーストラリアなど国別に紹介
海外の大学や大学院への進学・留学、海外移住などで役立つ資格IELTS。
「留学をしたいけれど、具体的にどのくらいのIELTSスコアが必要なんだろう……」とお悩みではありませんか?
そこで今回は、留学に必要なIELTSスコアについて、国別・大学別で解説します。
記事を最後までチェックすれば、どのくらいのIELTSスコアを目指せばいいのか、目標が明確になりますよ。
ゴールが決まっていなければ走り出せません。目標スコアを決めて、IELTS対策の良いスタートを切りましょう。
目次
IELTSとは?
IELTS(アイエルツ)とは、International English Language Testing Systemの略で、日本国外への留学や移住の際に必要とされる英語の資格試験です。
IELTSにはアカデミックモジュール・ジェネラルモジュール・IELTS for UKVI・IELTS Life Skillの4つの種類があります。
試験形式はペーパー方式とコンピューター方式の2つです。
IELTSでは、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの英語4技能を測定します。
IELTSに関する基本的な内容は、以下の記事でも詳しくまとめています。
関連記事:IELTSとは?概要や受験のメリット・デメリットを解説!
IELTSスコアは英語圏の国への留学で役に立つ
IELTSスコアは、主に英語圏の国への留学時に提出を求められます。
留学時に必要なのは全部で4つあるIELTSの種類のうち、アカデミックモジュールです。アカデミックモジュールでは、ビジネスや科学など、学問的なジャンルに関する問題が出題されます。
ただしイギリスに留学する際はアカデミックモジュールではなくIELTS for UKVIのスコア提出が求められることもあります。事前にどのIELTSを受験すればいいのか、確認を怠らないようにしましょう。
特に記載がない場合は、アカデミックモジュールを受験しておけば問題ありません。
IELTSとTOEFLはどっちを受験すべき?
英語に関する資格は、IELTS・TOEFL・TOEIC・英検・Versantといくつもあります。「TOEICは就活に役立つ」のように資格によって活用できる場面が異なります。
その中でもIELTSとTOEFLは、海外留学に活用できる資格です。一方それ以外の資格は、どちらかと言えば国内で英語力をアピールする際に役立ちます。
「IELTSとTOEFLどっちを受験しよう」と悩む方は多いです。
IELTSとTOEFLのどちらを受験するか悩んでいる方は、留学したい国を基準にするのがおすすめです。IELTSはアメリカ以外の英語圏の国々(イギリス、カナダ、オーストラリアなど)で重要視される傾向にあります。
一方でアメリカではTOEFLの方がIELTSよりも重要視されています。これはTOEFLがアメリカで生まれた試験であることが原因です。(ただしアメリカでもIELTSが使えるケースは多いです)
TOEFLとIELTSの違いについては、以下の記事でも詳しくまとめています。
関連記事:TOEFLとIELTSの違いを比較!どっちを受ければいいの?換算表も紹介
【国・大学別】留学に必要なIELTSスコア一覧
以下の国別に留学に必要なIELTSスコアの目安をまとめました。
- イギリス
- オーストラリア
- カナダ
- アメリカ
それぞれ詳しく見てみましょう。
イギリス
イギリスには、世界大学ランキングでもトップクラスの大学が多いです。よって求められるIELTSスコアは、他の国の大学よりも高くなる傾向にあります。
教育機関名 | 大学進学に必要なスコア | 大学院進学に必要なスコア |
オックスフォード大学 | 7.0 | 7.5 |
ケンブリッジ大学 | 7.0 | 7.0 |
マンチェスター大学 | 6.0 | 7.5 |
オーストラリア
オーストラリアの大学はイギリスの大学と比べると求められるIELTSスコアは低い傾向にあります。
教育機関名 | 大学進学に必要なスコア | 大学院進学に必要なスコア |
メルボルン大学 | 7.0 | 7.0 |
オーストラリア国立大学 | 6.5 | 7.0 |
シドニー大学 | 6.5 | 6.5 |
(出典:IELTS オーストラリアの大学で必要とされるスコア)
カナダ
カナダの大学もオーストラリアの大学と同様、求められるIELTSスコアはイギリスと比べてそれほど高くありません。
教育機関名 | 大学進学に必要なスコア | 大学院進学に必要なスコア |
トロント大学 | 6.5 | 7.0 |
ブリティッシュコロンビア大学 | 6.5 | 6.5 |
アメリカ
アメリカの大学は、イギリスの大学と同様に求められるIELTSスコアが高い傾向にあります。
教育機関名 | 大学進学に必要なスコア | 大学院進学に必要なスコア |
マサチューセッツ工科大学 | 7.0 | 7.0 |
シカゴ大学 | 7.0 | 7.0 |
コロンビア大学 | 7.0 | 7.0 |
ミシガン州立大学 | 6.5 | 6.5 |
留学先はどこにすればいい?
英語圏の国であれば、どこに留学しようとも、英語を学べます。
「アメリカの文化が好きだからアメリカに留学したい」「旅行で行ったオーストラリアが忘れられないからオーストラリアに留学したい」のような気持ちがあれば、その国に留学するのがベストです。
しかし特にこだわりがない場合は、自分の英語力を基準に留学先を考えるのも一つの方法です。
例えばオーストラリアとカナダは、求められるIELTSスコアが他の国と比べて低い傾向にあります。よって英語が苦手な方は、まずはオーストラリア、カナダへの留学を目標にするといいかもしれません。
またイギリスとアメリカは、求められるIELTSスコアが他の国と比べて高い傾向にあります。よって英語が得意な方はイギリスやアメリカへの留学にチャレンジしてみてもいいかもしれません。
また大学や大学院によっても求められるIELTSスコアは異なります。行ってみたい大学や大学院をリストアップして、その中から自分の英語力で留学できそうな場所を選ぶ方法もおすすめです。
関連記事:ファウンデーションコースとは?概要や国別の条件などを詳しく解説
まとめ
留学に必要なIELTSスコアについて、国別・大学別で解説しました。
海外の大学へ進学、留学するのであれば、最低でもIELTS6.0は必要です。また海外の大学院へ進学、留学するのであれば、最低でもIELTS6.5は必要です。
目指すべきIELTSスコアを決めて、早速対策を始めましょう。
IELTSでは、目標とするスコアごとに勉強法が異なります。以下の記事でスコアごとの勉強法についてまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
- 関連記事:IELTS6.0のレベル・勉強時間・勉強方法完全まとめ
- 関連記事:IELTS 6.5の難易度・レベルはどのくらい?勉強法やTOEICとの換算について解説
- 関連記事:IELTS7.0のレベルや取得するための勉強方法まとめ
また短期間で英語力を付け、目標とするIELTSスコアを達成したいのであれば、英語コーチングスクールのトライズがおすすめです。トライズでは、IELTSの対策コースを提供しておりします。
IELTSのスコアアップに必要な英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)を3ヶ月間で習得する新コース「トライズ IELTS対策コース」に興味がある方はぜひ無料カウンセリングをチェックしてみてください。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。