IELTS7.5のレベル・勉強時間・勉強方法完全まとめ
IELTSは、目標とするスコアによって、必要な勉強方法が大きく異なる試験です。
平均以下〜平均程度のスコアを目指すために必要な情報は、インターネット上にも充実しています。しかしIELTSで高得点を目指すために必要な情報は、それほど多くありません。
そこで本記事では、IELTS7.5のレベルや勉強時間、勉強方法について解説します。
IELTS7.5を目指している方、どうすればIELTS7.5を取得できるのかを知りたい方はぜひ記事をチェックしてみてください。
目次
IELTSとは?
IELTSの概要について既に知っている方は、読み飛ばしていただいて構いません。
IELTS(アイエルツ)は、「International English Language Testing System」の略で、国際的な英語の検定試験です。
IELTSは海外、特に欧米圏への留学や移住の際に必要とされる資格試験です。
9.0点満点、試験時間は約3時間で以下の問題を解きます。
- リスニング:40問
- リーディング:40問
- ライティング:2タスク
- スピーキング:3パート
ペーパー受験とコンピューター受験を選択可能ですが、スピーキング試験は必ず対面で実施されます。
IELTSに関する詳細は、以下の記事でも詳しく解説しています
関連記事:IELTSとは?概要や受験のメリット・デメリットを解説!
IELTS7.5のレベル
まずIELTSの公式サイトでは、IELTS7.5に近い、7.0と8.0のレベルについて、以下のように記載されています。
- 7.0:優秀なユーザー
不正確さや不適切さがみられ、また状況によっては誤解が生ずる可能性もあるが、英語を使いこなす能力を有する。複雑な言葉遣いにも概ね対応でき、詳細な論理を理解できる。 - 8.0:非常に優秀なユーザー
不正確さや不適切さが見られるが、英語を自由自在に使いこなす能力を有している。慣れない状況下では誤解が生ずる可能性もある。込み入った議論にも対応できる。
IELTS7.5を取得できれば、海外の有名大学への進学、海外への移民や永住権申請の際に必要となる基準を大半の場合でクリアできます。
続いて、IELTS7.5をTOEICや英検、TOEFLに換算した際にどのくらいのレベルなのかについて解説します。
IELTS7.5をTOEICスコアに換算するとどのくらい?
IELTS7.5をTOEICスコアに換算すると、970〜990点です。
TOEICは990点満点の試験なので、IELTS7.5をTOEICに換算すると「ほとんど満点に近いレベル」ということになります。
英語講師でも、TOEIC970〜990点を取得している方は稀です。
TOEICは特に日本国内において圧倒的な信頼性を持っている試験です。就職活動や転職活動でも役立つこと間違いなしなので、IELTS7.5を取得できた方は、ついでにTOEICも受験しておくと良いでしょう。
TOEICについて気になる方は、以下の記事をチェックしてみてください。
関連記事:TOEIC満点は何点?すごさや勉強法・意味ないと言われる理由について解説
IELTS7.5を英検の級に換算するとどのくらい?
英検は5級〜1級まで7つの級がある試験です。
実はIELTS7.5は、英検の級に換算することができません。なぜなら英検の最難関級である英検1級ですらIELTS7.0相当だからです。
つまりIELTS7.5を取得できるのであれば、英検の最難関級である1級にも合格できる可能性が高いです。
IELTS7.5をTOEFLスコアに換算するとどのくらい?
IELTS7.5をTOEFLスコアに換算すると、102〜109です。
TOEFLはIELTSと同様に、海外の大学や大学院への進学時に提出を求められることが多い試験です。
IELTSとTOEFLのスコア換算表については、以下の記事で詳しくまとめています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
関連記事:TOEFLとIELTSの違いを比較!どっちを受ければいいの?換算表も紹介
IELTS7.5の取得に必要な勉強時間
IELTS7.5を取得するために必要な勉強時間は、本人の現在の英語力や、勉強方法、勉強効率などによって異なります。
Cambridge Assessment Englishが公表しているデータでは、英語力が全くない状態からIELTS7.0を取得するのに500〜600時間、IELTS8.0を取得するのに700〜800時間かかるとされています。
しかしこれらのデータは世界中の英語学習者から算出されたもので、日本人が英語を学ぶ場合にはこの3倍以上の時間が必要であると考えられます。
つまり0からIELTS7.5を目指すのであれば、2000〜2500時間は最低でも必要だということです。
IELTS7.5を取得するための勉強方法
IELTS7.5を目指す際は、以下のスコア配分がおすすめです。
- リーディング:8,0
- リスニング:8.0
- ライティング:6.5
- スピーキング:6.5
リーディングとリスニングは、ライティングやスピーキングと比べて難易度が低いので、これら2つで高得点を目指しましょう。
IELTS7.5を目指す際におすすめの勉強法について紹介します。
シャドーイング
シャドーイングとは、音声を聴きながら、その直後に真似をして発音する勉強法です。英文を即座に理解する能力、リスニング力、発音などを総合的に鍛えられます。
シャドーイングについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:【初心者向け】シャドーイングとは?3つの効果と勉強方法(やり方)を解説
リプロダクション
リプロダクションとは、英文の音声を聴き終えた後に、その英文を全て復唱する勉強法です。
一度英文を頭の中にストックしておかなければならないため、記憶力や、英文を作る力の強化につながります。仮に英文を全て覚えられていなかったとしても「ここは文法的にこうだから」と推測できるのです。
この能力は、リスニングのみならずライティングにも役立ちます。
単語学習や問題演習後の復習は前提として、そこにシャドーイングやリプロダクションを加えれば、IELTS対策はより有意義なものになるはずです。
まだシャドーイングやリプロダクションを試したことがない方は、ぜひ今日から試してみてください。
まずはシャドーイングを行い、その後にリプロダクションを行うことをおすすめします。
まとめ:IELTS対策なら英語コーチング「トライズ」
IELTS7.5のレベルや勉強時間、勉強方法について解説しました。IELTS7.5に関する情報が一通り手に入ったのではないでしょうか。
IELTS7.5に関する情報を手に入れたら、早速IELTS7.5の取得に向けた学習を開始しましょう。
またIELTS7.5は、簡単に取れるスコアではありません。TOEICに換算すると満点近い英語力が求められます。「私はまだIELTS7.5を目指すレベルに達していない」という方は、それよりも下のスコアを目指し、段階的にIELTS7.5の取得を目指しましょう。
IELTS7.5よりも低いスコアのレベルや勉強法については、以下の記事で詳しくまとめています。
関連記事:IELTS7.0のレベルや取得するための勉強方法まとめ
関連記事:IELTS 6.5の難易度・レベルはどのくらい?勉強法やTOEICとの換算について解説
IELTSで5.5~7.5を目指す方におすすめは英語コーチング「トライズ」
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英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。