留学費用の国別・目的別まとめ!費用の目安を見てみよう
留学を検討している方にとって、留学にかかる費用というのは大変気になるところ。滞在にどのくらいお金がかかるかは、留学前にぜひ知っておきたいところですよね。
こちらは、そんな留学にかかる費用の目安を国別・目的別にまとめている記事です。これから留学を検討されている方にぜひ見ていただきたい内容となっています。
留学にかかる費用とは
海外留学にはさまざまな費用がかかります。留学にかかる費用(総費用)を計算する上で、はじめに留学にはどのような費用があるかを見ていきましょう。
留学費用には、大きくわけて「準備費用」と「留学先での費用」の2つがあります。
準備費用というのは、留学前に必要となる費用をいいます。一般に、渡航費、海外旅行保険、一時宿泊費、旅券(パスポート、ビザなど)申請費、語学能力試験費などがこれにあたります。
留学先での費用というのは、留学中に必要となる生活費をいいます。授業料、教材費、住居・食費、交通費、医療保険料、雑費などがこれにあたります。
留学にかかる費用 | |
準備費用 | 渡航費、海外旅行保険、一時宿泊費、旅券(パスポート、ビザなど)申請費、語学能力試験費など |
留学先での費用 | 授業料、教材費、住居・食費、交通費、現地での医療保険料、雑費など |
国別、留学費用の目安
留学に必要な費用は、訪問する国やそこで何をするかによって大きく違いが出てきます。そのため一概にこのくらいの費用が必要だというのは難しいです。個人の支出の仕方によっても違いがありますよね。
ただ費用に関して、これまで留学をした人たちの情報を参考にすることはできます。こちらでは、日本学生支援機構が行った「海外留学経験者の追跡調査」をもとにした、学費、住居費、生活費の目安をご紹介していきます。
幅広い年齢、性別、職種などを対象とした調査になりますので、おおまかな数字にはなってしまいますが、大体このくらいかなという目安として参考にしてみてください。
学費
こちらは、国別の学費を日本円に換算した表になります。調査(1ヶ月あたりの学費はいくらかというアンケート)で、答えた人が最も多かった答えと、その次に多かった答えをご紹介しています。
教育機関(大学、語学学校など)によって学費はさまざまですので、相場として参考にしてください。
<Q 1ヶ月あたりの学費はいくらでしたか?>
最も多かった答え | 次に多かった答え | |
アメリカ | 10~15万円 | 5~10万円 |
オーストラリア | 5~10万円 | 10~15万円 |
カナダ | 5~10万円 | 3~5万円 |
イギリス | 5~10万円 | 15~20万円 |
中国 | 3~5万円 | 1~3万円 |
韓国 | 5~10万円 | 10~15万円 |
ニュージーランド | 3~5万円 | 5~10万円 |
フランス | 10~15万円 | 5~10万円 |
フィリピン | 1~3万円 | 5~10万円 |
イタリア | 3~5万円 | 15~20万円 |
ドイツ | 1万円未満 (国立大学は無料) |
15~20万円 |
台湾 | 3~5万円 | 1~3万円 |
スペイン | 3~5万円 | 15~20万円 |
シンガポール | 3~5万円 | 1~3万円 |
タイ | 1~3万円 | 3~5万円 |
住居費
こちらは、1か月あたりの家、アパート、ホームステイといった住居にかかる費用を国別で表にまとめたものです。こちらもアンケートでもっとも多かった答えと、次に多かった答えをご紹介しています。家賃の目安として参考にしてみてください。
<Q 1ヶ月あたりの住居費はいくらでしたか?>
最も多かった答え | 次に多かった答え | |
アメリカ | 3~5万円 | 5~10万円 |
オーストラリア | 5~10万円 | 3~5万円 |
カナダ | 3~5万円 | 5~10万円 |
イギリス | 3~5万円 | 5~10万円 |
中国 | 1~3万円 | 3~5万円 |
韓国 | 1~3万円 | 3~5万円 |
ニュージーランド | 1~3万円 | 3~5万円 |
フランス | 3~5万円 | 5~10万円 |
フィリピン | 5~10万円 | 1万円未満 |
イタリア | 3~5万円 | 5~10万円 |
ドイツ | 3~5万円 | 5~10万円 |
台湾 | 1~3万円 | 3~5万円 |
スペイン | 3~5万円 | 5~10万円 |
シンガポール | 3~5万円 | 5~10万円 |
タイ | 1~3万円 | 10~15万円 |
生活費
こちらは、1カ月あたりの生活費を国別にまとめた表です。同じく調査で最も多かった答えと次に多かった答えをまとめています。
<Q 1ヶ月あたりの生活費はいくらでしたか?>
最も多かった答え | 次に多かった答え | |
アメリカ | 3~5万円 | 5~10万円 |
オーストラリア | 5~10万円 | 3~5万円 |
カナダ | 3~5万円 | 5~10万円 |
イギリス | 3~5万円 | 5~10万円 |
中国 | 1~3万円 | 3~5万円 |
韓国 | 1~3万円 | 3~5万円 |
ニュージーランド | 1~3万円 | 3~5万円 |
フランス | 3~5万円 | 5~10万円 |
フィリピン | 3~5万円 | 1万円未満 |
イタリア | 3~5万円 | 5~10万円 |
ドイツ | 3~5万円 | 5~10万円 |
台湾 | 3~5万円 | 1~3万円 |
スペイン | 3~5万円 | 1~3万円 |
シンガポール | 1~3万円 | 5~10万円 |
タイ | 5~10万円 | 1~3万円 |
目的別、留学費用の目安
つづいては、目的別にかかる費用をご紹介したいと思います。海外留学の目的ですが、大きくわけて「語学留学」、「大学、大学院留学」「ワーキングホリデー」の3つがあります。
それぞれの目的にそって、どれくらいの、そしてどのような費用がかかるかを見ていきましょう。
語学留学
留学の目的のひとつに言語の習得があります。その言語の習得を目的として通う学校が語学学校です。
語学学校には、大学などに付属するものもあれば、公立、私立、非営利団体などが運営する学校もあります。この語学学校では、受講する期間やコースを自由に選択することができ、学費は選んだものによって変わってきます。
たとえば、一般のコースが1ヶ月(40時間)で320ドル、短期集中プログラムが1ヶ月(80時間)で800ドルというように、時間やコースによって学費が異なります。
<私立語学学校の学費例>
- General Englishコース $320 / 1ヶ月(40時間)
- Business Englishコース $320 / 1ヶ月(40時間)
- Academic English L/Sコース $400 / 1ヶ月(40時間)
- Academic English R/Wコース $400 / 1ヶ月(40時間)
- Intensive Program(集中プログラム) $800 / 1ヶ月(80時間)
<大学付属語学学校の学費例>
- Academic Englishコース $2,000 / 1ヶ月(80時間)
- Business Englishコース $2,300 / 1ヶ月(100時間)
- オンラインESLコース $1,000 / 1ヶ月(40時間)
そのほか、申込料、ビザ申請料、サービス料、教科書代といった費用があり、それぞれの学校においてチェックが必要です。プログラムにもよりますが、私営の語学学校の方がどちらかといえば安いという傾向があります。
大学、大学院留学
留学の主要な目的に、大学もしくは大学院の進学があります。
海外の大学は、学士過程の年数が3年と4年の国がありますが、3年の学士過程に入学する場合は、ファウンデーションコースという進学準備コース(現地の学生は高校生のときに修了)を1年間受ける必要があります。
関連記事:ファウンデーションコースとは?概要や国別の条件などを詳しく解説
また4年制大学へは、短期大学(2年生大学)から編入学できる国もあります。一般に2年生の大学は、4年制大学より学費が安く、費用をおさえるためにまずは2年生にいって単位を取り、それから編入学をするという方法もあります。
こちらでは、日本学生支援機構(JASSO)の留学パンフレットで紹介されている大学、大学院の学費(1年間)の目安をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
<大学、大学院の年間授業料>
国 | 大学の年間授業料(目安) | 大学院の年間授業料(目安) |
アメリカ | USD 26,820 ~ USD 37,650 | USD 8,950 ~ USD 44,910 |
カナダ | CAD 14,000 ~ CAD 36,000 | CAD 8,000 ~ CAD 30,000 |
オーストラリア | AUD 20,000 ~ AUD 45,000 | AUD 18,000 ~ AUD 50,000 |
ニュージーランド | NZD 22,000 ~ NZD 34,000 | NZD 6,500 ~ NZD 37,000 |
イギリス | GBP 11,000 ~ GBP 40,000 | GBP 4,900 ~ GBP 30,000 |
イタリア | EUR 900 ~ EUR 20,000 | EUR 900 ~ EUR 20,000 |
オランダ | EUR 6,000 ~ EUR 15,000 | EUR 8,000 ~ EUR 20,000 |
スウェーデン | SEK 80,000 ~ SEK 570,000 | SEK 80,000 ~ SEK 570,000 |
ドイツ | 州によって、国立大学は原則無料 | 州によって、国立大学は原則無料 |
フィンランド | EUR 4,000 ~ EUR 18,000 | EUR 4,000 ~ EUR 18,000 |
フランス | EUR 2770 | EUR 380 ~ EUR 3770 |
ロシア | RUB 122,500 ~ RUB 800,000 | RUB 79,000 ~ RUB 460,000 |
フィリピン | USD 91 ~ USD 661 | USD 63 ~ USD 1000 |
マレーシア | RM 12,000 ~ RM 102,750 | RM 14,145 ~ RM 200,000 |
韓国 | USD 1,600 ~ USD 10,800 | USD 1,100 ~ USD 20,900 |
ワーキングホリデー
語学留学、大学進学のほかに、ワーキングホリデーを利用して海外留学をするという方法もあります。
ワーキングホリデーとは、訪問国で働きながら旅行することを認める制度です。訪問国の文化や生活様式を理解することを目的とし、現在はオーストラリア、カナダを始め、アジア、ヨーロッパの25カ国以上で協定が結ばれています。
一般にワーキングホリデーでは以下のような費用が必要だとされています。
- 片道渡航費
- ビザ申請費
- ワーキングホリデー保険
- 語学研修費用
- 住居費
- 生活費
ワーキングホリデーは、働きながら旅行することを目的としますが、実際のところは言葉の問題もあり、現地の語学学校へ通いながら働くという方も多いとのこと。
以下では、1年間におけるワーキングホリデーの費用を目安として上げていますので、あわせて参考にしてみてください。
<ワーキングホリデーの費用:例1>
- 片道渡航費 50,000円
- ビザ申請費 40,000万円
- ワーキングホリデー保険 220,000円
- 語学研修費用 500,000円
- 住居費 600,000円
- 生活費 840,000円
<ワーキングホリデーの費用:例2>
- 片道渡航費 80,000円
- ビザ申請費 40,000万円
- ワーキングホリデー保険 220,000円
- 語学研修費用 1,240,000円
- 住居費 720,000円
- 生活費 660,000円
まとめ
こちらでは、留学にかかる費用を国別・目的別でご紹介しました。海外留学で得られるものは大きいと言われますが、その分留学にかかる費用も少なくありません。これから留学を検討される方は、ぜひこちらでご紹介した情報も参考にしてみてください。
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。