円安と円高を英語で言えますか?現在の国際情勢も絡めて詳しくお伝えします
現在、日本円の価値が外国通貨に対して下がる「円安」が続いています。
「円安」になると、特に海外に支店を置いていたり、海外に取引先がある場合に大きな話題として挙がるでしょう。
ビジネスシーンで「円安」と「円高」について英語で話せると、非常にスマートですし心強いですよね。
この記事では、現在の国際情勢に絡めて「円安」と「円高」を英語で言う表現をいくつか紹介します。
目次
2022年の情勢は「円安ドル高」
NHK国際ニュースナビによると、ここ最近続く円安の傾向は「アメリカと日本の金利差」にあると言います。
アメリカでは記録的なインフレの対策として大きな利上げ措置をし、逆に日本では長期の金利を大きく抑える金融緩和が続いています。
さらにロシアによるウクライナ侵略も、ドル高を加速させる要因となっています。
国際的な有事に強いのはドルだからです。
こうした背景から、ドルが高く円が安い状況が重なり、円安が進んでいるというわけです。
スタンダードに「円高」、「円安」を表したい時
「円安」と「円高」をシンプルに言いたい時は、以下の英語表現が使えます。
- 円安
depreciation of the yen - 円高
appreciation of the yen
順番に見ていきましょう。
1.Depreciation of the yen
Depreciation of the yenで「円安」を英語で表現できます。
Depreciation of the yenのdepreciationが「価値の下落」を意味するので、直訳すると「円の価値の下落」になり、「円安」の意味で使われます。
「Depreciation=価値の下落」と、英単語の勉強のように意味を覚えてしまうのもOKですが、丸暗記を避けたい場合は似たニュアンスの意味を持ち、つづりも似ている「Depress」と結びつけて覚えると効果的ですよ。
Depressは「押し下げる」や「低下させる」の意味を持つ英単語で、Depreciationよりも少し広い意味で使える英単語です。
また、Depressedの形になると「憂鬱にさせる」や「気分を落とす」、「不景気にする」という意味にもなり、日常英会話でも使われるような広く使われる表現になります。
「丸暗記はしたくない!」という人は、他の英単語や表現とも結びつけて覚えると記憶への定着も良くなります。
さらに結びつけた英単語も覚えられるので、英単語力の強化にも繋がりますよ。
2.Appreciation of the yen
Appreciation of the yenで「円高」を英語で表現できます。
Appreciation of the yenのAppreciationが「価値、価格などの(ゆっくりとした)上昇」を意味するので、直訳すると「円の価値の上昇」になり、「円高」の意味で使われます。
Appreciationは見たことがある人も多いのではないでしょうか?
そう、「感謝」を表す英単語の「Appreciation」です。動詞の形で「Appreciate=感謝する」を見たことがある人は多いですよね。
Appreciationは「感謝」の意味以外にも、「物事の好意的な評価、判断、見解」という意味もあります。
物事を好意的に評価、判断、見解を示すということは、「物事の価値を高く見る」と解釈もできますよね。
「Appreciation of the yen=円の価値を高く見る」ということで、「円高」を表わせますよね。
こうした連想をすることでも、丸暗記を回避して英単語を理解することに繋がります。
もっと簡単に「円高」、「円安」を表したい時
日常英会話などで簡単に「円高」や「円安」を表したい時には、Weak(弱い)とStrong(強い)を使って表現することもできます。
例↓
- Weak yen is advanced, isn’t it?
円安が進んでいるね。 - The strong yen was a fatal blow to the company.
その会社にとって円高は致命的な打撃だった。
スタンダードに円高や円安を表すのは「Depreciation / Appreciation of the yen」ですが、「今は金融の話をしているな」とお互いがわかっている状況ならWeak yenやStrong yenで十分に通じるでしょう。
Weak yenやStrong yenの他にも、日本語で「円が弱い(安い)」、「円が強い(高い)」と表現するように、「Yen is weak」や「Yen is strong」という表現も使われます。
円の価値を、他の国の通貨と比べる場合
円の価値だけで円安や円高が起こるわけではありません。
他の国の通貨と比較して「円が安い、高い」とされます。
例えば冒頭でお伝えしたとおり、現在はアメリカドルに対して円が安い状態の「円安ドル高」です。
「ドルに対して円が安い」と言うときは、新聞ではAgainstを使って表現されることが多いです。
例↓
- Japanese Yen goes down against US dollar.
アメリカドルに対して円が安くなった。 - The US dollar is strong against the yen.
円に対して米ドルが高い。
特に現在は円安について話す際に、国際情勢と絡めて話すことが多いので、Againstを使って「ドルに対して円が安い」とスマートに言えると格好いいですね。
関連記事:比較は英語で何と言う?3つの表現パターンと「比較級」「最上級」のルール・単語まとめ
現在の国際情勢と絡めた「円安」と「円高」の例文
現在の国際情勢と絡んだ「円安」と「円高」の例文を集めました。
例文↓
“The trend of the dollar’s appreciation against the yen may be nearing a peak over the mid- to long-term,” she said.
「ドル高円安の傾向は、中長期的にはピークに近づいているのではないか 」と彼は言った。
Quarter of Tokyo Prime Market firms revise profits upward as yen weakens
東京プライムマーケット企業の4分の1が、円安を受け利益を上方修正
Japanese gaming giant Nintendo has posted a record group profit for the six months through September mainly due to a weaker yen.
日本の大手ゲーム企業「任天堂」は、主に円安の影響を受けて、9月までの6ヶ月間で最高売上を記録しました。
ビジネスシーンで「円安」と「円高」に触れる際の参考にしてみてください。
まとめ:ビジネスで通用する英語を身につけるなら「トライズ」
この記事では、ビジネスシーンでの話題に挙がりやすい「円安と円高」について、現在の情勢も交えながら英語でどう表現するかをお伝えしました。
ここまでお読みのあなたは、「円が高い」や「円が安い」という話だけでなく、「ドルに対して円が安い」など、現在の国際情勢を交えてスマートに話すことが出来るでしょう。
この記事でお伝えしたことが、あなたの英語表現をより豊かにできたら幸いです。
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トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。