海外赴任で選ばれる人とは?企業が見る5つの特徴
「海外で働いてみたいけれど、どのような人が選ばれているのだろう」「語学力がないと、海外赴任はできないの?」海外赴任について、このような疑問をお持ちではありませんか。海外勤務に関心はあるけれど、そもそも適性があるかわからないという方もいらっしゃると思います。
こちらは、そんな海外赴任について、どのような人が選ばれているかをご紹介している記事です。海外勤務を検討されている方は参考にしてみてください。
本記事でわかること
- 海外赴任で選ばれる人の特徴
- どのような人が海外赴任に向いているのか
海外赴任に選ばれる人の5つの特徴
ビジネスでグローバル化が進む中、海外に事業の拠点を置く企業も増えています。しかし、現地における外国人採用、定着の難しさもあり、このような企業では日本から社員を送るケースがほとんどです。
では、どのような人がこの海外赴任に選ばれているのでしょうか。こちらでは、企業からの視点を踏まえながら、海外赴任に選ばれる人の特徴を見ていきたいと思います。
業務に精通している
1つ目は、業務に精通しているというもの。海外赴任といえば、まず語学力が浮かぶと思いますが、多くの企業が語学力と同じく重視しているのが、業務内容を熟知していてきちんと遂行できるかどうかという点にあります。
そもそも海外で必要な業務があるから社員を送っているわけで、その業務についてあまり知らないというのはおかしな話といえます。また、仕事の必要性にかかわらず業務に精通しているというのは、顧客や取引先、海外でともに仕事をするスタッフの信頼を得るひとつのポイントとなります。
なかには「語学力がないと業務もできないのでは」という声もありますが、語学は現地で学ぶことができます。一方、業務に関しては、語学力があってもほかの言語を通じて学ぶというのは容易なことではありません。
コストの上でも、働く環境がどこであれ、業務内容に精通していて、それをきちんと遂行できるかどうかが海外赴任の前提とされています。
コミュニケーション力がある
2つ目は、コミュニケーション力があるという点です。コミュニケーション力といってもさまざまですが、ここでいうコミュニケーション力というのは、「顧客や取引先と円滑なやり取りができ、社内外での連絡、調整が正確にできること」をいいます。
そしてそれには、論理的である、問題認識ができる、過不足のない情報を選んで伝えられる、といったさまざまな能力が必要とされます。
また海外赴任者は、現地スタッフと協力しながら仕事をする、もしくは管理するという立場にあることから、現地スタッフを尊重しながら、巻き込んでいくようなコミュニケーションが求められます。
語学においては、企業によっては日本語を話せる現地スタッフがいたり、語学のできる社員がいたりすることもあるので、必須ではないケースもあります。
それよりも、さまざまな人とやりとりができるコミュニケーション力というほうが、海外での仕事において求められる力といえます。
環境変化や異文化に適応できる
3つ目は、環境変化や異文化に適応できるというもの。海外赴任では、言葉をはじめ、文化や習慣、考え方などが大きく異なる国で働くことになります。そこでは、日本ではあまり考えられないようなことも多々起きます。
また、環境が変わることによって、これまで慣れ親しんだやり方が通用しないということも少なくありません。そのようなとき、それを受け入れ考え方や方法を転換していくことが、海外で働く上でとても重要とされています。
ほかにも異文化への順応できるかどうかも海外赴任においては重要です。たとえばこっちの「当たり前」が、あっちにとって「当たり前」でないこと、もしくはその反対はよくあります。常識は場所で変わるということですね。
そのほか食文化や生活習慣になじめるかも大切です。せっかく呼ばれたパーティーで、相手の振る舞うものに手をつけようともしない人とは、いい関係を築きたいとは思わないはず。
このように、これまでとはまったく異なる環境下での変化や文化の違いに対応できる人、さらにいえばそれらを楽しめるような人が海外赴任に向いている(選ばれやすい)といえます。
ストレス耐性がある
4つ目は、ストレス耐性があるという点です。海外勤務には、業務や生活の支障を越えたさまざまストレスが伴います。
たとえば、顧客や現地スタッフとのコミュニケーション、現地企業との均衡など、海外勤務はその毎日が異文化との交渉であり、小さなトラブルが溢れており、それが知らず知らずのうちにストレスとして積み重なっていきます。
また、本社の目のとどかない場所にいることから、成果だけで評価されることや、現地の事情を踏まえない本社の指示に振り回されるというのも、海外赴任で抱えやすい大きなストレスといえます。そのため、このような強いストレス下でもやっていけるというストレス耐性が、海外赴任には大きく求められます。
ストレス耐性といってもさまざまですが、海外勤務においては、ひとつひとつのトラブルを抱え込まない、自分のストレスを認知できてそれを発散させるすべを持っている、ある意味開きなおって仕事ができる、孤独に耐えられる、などの特性があげられます。
そのほか、仕事への意欲、やりがいなどを見出せるというのも、ストレス下でモチベーションを維持できる特徴とされています。
語学力がある
5つ目は、語学力です。海外赴任では、ネイティブ並みとはいわずとも最低限の語学力というのは必要になってきます。
海外赴任を経験している人たちによれば、「とにかく語学力」との声も多く、そのほか、「相手の懐に入るためには、言葉ができないといけない」、「現地の言葉で会話ができると、相手との距離が縮まって関係が築ける」など、語学を重要とする意見がたくさんあります。語学ができなくて誤解がうまれたという経験をされた方も多いようです。
なかには、語学はツールであって、それより大切なものは内容だという声もありますが、そのツールである言語が不十分であれば、結局は伝わっていないということも出てきます。
また仕事に限らず海外に駐在しているわけですので、生活の上でも語学が必要になる場合が多くあります。暮らしの中で現地の語学が使えないと、さまざまな不便や不都合を感じることが出てきますし、それがストレスとなって、仕事への影響が出かねません。
海外赴任に必要な英語力というのは、業務によって変わってくると思いますが、ひとつの基準として、TOEICを採用している企業が多く、5割~6割以上の企業がスコアを海外赴任者選抜の要件・参考にしているとのこと。
その平均スコアは635点とあり、なかには800点以上とする企業もあるなど、語学力があるかどうかが海外赴任者の選出に大きくかかわってくることは間違いありません。
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まとめ
こちらでは、海外赴任に選ばれる人とその特徴についてご紹介してきました。海外赴任に選ばれる人は多くの場合、業務に精通している、コミュニケーション力がある、環境変化、異文化に対応できる、ストレス耐性がある、語学力があるというような特徴をもっています。
どれも海外勤務にはとても重要な特徴であり、言いかえれば、これらを持っていると海外赴任に向いているといえるのではないでしょうか。
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英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。