交換留学とは?かかる費用やメリット・デメリットについて解説
交換留学は、在学中の大学が協定を結んでいる大学に留学することを指します。
同じ留学でも、協定を結んでいない大学への留学と比べると内容は大きく異なるため、これから留学をしたいのであれば、交換留学ならではの特徴をしっかり把握しておいてほしいところです。
そこで今回は、交換留学の概要やかかる費用、交換留学に行くメリット・デメリットについて解説します。
海外留学をしたいと考えている方や、子どもを海外留学に行かせたいと考えている保護者の方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
なお本記事では大学への交換留学について解説をしますが、高校への交換留学を検討している方にも役立つ内容となっています。
目次
交換留学とは?
交換留学とは、留学生が自国の大学や学校から一定期間、海外の他の大学や学校に派遣され、学業や文化を交換するプログラムのことを指します。
通常の留学とは異なり、交換留学は一時的なものであり、学生は一般的に1学期または1年程度の期間限定で留学します。
交換留学で行くことのできる大学は、在学中の大学が「学術交流協定」を結んでいる大学のみです。
交換留学にかかる費用
詳しくは後述しますが、交換留学では留学先の大学に支払う学費は免除されます。よって通常の留学と比べると、費用は安く済みます。
交換留学にかかる費用は、留学をする国の物価や、留学をする期間次第です。一般的には、1年間で100〜200万円程度の費用がかかると考えておきましょう。
ホームステイを行えば、滞在費用や食費を節約できます。
交換留学に行くメリット
交換留学に行くメリットは、以下の4つです。
- 授業料がかからない
- 卒業や就職が遅れることはない
- 日本の大学のサポートが受けられる
- 難関大学にも留学しやすい
それぞれ詳しく解説します。
授業料がかからない
交換留学では、日本の大学に籍を置いたまま留学をします。
「日本の大学と海外の大学に在籍することになるため、学費が2倍かかるのでは?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし交換留学では、海外の大学の学費を支払う必要はありません。留学中も、日本の大学に学費を納めることとなります。
よって交換留学にかかる費用は、日本の大学への学費と、現地での生活費のみとなります。もし現在あなたが大学生で一人暮らしをしているのであれば、現在日本の大学に通うためにかかっている費用にプラスαをするだけで、留学に行くことができます。
留学というと、費用がかかるものといったイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。しかし思っているよりは気軽に留学ができるかもしれません。
また大学やJASSO(日本学生支援機構) 、「トビタテ!留学JAPAN(文部科学省)」といった奨学金制度を利用することも可能です。
卒業や就職が遅れることはない
海外の大学で取得した単位は、日本の大学の単位に組み込める場合があります。よって同時期に入学した学生と同じタイミングで大学を卒業できます。
同時期に大学を卒業できるため、就職が遅れることもありません。
ただし交換留学先で取得した単位を全て日本の大学の単位に組み込めるわけではありません。よって交換留学に行く前に日本の大学でしっかりと単位を取得しておくことや、日本の大学の単位に組み込める講義を交換留学時に受講することなどが求められます。
一方で交換留学ではない場合は、単位を日本の大学に組み込むことができないため、一般的には卒業が半年以上遅れることとなります。
日本の大学のサポートが受けられる
留学に行くには、ビザの申請や滞在先の確保など、さまざまな手続きが必要です。本来であればこういった手続きを全て自力で行わなければなりません。
しかし交換留学では、こういった手続きに関する大学からのサポートを受けられます。
通常の留学では、留学エージェントに留学の手続きをサポートしてもらいます。しかし留学エージェントは、優良な企業もあれば悪徳ともとれる企業があるのも事実です。
大学にサポートをしてもらえば、そういった不安は不要です。
難関大学にも留学しやすい
学術交流協定を結んでいる大学であれば、比較的楽に留学ができます。
もちろん交換留学にも条件はあります。しかし自力では留学ができないような難関大学でも、学術交流協定を結んでいれば留学できる可能性が高まります。
関連記事:留学費用の国別・目的別まとめ!費用の目安を見てみよう
交換留学に行くデメリット
交換留学に行くデメリットは、以下の4つです。
- 学内の選考を通過する必要がある
- 語学系のプログラムだと日本の大学の単位を取得しづらい
- 選択肢が限られている
- 希望通りの科目が選べない可能性がある
それぞれ詳しく解説します。
学内の選考を通過する必要がある
交換留学をするためには、日本の大学での選考を通過しなければなりません。日本の大学での選考に通るには、IELTSやTOEFL、TOEICといった英語力を証明する資格以外に、以下のような条件が求められます。
- GPA
- 志望動機を綴った作文
- 指導教員からの推薦
上記の条件を満たしたのちに、交換留学先での選考が行われます。つまり交換留学に行くには、日本の大学と海外の大学の2段階の選考をクリアしなければなりません。
また日頃から学業に専念して、きちんと単位を取得したり、高いGPAを取得したりすることが求められます。
語学系のプログラムだと日本の大学の単位を取得しづらい
交換留学のプログラムには、現地で他の学生と一緒に講義を受けるのではなく、語学学習がメインのプログラムが存在します。
語学メインのプログラムだと、交換留学先で取得した単位を、日本の大学の単位に変換できません。よって大学卒業に必要な単位を取得できず、半年〜1年程度留年する必要が出てきます。
語学系プログラムではなく、現地の講義に参加するには、日本にいる時点で現地の講義に参加できるような高い語学力が求められます。
選択肢が限られている
通常の留学の場合、条件さえ満たしていれば、世界中の好きな大学に留学ができます。一方で交換留学ができるのは、在学中の大学が学術交流協定を結んでいる大学のみです。
つまり「この大学に交換留学したかったけど、大学が協定を結んでいなかった」ということが起こりえます。
現在大学生で交換留学をしたいのであれば、大学が協定を結んでいる大学の中から留学したい大学を選ぶしかありません。もしこれから大学に進学するのであれば、あらかじめどんな大学と協定を結んでいるのかを確認しておくと良いでしょう。
希望通りの科目が選べない可能性がある
留学先での選考科目は、その大学の学生が優先されます。よって留学先の学生に人気のある科目であれば、選べない可能性があります。
交換留学で取得した単位を日本の大学の単位に変換するには、日本の選考科目と同じ科目で単位を取得しなければなりません。異なる分野の単位を取得しても変換できずに留年に繋がってしまう可能性があるので、注意が必要です。
関連記事:ワーキングホリデーにかかる費用国別まとめ!お金がない人がワーホリを楽しむ秘策も紹介
まとめ
交換留学の概要やかかる費用、交換留学に行くメリット・デメリット、について解説しました。交換留学に行きたいかどうか、気持ちがはっきりしましたでしょうか。
交換留学に行く前に、国内でできるだけ語学力を高めておきましょう。短期間で一気に英語力を伸ばしたいのであれば、英語コーチングスクールのTORAIZ(トライズ)がオススメです。
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。