英語「up to you」の意味は?ネイティブの使い方や返し方を例文付きで解説
英語の会話でよく耳にする「up to you」というフレーズ。
「あなたにお任せします」「君次第だ」という意味を持ち、日常会話やビジネスシーンで頻繁に使われます。このフレーズをうまく使いこなせば、自然なコミュニケーションを取る助けになるだけでなく、相手への信頼や責任を示すこともできます。
この記事では、「up to you」の基本的な意味から、ネイティブの使い方や返し方、さらに「It depends on you」とのニュアンスの違いまで、例文を交えて分かりやすく解説します。
「up to you」をマスターして、英会話をもっと自然でスムーズにしてみましょう。
英語「up to you」の意味や使い方は?
「Up to you」は、相手に選択や決定を委ねる際に使う表現で、「あなたにお任せします」「あなた次第です」といった意味を持ちます。
このフレーズは、状況に応じて自分が主導権を持たず、相手に決めてほしいときに便利です。例えば、「Where should we go for dinner?(夕食はどこに行く?)」と尋ねられた際に「It’s up to you.(君に任せるよ)」と答えることで、決定権を相手に委ねる意図を伝えられます。
また、「up to you」には、相手にある程度の自由や信頼を示すニュアンスも含まれているため、親しい間柄や信頼関係のあるビジネスシーンでも自然に使えます。
この表現は「決定はあなたに任せる」という意味だけでなく、相手に責任を委ねる際にも使われることがあります。
例えば、「The success of the project is up to you.(プロジェクトの成功は君次第だ)」と言うと、そのプロジェクトの成否は相手の努力や行動にかかっているという意味を含みます。
「あなたにお任せします」「あなた次第です」という意味で「Up to you」を使った例文は以下のとおりです。
- We can either go to the beach or the mountains for the weekend trip. It’s completely up to you; let me know which one you prefer.
週末の旅行でビーチに行くか山に行くか、どちらでもいいよ。完全にあなた次第だから、どちらがいいか教えてね。 - Whether we continue with the original plan or make adjustments to fit the new schedule is up to you. Just let me know what you decide.
元の計画で続けるか、新しいスケジュールに合わせて調整するかはあなた次第です。決まったら教えてください。 - You can take the leadership role in this project if you feel ready, but it’s up to you. No pressure – decide what feels right for you.
このプロジェクトでリーダーシップを取ることもできるけど、それはあなた次第です。プレッシャーを感じず、自分にとって適切だと感じる方を選んでください。
英語「up to you」に対する返し方
「Up to you」と言われたときの返事には、相手に選択肢をもらったことを感謝する、または自分の意見を述べるのが一般的です。
例えば、「It’s up to you.」と言われた際に、「Alright, then I’ll choose this option.(分かった、じゃあこの選択肢にするね)」と自分で決定を下すことで、会話がスムーズに進みます。
また、「Thanks for giving me the choice.(選ばせてくれてありがとう)」のように、決定を任されたことに感謝を伝える返しも好印象です。
さらに、相手が決定を任せてきた場合、自信を持って「Okay, I’ll take care of it.(わかった、私が対処するよ)」と返すと、責任感のある印象を与えられます。
また、「If you’re sure, I’ll handle it my way.(もしあなたがそれで良いなら、自分なりに進めてみます)」のように、相手の同意を確認しつつ意思を示す返答も、丁寧で安心感を与える効果があります。
場合によっては、自分に決定が任された理由を尋ねるのも一つの方法です。例えば、「Why is it up to me?(なぜ私に任されるのですか?)」と尋ねることで、相手の意図や期待を理解しやすくなり、適切に応じやすくなります。
英語「up to you」と「It depends on you」の違い
「Up to you」と「It depends on you」は、いずれも相手に決定権や選択肢を委ねる意味ですが、ニュアンスに違いがあります。
「Up to you」は単に「あなた次第」「あなたに任せる」という意味で、相手に決断を委ねる際に使われる表現です。一方、「It depends on you」は「結果があなたにかかっている」というニュアンスが強く、状況や結果が相手の行動や判断に左右されることを示しています。
例えば、友人に「どの映画を見るか決めて」と頼む際には「It’s up to you.(君に任せるよ)」と言うのが自然です。一方、プロジェクトの成功が相手の取り組みに左右されるような場合、「The success of this project depends on you.(このプロジェクトの成功は君次第だ)」というと、相手の行動が結果に直接影響することを強調できます。
また、「It depends on you」は状況によっては少しプレッシャーを与える表現になり、責任を明確にしたいときに使われます。「up to you」が比較的カジュアルに使えるのに対し、「depends on you」は相手の役割や責任を強調する場面で用いられることが多いです。
どちらの表現も使い方によって便利ですが、相手に与える印象が異なるため、状況に応じて使い分けると良いでしょう。
「It depends on you」を使った例文は以下のとおりです。
- The success of this project depends on you and how well you can coordinate with the rest of the team. If you lead effectively, I’m confident we’ll achieve our goals.
このプロジェクトの成功は、あなたとチーム全体との協力次第です。あなたが効果的にリードできれば、目標を達成できると確信しています。 - Whether we complete the proposal on time depends on you and how quickly you can gather the necessary information from the clients. Let me know if you need any support.
提案を期限内に完成させられるかどうかは、あなたとクライアントから必要な情報をどれだけ早く集められるかにかかっています。サポートが必要なら教えてください。
まとめ
「Up to you」は、日常会話からビジネスまで幅広く使える便利な表現で、「あなたに任せます」「君次第だ」といった意味を持ちます。
シンプルながら、相手への信頼や尊重、責任を委ねる意図を表現できるため、自然な英会話に役立ちます。また、「It depends on you」との違いを理解することで、より正確なニュアンスを伝えることが可能です。
この記事で学んだ使い方や返し方を参考に、さまざまな場面で「up to you」を活用してみましょう。
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。