TOEIC900点のすごさは?人生変わるって本当?勉強法についても紹介
実際、900点以上を取得すれば、TOEIC受験者の中でも上位約4%に入るレベルであり、就職・転職、さらにはキャリアアップの場でも大きなアドバンテージとなります。
本記事では、TOEIC900点の具体的なすごさや得られるメリット、効果的な勉強法について徹底解説します。
目次
TOEIC900点のすごさ
TOEIC900点のすごさについて、以下3つの観点から解説します。
- TOEIC公式によると5段階中上から1番目
- TOEIC受験者の上位約4%
- 英検に換算すると準1〜1級レベル
1つずつ詳しく見てみましょう。
TOEIC公式によると5段階中上から1番目
TOEICを運営するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)は、スコアに応じて英語力を5つのレベルに分類しています。
その中でも、スコア860点以上は最上位の「レベルA」に該当し、「Non-Nativeとして不自由なく英語でのコミュニケーションができる水準」と評価されています。
TOEIC900点はこのレベルAを大きく上回るスコアであり、国際的なビジネスシーンでも十分に通用する英語力があることを示しています。
もちろん、ネイティブと全く同じレベルの会話力が求められるわけではありませんが、実際の業務や会議、プレゼンテーションなどにおいて、高い理解力と発信力を持っていることが証明される点で、非常に高く評価されるスコアです。
TOEIC受験者の上位約4%
TOEIC900点というスコアは、実際にどれほど希少なのでしょうか。
TOEICの統計データによれば、895点以上を取得する受験者は全体のわずか4〜5%に過ぎません。
直近数年間のデータを平均すると、約4.15%となっており、TOEIC900点は全受験者の上位4%前後に入る極めて高水準の成績であることが分かります。
出典:TOEIC PROGRAM DATA&ANALYSIS 2023、2022、2021、2020
特に社会人と学生で比較すると、社会人のほうが高得点者の割合は高い傾向にありますが、それでも900点超えはごく一部に限られます。
学生時代にこのスコアを取得できれば、就活時においても「英語が得意な人材」として強くアピールできる材料になり、企業からの評価が大きく変わる可能性があります。
英検に換算すると準1〜1級レベル
TOEICスコアは、英語力を測る指標として世界的に利用されていますが、他の英語試験とのレベル比較においても、900点は非常に高い位置づけです。
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)との対照表によれば、TOEIC900点はCEFRの「B2」から「C1」に相当するレベルとされています。
出典:文部科学省 各試験団体のデータによるCEFRとの対照表
これを英検に換算すると、準1級から1級の範囲に該当し、上級者と評価される水準です。
特に英検1級は、ネイティブ並の高度な語彙力と表現力が求められるため、TOEIC900点を取得していれば、読み書きだけでなく総合的な英語力に優れていると認識されやすくなります。
また、IELTSやTOEFLといった他の試験でも上位スコアに該当するため、海外留学や大学院進学の足がかりにもなる実力があるといえるでしょう。
関連記事:英検1級のレベルや合格点・合格率はどのくらい?4つの観点から解説
TOEIC900点を取ると人生変わるって本当?
「TOEIC900点を取ると人生が変わる」という声がありますが、本当でしょうか。以下2つの観点から解説します。
- 就職活動では大きな武器になる
- 英語と努力に対する自信が付く
それぞれ詳しく見てみましょう。
就職活動では大きな武器になる
TOEIC900点は、就職活動において非常に強力なアピール材料になります。
多くの企業が採用の際に英語力を重視しており、特に総合商社、外資系企業、航空業界、グローバルに展開するメーカーやIT企業では、TOEICの点数を応募要件や評価基準として明記しているケースも少なくありません。
その中で900点というスコアは、英語力の「質」と「継続的努力」を示す明確な証拠として受け取られます。
加えて、スコアが客観的かつ定量的であるため、企業側も評価しやすく、履歴書やエントリーシートに記載するだけでインパクトを与えられるのも大きな利点です。
実際に、TOEIC900点を武器に大手企業の内定を勝ち取ったという体験談も多く、就活の競争を有利に進めたい人にとって、非常に価値あるスコアといえます。
英語と努力に対する自信が付く
TOEIC900点の取得は、単に語学力を示すだけでなく、自分自身への大きな自信にもつながります。このスコアを目指すには、計画的な学習、継続的な努力、そして本番での集中力が欠かせません。
日々の勉強を通じて語彙力や読解力、リスニング力を鍛え、限られた時間の中でベストを尽くす経験は、「やればできる」という自己肯定感を育みます。
また、英語力そのものにも確固たる自信が持てるようになり、海外旅行や国際会議、英語でのビジネス交渉などでも臆せずコミュニケーションを取れるようになります。
「自分はここまでできた」という成功体験は、今後の人生で壁にぶつかったときの支えにもなり、学習面だけでなく精神的な成長にも直結するのです。
TOEIC900点を取るための勉強法
TOEIC900点を取るための勉強法は、以下の3つです。
- まずはTOEIC800点以上を取る
- スコアシートから苦手パートを把握する
- 復習の質を上げる
それぞれ詳しく解説します。
まずはTOEIC800点以上を取る
TOEIC900点を目指すには、まずTOEIC800点以上のスコアを取得することが現実的な第一歩です。
800点台に達するということは、すでに英語の基礎力や問題への対応力が備わっている証拠であり、900点への道筋が見えてくる段階でもあります。
このレベルに達するまでは、語彙・文法・読解・リスニングといった全体的な力の底上げが不可欠です。
また、TOEICの出題傾向に慣れることで、解答スピードや時間配分のスキルも向上します。いきなり900点を目指すよりも、「まず800点をクリアする」というマイルストーンを設けることで、勉強のモチベーションを維持しやすくなります。
スコアを段階的に伸ばすことで自信がつき、900点という高みへの挑戦が現実味を帯びてくるでしょう。
スコアシートから苦手パートを把握する
TOEICでは、スコアと一緒に各パートの正答率が表示された「スコアシート」が提供されます。
これを活用して、自分がどのセクションで得点を落としているのかを客観的に分析することが、900点突破のカギになります。
たとえば、Part3・4のリスニングで点数が低い場合は会話のスピードや設問の意図に対応できていない可能性が高く、Part7で苦戦しているなら読解スピードや語彙力が課題と考えられます。
このように、闇雲に勉強するのではなく、データを元に「自分専用の弱点対策プラン」を立てることで、限られた時間を最大限に活用できます。
900点を目指すには、不得意を放置せず、的確に改善していくことが非常に重要です。
復習の質を上げる
TOEIC900点を目指す上で、ただ問題を解くだけでは限界があります。むしろ重要なのは、復習の「質」をいかに高めるかです。
たとえば、間違えた問題については「なぜ間違えたのか」「どうすれば防げたか」を必ず言語化し、解説を読んで終わらせるのではなく、口頭で説明できるまで落とし込むのが理想です。
さらに、聞き取れなかったリスニング問題はシャドーイングやディクテーションを繰り返すことで、確実に聞き取れるレベルまで強化しましょう。
文法や語彙に関しても、間違えたポイントは自作のノートやアプリにまとめ、反復学習を行うと定着率が上がります。
復習を「深く・丁寧に・継続的に」行うことで、確かな実力に変わり、900点到達が現実のものになります。
まとめ
TOEIC900点は、一見遠い目標に感じるかもしれませんが、正しい戦略と徹底した復習を積み重ねることで十分に到達可能です。
特に「まずは800点を突破→弱点分析→高品質な復習」の流れを意識すれば、着実にスコアを伸ばせます。
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受講生のインタビューもご紹介します。


トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。