IELTSの試験日程と日程の選び方について解説
「IELTSの試験日程ってどういう仕組みになっているの?」
こういった疑問を解説します。
IELTSは試験のタイプが2つあるなど、試験日程が複雑な試験です。何となく調べて、試験日程を決めたつもりになっていると、間違った試験日程を選んでしまっており、面倒なことになりかねません。
そこで本記事では、IELTSの試験日程について、分かりやすく解説します。
記事を最後までチェックすれば、IELTSの試験日程に関する理解が深まりますよ。
目次
IELTSとは?
IELTS(アイエルツ)とは、International English Language Testing Systemの略で、日本国外への留学や移住の際に必要とされる英語の資格試験です。
ケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシルが運営を行っています(日本では、英検を運営する日本英語検定協会がIELTSの運営も行っています)。
IELTSは、全世界で毎年約140万人近い方が受験しています。受験形式は、ペーパーとコンピューターがあります。受験料は25,380円です。
IELTSに関する詳細は、以下の記事でも解説しています。気になる方は、チェックしてみてください。
IELTSの試験日程は3つの要素で決まる
IELTSの受験日程は、以下3つの要素で決まります。
- モジュール
- 試験会場
- 受験方式
IELTSは、試験日程を勘違いしたり間違えたりしやすい試験なので、試験日程についてはきちんと理解しておくべきです。
3つの要素について、詳しく解説します。
モジュール
IELTSには、2つの試験タイプがあり、試験タイプのことをモジュールと言います。IELTSのモジュールは以下の2つです。
- アカデミック・モジュール
- ジェネラル・モジュール
それぞれの違いを簡単に説明します。まずアカデミック・モジュールは、主に海外留学をしたい方、英語圏で医師や看護師になるための申請をする方向けの試験です。
一方ジェネラル・モジュールは、海外留学に加えて、海外への移住を検討している方向けの試験です。移住後に生活に困らないレベルの英語力を有していることを証明します。
IELTSは海外留学のために受験する方が多いので、アカデミック・モジュールがメインのモジュールだと言えるでしょう。
アカデミック・モジュールかジェネラル・モジュールかによって、試験日程が少し異なります。
まずアカデミック・モジュールはIELTSの試験日程全ての日程で受験できます。一方ジェネラル・モジュールの場合は、全ての日程で受験することができません。
受験できる日程と受験できない日程があるので、ジェネラル・モジュールを受けたい方は、試験日程に注意が必要です。
試験会場
IELTSの受験会場によっても、試験実施日程が異なります。例えば東京や大阪では、ほぼ毎週試験が実施されています。
一方他の試験会場では、試験の実施が月に1回だったり、半年に1回だったりします。
試験会場によって実施日程が異なるケースがあるので、注意が必要です。
受験方式
IELTSでは受験方式を、コンピューター受験とペーパー受験から選択できます。
ペーパー受験は、月に4回(木1回、土3回)で、年間最大48回受けられます。コンピューター受験は、月曜日は開催されていないことが多いので、注意が必要です。
IELTSの試験日程の決め方2つ
IELTSの試験には、3つの要素が関係していることについては、お分かりいただけたのではないでしょうか?
次に、IELTSの試験日程をどのように決めたらいいのかについて解説します。
IELTSの試験日程を決める際は、以下の2つについて考えるのがおすすめです。
- IELTSスコアの提出期限から逆算する
- 必要な学習期間を元に計算する
それぞれ詳しく解説します。
IELTSスコアの提出期限から逆算する
IELTSを留学や就職のために受験する方は多いです。そういう方は、長い間IELTS対策をして、万全の準備ができてからIELTSを受験できるわけではありません。
留学や就職にIELTSを活用するためには、それまでにIELTSのスコアが出ている必要があります。よってIELTSを留学や就職のために受験する方は、IELTSスコアの提出期限から逆算して、試験日程を決めましょう。
できるだけギリギリになってIELTSを受験すればするほど、勉強期間は伸びます。その前に試しに何度かIELTSを受験してみるのも良いですが、本命は期限直前にして、その期間で準備を進めることが大切です。
必要な学習期間を元に計算する
IELTSを留学や就職のために受験する方は多いですが、全員が留学や就職のためにIELTSを受験するわけではありません。
中には、純粋に「自分の英語力を測りたいから」という理由や、他の理由でIELTSを受験する方もいます。
そういった方は「いつまでにIELTSスコアを獲得しなければならない」という制限がありません。
いつまでも好きなだけIELTS対策をして、万全の準備ができた状態でIELTSを受験できます。
まずは目標スコアを決め、そのスコアを取得するために必要な勉強期間を見積もりましょう。勉強期間を算出するためには、目標のみならず、あなたの現在の英語力についても理解する必要があります。
勉強期間を割り出したら、あとはそれに応じて試験日程を決めましょう。
IELTSの試験会場の決め方3つ
IELTSでは試験日程に加えて、試験会場も決めなければなりません。IELTSの試験会場の決める際は、以下3つの点を意識するといいですよ。
- 自宅から近いかどうか
- 希望の試験形式で受験できるかどうか
- 快適な環境で試験を受けられるかどうか
自宅から近いかどうか
試験会場は、当然自宅から近ければ近いほどいいです。なぜなら試験を受けるための移動にかかるコストや時間を減らせるからです。
試験当日に、何時間もかけて試験会場に向かうのは疲れます。もちろん移動中にも勉強はできますが、自宅の落ち着ける環境で勉強した方が良いです。
また自宅から近い方が、公共交通機関の遅延などのトラブルに巻き込まれる可能性も減ります。
自宅から最も近い試験会場を選ぶのが一般的です。居住地以外の試験会場に、前日にホテル入りするなどして受験をする場合は、きちんと会場にたどり着けるかどうか、注意が必要です。
希望の試験形式で受験できるかどうか
自宅から近い試験会場でも、希望の受験形式で受験ができない場合は、別の試験会場を選ばなければなりません。
希望の受験形式で受験できるかどうかについても、チェックしましょう。
快適な環境で試験を受けられるかどうか
隣の席との距離が狭かったり、会場が狭かったり、快適ではない環境でIELTSを受験すると、スコアに影響が出てしまいます。
IELTSのテストセンターの公式サイトにアクセスすると、各試験会場の画像や、その試験会場で受験をしたことがある方の口コミを閲覧できます。
事前にIELTSのテストセンターの公式サイトをチェックして、自分にあった試験会場かどうかを判断しておきましょう。
まとめ
IELTSの試験日程について解説しました。試験日程の決め方が分かれば、自分に合った形式で試験日程を決め、IELTSの対策を始めるのみです。
早速本記事とIELTSの公式ページを参考に、IELTSの試験日程を決め、対策を開始しましょう。
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。