IELTS 6.5の難易度・レベルはどのくらい?勉強法やTOEICとの換算について解説
「IELTS6.5の難易度やレベルはどのくらい?詳しい勉強方法も教えてください。」
本記事では、こういった疑問を解決します。
IELTS公式によると、IELTS6.5は「効果的に英語を使いこなす能力を有する」レベルです。またTOEICに換算すると820〜870点程度、英検に換算すると1級と準1級の間あたりのレベルです。
記事を最後までチェックすれば、IELTS6.5がどんなレベルなのか、どんな勉強をすれば取得できるのかが明確になりますよ。
IELTSを受験しようと考えている方、IELTS6.5を取得したい方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
目次
IELTSとは?
IELTSの概要について既に知っている方は、読み飛ばしていただいて構いません。
IELTS(アイエルツ)は、「International English Language Testing System」の略で、国際的な英語の検定試験です。
IELTSは海外、特に欧米圏への留学や移住の際に必要とされる資格試験です。
9.0点満点、試験時間は約3時間で以下の問題を解きます。
- リスニング:40問
- リーディング:40問
- ライティング:2タスク
- スピーキング:3パート
ペーパー受験とコンピューター受験を選択可能ですが、スピーキング試験は必ず対面で実施されます。
IELTSに関する詳細は、以下の記事でも詳しく解説しています。
IELTS 6.5の難易度・レベル
IELTSでは、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4単元を1〜9の段階評価で評価します(単元ごとの評価をバンドスコアと呼びます)。
そしてこれら4技能のバンドスコアの平均を総合評価とします(総合評価はオーバーオール・バンドスコアと呼びます)。
そしてオーバーオール・バンドスコアは、0.5刻みで示されます。よって6.3のようなスコアは存在せず、6.0・6.5となっているのです。
またオーバーオール・バンドスコアは0.25単位で切り上げられます。よって、4技能のバンドスコアの平均が4.3だった場合、オーバーオール・バンドスコアは、4.5となります。
オーバーオール・バンドスコアは1.0〜9.0まで0.5刻みですが、1点ごとのレベルは、以下のとおりです。
- 1:非ユーザー
単語の羅列のみで、基本的に英語を使用する能力を有していない。 - 2:散発的ユーザー
慣れた状況下で、その場の必要性に対処するため、極めて基本的な情報を片言で伝える以外、現実的なコミュニケーションをとることは不可能。英語の会話や文章を理解することは困難である。 - 3:非常に限定的なユーザー
非常に慣れた状況において、一般的な意味のみを伝え、理解することができる。コミュニケーションの断絶が頻発する。 - 4:限定的なユーザー
慣れた状況においてのみ、基本的能力を発揮できる。理解力、表現力の問題が頻繁にみられる。複雑な言葉遣いはできない。 - 5:中程度のユーザー
不完全だが英語を使う能力を有しており、ほとんどの状況でおおまかな意味を把握することできる。ただし、間違いを犯すことも多い。自身の専門分野では、基本的なコミュニケーションを取ることが可能 - 6:有能なユーザー
不正確さ、不適切さ、誤解もみられるが、概ね効果的に英語を使いこなす能力を有する。特に、慣れた状況下では、かなり複雑な言葉遣いの使用と理解ができる。 - 7:優秀なユーザー
不正確さや不適切さがみられ、また状況によっては誤解が生ずる可能性もあるが、英語を使いこなす能力を有する。複雑な言葉遣いにも概ね対応でき、詳細な論理を理解できる。 - 8:非常に優秀なユーザー
不正確さや不適切さがみられるが、英語を自由自在に使いこなす能力を有している。慣れない状況下では誤解が生ずる可能性もある。込み入った議論にも対応できる。 - 9:エキスパート・ユーザー
英語を自由自在に使いこなす能力を有する。適切、正確、流暢、完全な理解力もある。
IELTS 6.5を目指すのであれば、6と7の間あたりのレベルを目指す必要があります。
関連記事:IELTS(アイエルツ)スコアの目安と仕組みを解説!留学・移住・就職に必要なスコアとは?
IELTS 6.5はTOEICスコアに換算するとどれくらい?
国内で最も知名度のある英語資格試験といえばTOEICです。そこで、IELTS6.5をTOEICスコアに換算するとどのくらいなのかについてまとめました。
IELTS6.5は、TOEICに換算すると820〜870点です。また6.5よりも1つ低いIELTS6.0の場合はTOEIC740〜820点、1つ高いIELTS7.0の場合はTOEIC870〜970点程度です。
IELTSは海外への留学や移住で役立つ資格試験です。しかし国内ではあまり使う機会がありません。
TOEICは600点以上から履歴書に記載するとプラスになり、700点以上あれば就活や転職活動でも有利になります。IELTS6.5を取得できたのであれば、TOEICも一緒に受験しておきたいですね。
ただしIELTS6.5を取得すれば、何の対策もせずにTOEIC820〜870点を取得できるわけではありません。別途TOEIC対策が必要になります。
TOEIC850点を取得するための勉強方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
IELTS6.5を英検に換算するとどのくらい?
IELTS6.5をTOEICに換算すると820〜870点ですが、英検に換算するとどうなるかも見てみましょう。
IELTS6.5を英検に換算すると、ちょうど英検1級と準1級の間のレベルになります。
つまりIELTS6.0が英検準1級レベルで、IELTS7.0が英検1級レベルです。
英検1級は英検の中で最も難しい級です。IELTS6.5を取得すれば、英検で最も難しい1級を取得できる可能性も出てきます。
関連記事:IELTS7.0のレベルや取得するための勉強方法まとめ
IELTS6.5を取得するための勉強方法
IELTS対策の中で最も重要な勉強方法は以下の2つです。
- 単語学習
- 公式問題集
それぞれ詳しく見ていきましょう。
単語学習
IELTS6.5を取得するためには、高い単語レベルが求められます。IELTSで出題される単語は、学校で習う単語やTOEIC・英検で出題される単語と傾向が異なります。
よって、IELTS用の単語帳を一冊購入しましょう。単語が分からなければ何もできないので、単語は最優先で取り組むべき勉強です。
問題集
一番IELTS対策になるのが、問題演習です。IELTSと同じ形式で問題を解くことでIELTSに慣れることができます。問題演習を行う際は、時間を測って、本番と同じ時間配分で問題を解きましょう。
また問題は解いて終わりではなく、間違えた問題を復習することが大切です。復習をすることで、同じ問題を2度間違えることはなくなり、確実なスコアアップにつながります。
問題演習を行う際は、できるだけ本番に近い環境を再現し、解いて終わりではなく復習まで行うようにしましょう。
関連記事:【初心者OK】IELTS対策におすすめの参考書10選【ジャンル・セクション別】
まとめ
IELTS6.5のレベルや勉強方法についてまとめました。再度本記事で解説した内容をまとめると、以下の通りです。
- IELTS6.5は効果的に英語を使いこなす能力を有する」レベル
- IELTS6.5をTOEICに換算すると820〜870点
- IELTS6.5を英検に換算すると1級と準1級の間
レベルが分かったら、あとは対策を始めるだけです。早速本日からIELTS6.5の対策を始めてみましょう。
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トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。