「種類」を表す英語「kind」「sort」「type」の違いと使い分け【例文あり】
「種類」を表す英語には、kind、sort、typeなどがあります。どれも同じ意味で使われる単語ですが、使い分けが必要なときもあります。
こちらはkind、sort、typeの使い方を、例文を交えながらご紹介している記事です。また「種類」と同じような意味を持つ、その他の英語もご紹介していきます。
本記事でわかること
- kind、sort、typeの意味と使い方
- 種類を意味するその他の英語
目次
「種類」を表す英語
それでは早速、「種類」を意味する英語をご紹介していきたいと思います。こちらで紹介するのは、kind、sort、typeです。
どれも同じ意味がありますが、使い方やニュアンスにちょっとした違いがあります。例文といっしょに詳しく見ていきましょう。
kind
kindは、「種類、性質、分類」といった意味を持つ単語です。一般的な「種類」を指して使います。
kindには「親切、やさしい」という意味もあり、こちらは形容詞となります。種類という意味のkindは名詞となりますので、使い方には注意が必要です。
例文
- What kind of product are you looking for?
(どのような種類の商品をお探しですか。) - Be sure to use the right kind of equipment.
(正しい(種類の)機器をお使いください。)
また、kindには単数と複数があり、説明する種類の数によって使い分けをします。たとえば一つの種類を指すときはkind、いくつかの種類を指すときはkindsとなります。
このとき、kind of thing、kinds of thingsというように後ろの名詞の数もきちんと合わせるようにしょう。(ときどきkind of thingsやkinds of thingなどということがありますが、こちらはインフォーマルな表現です。)
- We often get this kind of inquiry.
(このような種類の問い合わせをよく受けます。) - We often get these kinds of inquiries.
(これらのような種類の問い合わせをよく受けます。) - The store has every kind of item.
(そのお店には、ありとあらゆる種類の商品がある。) - The store has all kinds of items.
(そのお店には、いろんな種類の商品がある)
kindを使ったフレーズ
・ a kind of「一種の、いわば」
・ all kinds of「いろんな種類の、あらゆる」
・ in kind「同じ種類のもので返す」
・ kind of「ある程度、いくぶん、どちらかというと」
・ of a kind「同類の、同種の」
sort
sortには、「種類、性質、タイプ」という意味があります。kindとの違いはとくにありません。どちらかというとkindがアメリカ英語で、sortがイギリス英語でよく使われるとのこと。
また、sortには動詞もあり、「分類する、並べ替える」といった意味があります。
例文
- What sort of service do they offer?
(どのような(種類の)サービスを提供しているのですか。) - The package has not arrived yet. There must have been some sort of problem.
(荷物がまだ届いていません。何らかの問題があったに違いない。) - Can I ask what sort of job you are looking for?
(どのような仕事をお探しなのか教えてください。)
sortもkindと同じく単数と複数があります。こちらも後ろの名詞と形をあわせるようにしましょう。
- We often get this sort of inquiry.
(このような種類の問い合わせをよく受けます。) - We often get these sorts of inquiries.
(これらのような種類の問い合わせをよく受けます。)
またsortは「What sort of ~ ?」という、ネガティブな使い方をすることがあります。たとえばWhat sort of timeというと、「なんて時間に」といった不満をあらわす表現になります。
ただし、「どんな種類の」という意味でwhat sort ofと言うこともあり、必ずネガティブ意味があるというわけではありません。
- What sort of time do you call this?
(いま何時だと思っているんだ。)
sortを使ったフレーズ
・ a sort of「一種の、のようなもの」
・ of sorts「たいしたものではない、おそまつな」
・ sort of「多少、いくらか、そんなところ」
・ some sort of「何らかの」
・ What sort of ~ ?「なんていう~だ」
type
typeは「型、タイプ、類型、典型」という意味を持つ言葉です。種類という意味では、kindやsortと同じような使い方ができます。
例文
- The company sells the same type of product with us. Let’s check out their price.
(その会社は、弊社と同じ種類の商品を売っています。価格をチェックしてみましょう。) - We should come up with different types of solutions.
(さまざまな種類の解決策を考えなくてはいけない)
このように、kindやsortと同じような使い方をしますが、kindやsortがざっくりした種類をいうのに対し、typeには「はっきり分類できる」というニュアンスがあります。
そのため、型の決まっている「典型、タイプ」などを表すときは、typeを使いますよ。
- My coworker is a type of person who can get along with anyone.
(わたしの同僚は、だれとでも仲よくなれるタイプの人です。)
そのほか同じ種類を意味するものでも、blood type(血液型)というように、typeしか使えないものもあります。
- Please enter your name, date of birth, and blood type.
(氏名、生年月日、血液型を入力してください。)
kind、sort、typeの違いと使い分け
これまでご紹介してきたとおり、基本的にはkind、sort、typeに違いはありません。どれも「種類」という意味で使うことができます。
ただニュアンスとしては、sort → kind → typeの順で、分類がはっきりしていくという違いがあります。
- kindは、一般的な種類(アメリカ英語でより一般的)
- sortは、一般的な種類(イギリス英語でより一般的、ネガティブな表現にもなる)
- typeは、はっきり分類できる種類
「種類」の類似英語表現
ここからは、「種類」と同じような意味で使われる英語をご紹介したいと思います。あわせて覚えておくと、会話の幅が広げることができる表現ですよ。
brand
brandは「銘柄、商標」にあたる単語です。特定の会社が提供する商品やサービスをbrandといいます。
日本語でいう「ブランド」には高級品というイメージがありますが、商品やサービスに名前があるものは全てbrandです。そのため「何の種類(商品)ですか」といった使い方ができます。
例文
- What brand of coffee does she like?
(彼女はどのコーヒーが好きですか。) - What brand of suit was he wearing?
(彼は着ていたのはどこのスーツですか。)
variety
varietyは、「いろいろ、さまざま」という意味の言葉です。「同じものの異なる種類」という意味があり、ほかにも「変化に富むこと、多様さ」といった意味があります。ここでは、いろいろな種類と覚えておくといいかもです。
例文
- The store has a wide variety of items. That is one of the reasons why they have many customers.
(その店舗は品物の種類が多い。それがお客の多い理由の一つです。) - A variety of techniques are used in his conversation.
(彼の会話にはさまざまな(種類の)テクニックが使われている。)
style
styleには、「型、やり方」といった意味がありますが、種類という意味で使うこともできます。
おもに服装や髪型、デザインの型や、そのほか文体や美術、工芸、建築などの様式を表すときに使います。
例文
- These styles of cars are popular these days.
(これらの種類の車が近ごろ人気がある。) - Every size and style of shoes are available online.
(あるゆるサイズと種類の靴がオンラインで入手できる。)
class
classには「学級、クラス、階級」といった意味がありますが、「部類、種類」という使い方もできます。レベルやランクというニュアンスもあります。
例文
- It is pretty cheap for this class of hotel.
(この種類のホテルにしてはかなり安い。)
nature
natureは、「自然」という単語ですが、of a ~(this / that)natureとすると、「~の種類、性質」といった意味になります。
例文
- Research of this nature takes a great deal of time.
(こういう種類の研究にはたくさんの時間がかかる。) - We also have a problem of this nature.
(わたしたちもこの手の問題を抱えています。)
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まとめ
こちらでは、「種類」を表すkind、sort、typeの使い方をご紹介しました。これらの単語に大きな違いはありませんが、文法のルールやニュアンスがやや異なります。使い方で悩んだときは、ぜひこちらで紹介した内容を参考にしてみてください。
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。