【スクショで解説】ChatGPTの英語学習への活用法(会話/添削/翻訳)や使い方まとめ
英語を独学で学ぶ方法は、参考書や動画コンテンツだけではありません。AIを活用した英語学習も注目を集めています。
そんな中、「どうやらChatGPTが英語学習に使えるらしい」という情報を耳にした方も多いのではないでしょうか。AIは確かに便利ですが、こちらがAIの特性を理解し、適切に指示を出してあげる必要があります。
そこで今回は、ChatGPTを使った英語学習方法4つと、ChatGPTを使って英語を学ぶ際の注意点について解説します。
記事を最後までチェックすれば、ChatGPTを使って英語を学ぶための準備が一通り整いますよ。
目次
ChatGPTとは?
ChatGPTとは、アメリカ サンフランシスコにある人工知能研究所「OpenAI」が開発した、チャットに特化した人工知能です。
人工知能と言えば、SiriやAlexaを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ChatGPTは、簡単に言うと、SiriやAlexaを、何倍も賢くした人工知能です。SiriやAlexaは、人工知能と言えどもどこか機械的な印象を受けます。しかしChatGPTは、SiriやAlexaと比べて抽象的な対話が可能で、やりとりも自然です。
ChatGPTに「ChatGPTは英語学習に役立ちますか?」と質問をしたところ、5秒ほどで上記のような回答が生成された。
ChatGPTの英語学習方法
SiriやAlexaは暇つぶしに会話をしたり、天気を聞いたりといった活用しかされていませんでした。しかしChatGPTは、業務の効率化など、あらゆる場面で活用されています。
そんな中ChatGPTは、以下のような形で英語学習への活用が可能です。
- 先生の代わりとして使う
- 日本語を英語に翻訳する際に使う
- チャットでのやりとり
- ライティングの添削
それぞれ詳しく解説します。
先生の代わりとして使う
ChatGPTは、チャットに特化した人工知能です。よって質問を投げかければ、自然な形で答えてくれます。
英語学習をする上で浮かんだ疑問をChatGPTに投げ掛ければ、Googleで検索したり人に聞いたりするよりも早く、楽に答えにたどり着けます。
ChatGPTへの質問は大きく以下の2パターンに分けられるでしょう。
- 英語の勉強方法に関する質問
- 英単語等の使い方に関する質問
今回は上記2パターンの質問を1つずつ、尋ねてみました。
質問:英単語を覚えるのが苦手です。効率的な覚え方を教えてください。
質問:seeとlookの違いを詳しく教えてください。
1つ目の質問「英単語を覚えるのが苦手です。効率的な覚え方を教えてください。」に関しては、Google等を使って自力で調べた方がためになる情報が見つかるような印象を受けました。
ただし2つ目の質問「seeとlookの違いを詳しく教えてください。」のような答えが明確で単純なものに関しては、ChatGPTとの相性が良さそうです。
日本語を英語に翻訳する際に使う
ChatGPTは、翻訳機として使用することもできます。「これって英語で何と言うんだろう」という表現を日本語で打ち込み「上記の表現を英訳して下さい」と指示を出すことで、英語で何と言えば良いのかが分かります。
ただし単純に翻訳機として使用するのであれば、Google翻訳やDeepL翻訳の方がおすすめです。複数サービスを使うのが面倒というのであれば、翻訳以外の用途もあるChatGPTだけを使用するのも1つの手です。
DeepLについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:DeepL拡張機能の使い方と英語学習への活かし方まとめ
チャットでのやりとり
ChatGPTは、チャットの相手にもなってくれます。友達にメッセージを送るような感覚でやりとりをすることで、英語のアウトプットの練習になりますよ。
単純に「あなたの趣味は何ですか?」のような質問をすると「私はAIなので趣味はありません」のような答えが返ってきます。
よって上記のように「あなたは架空のアメリカ人です」と役割を設定してあげましょう。
上記では、ChatGPTが作成する文章が長く、私は1つの文章で返信をしています。よって会話というよりは、リーディングの学習になっている感覚でした。
私がChatGPTと同じくらいの文章量で返信をすれば、それはライティングの学習になるでしょう。こちらの意識次第で、何を重点的に学習するかを変えられます。
ライティングの添削
ChatGPTは英文の添削にも使えます。
これまでの英語学習では、「ライティングは添削が必要だが、社会人になると周りに添削をしてくれる人がいない」という悩みがありました。
しかしChatGPTを使えば、その悩みを解消できます。
上記の例では、間違った英文を正しい英文に修正してくれています。
ただし「”listen” の後ろには “to” を加える必要があります。」の箇所に関しては、元の文で既に”to” は使われているため、ChatGPT側の間違いのようです。
この機能は英検のライティング対策や、仕事で英文を作成しなければならないときなどに役立ちます。
ChatGPT使用時の注意点
ChatGPTをうまく使いこなして英語を学ぶためには、以下3つの点に注意しましょう。
- 情報が間違っていることもある
- 英語初心者にはおすすめしない
- 現時点でスピーキングの練習にはSiriの方が優秀
それぞれ詳しく解説します。
情報が間違っていることもある
ChatGPTの情報が、全て正しいとは限りません。また仮に間違っている情報であったとしても、ChatGPTはさも正しい情報であるかのように振る舞います。
例えば先ほど紹介した「ライティングの添削」でも、やや不自然なやりとりがありましたよね。よってChatGPTの言うことを全て鵜呑みにしてはいけません。「あれ、この部分はおかしくない?」と疑いながらChatGPTを利用しましょう。
あくまで参考程度にChatGPTを利用するのがおすすめです。
英語初心者にはおすすめしない
ChatGPTを英語学習に活用するには、前述の通りChatGPTの間違いを疑う力が求められます。
よってChatGPTの間違いに気付けないであろう英語初心者の方には、ChatGPTはおすすめできません。
「seeとlookの違い」のようなおそらく間違えないであろう質問をする分には構いませんが、複雑な質問をする際には要注意です。
また英語初心者の方は、ChatGPTを使わずとも、他の勉強法で十分英語力を伸ばせます。
英語初心者におすすめの勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:英語の超初心者が今すぐ始めたい勉強法とおすすめ参考書をご紹介!
現時点でスピーキングの練習にはSiriの方が優秀
ChatGPTはチャットに特化した人工知能です。
音声読み上げ機能や音声入力機能は実装されていません。(2023年3月時点)今後これらの機能がChatGPTに実装されることも考えられますが、現時点ではスピーキングの練習にはChatGPTよりもSiriの方が向いています。
例えば英語で音声入力を行い、それがSiriに正しく認識されるかどうかで、発音の練習ができます。またSiriに音声を読み上げてもらうことで、テキストでのやりとりに留まらず、擬似的に会話をしているような状況を作り出せます。
ChatGPTやSiriなど複数の人工知能がありますが、それぞれ得意不得意があるので、得意な場所をうまく活かして英語学習に取り入れましょう。
Siriを使った英語勉強方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:Siriで英語が勉強できる!学習に役立つ4つの活用法
まとめ
ChatGPTを使った英語学習方法と、ChatGPTを使って英語を学ぶ際の注意点について解説しました。
新たなテクノロジーを使った英語学習は、単純に面白いですし、モチベーションにもなるはずです。
ChatGPTを本格的に英語学習に取り入れるかどうかは、あなた次第です。しかしまずは試しに、ChatGPTを英語学習に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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トライズでの1年は、
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。