シャドーイングで効果が出るまでの期間は何日?短期間で成果をあげるためのコツも解説
英語学習にシャドーイングを取り入れたものの「これってどのくらいで効果が出るの?」と不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。
結論、シャドーイングで効果が出るまでの期間は人それぞれです。よって「100日続ければ効果が出る」といったことはありません。
しかし短期間でシャドーイングの効果を出すための方法は存在します。
そこで今回は、シャドーイングで効果が出るまでの期間が人それぞれである理由やシャドーイングで効果を出すために気をつけることについてまとめました。
記事を最後までチェックすれば、不安なくシャドーイングを続けられるようになりますよ。
シャドーイングの方法について詳しく知らない方は、以下の記事からチェックしてみてください。
関連記事:【初心者向け】シャドーイングとは?3つの効果と勉強方法(やり方)を解説
目次
【結論】シャドーイングで効果が出るまでの期間は人それぞれ
冒頭でもお伝えしたとおり、シャドーイングには「100時間で効果が出る」「3ヶ月で効果が出る」といったことはありません。
シャドーイングで効果が出るまでの期間は人それぞれです。3日で効果を実感できる人もいれば、数ヶ月かけてやっと効果を実感できる方もいます。
勉強時間よりも学習の強度の方が大切
シャドーイングを勉強する際に、必要な勉強時間を気にするのはナンセンスです。なぜなら学習の強度によって必要な勉強時間は異なるからです。
例えばダラダラすれば長時間かかる勉強でも、きちんと集中をすれば短時間で終わりますよね。よって「勉強時間が長ければ良い」ということはなく「いかに短い時間で効率的に学習をするか」の方が大切です。
必要な勉強時間を求めて、その時間とりあえず勉強をこなそうとするのではなく、短時間でも疲れたと思えるようなシャドーイングを目指しましょう。そうすれば自ずと効果もついてきます。
例えばただ音声に沿って英文を発音して終わりではなく、その前に知らない単語を調べたり構文分析をしたりするのがおすすめです。またシャドーイングの前段階としてオーバーラッピングやディクテーションを取り入れるのもおすすめです。
そうすることで、強度の高いシャドーイングを実現できます。
オーバーラッピングやディクテーションについては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:英語のオーバーラッピングとは?シャドーイングとの違いややり方を解説
関連記事:英語のディクテーションとは?やり方や効果、シャドーイングとの違いを解説
英語学習はシャドーイングだけではない
シャドーイングは、数ある英語学習方法の中の1つに過ぎません。よってシャドーイングさえやっておけば英語力が上がるということはありません。
シャドーイングで効果を出したい、英語力を上げたいと考えているのであれば、「シャドーイングを何時間」と考えるのではなく、シャドーイングと他の勉強法をうまく組み合わせることを考えましょう。
例えばTOEICや英検のスコアを伸ばすためにシャドーイングを行うのであれば、過去問等を使って問題演習をした後に復習としてシャドーイングを行います。
英語のスピーチの練習をしたいのであれば、発音の基礎やそのジャンルでよく使う語彙に関する学習も必要です。
シャドーイングは度々「万能な勉強方法」のような形で紹介されています。しかしシャドーイングだけでは英語力は上達しません。
シャドーイングを盲信するのではなく、どの組み合わせで学習をすれば良いかを考えましょう。
シャドーイングで効果を出すために気をつけること
シャドーイングで少しでも早く効果を出したいのであれば、以下3つの点に気をつけましょう。
- 使用する文章を次々と変更しない
- 1つの文章に固執しすぎない
- 自分のレベルに合った教材を使用する
それぞれ詳しく解説します。
使用する文章を次々と変更しない
「早く効果を出したい」と焦るあまり、できるだけ多くの文章でシャドーイングを行いたくなる気持ちも分かります。
しかし少しでも早くシャドーイングで効果を出したいのであれば、こなす文章の数よりも、1つの文章に対するシャドーイングの質を追求することが大切です。
具体的には、1つの文章を完全にシャドーイングできるようになるまで次の文章に進むべきではありません。一度軽くシャドーイングをしただけで次の文章に進むと、何も効果はありません。
たくさんの文章をこなせるので勉強をした気分にはなるでしょう。しかし英語力の向上につながらなければ意味がありませんからね。
1つの文章を完全にシャドーイングしようとすると、1日に1つの文章や2つの文章しかシャドーイングできないこともあるでしょう。しかしそれで何の問題もありません。
1つの文章を徹底的に仕上げることで、シャドーイングによるリスニング力やスピーキング力は着実に身についていきます。
1つの文章に固執しすぎない
先ほどお伝えした内容とは真逆になってしまいますが、学習の目的によっては、1つの文章に固執しすぎることもよくありません。
具体的には、TOEICなどの資格対策のためにシャドーイングを行うのであれば、1つの文章に固執するべきではありません。
例えばTOEICは、リスニングとリーディングの試験です。リスニング対策としてシャドーイングが採用されるのですが、TOEICスコアのことだけを考えるのであれば、音源と全く同じレベルで発音できるようになるまでシャドーイングを行うのはやりすぎです。
単語や文の構造が分かり、音声をスムーズに聞き取れるようになり、ある程度同じスピードや抑揚で発音できるようになった段階で、次の文章に進みましょう。
何も考えずに「シャドーイングさえやっていれば英語力は上がるんでしょ」と勉強をするのではなく、「何のためにこの勉強法が必要なのか」を考えると、どうするのがベストなのかが自ずと見えてきますよ。
TOEIC対策におけるシャドーイングについては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:最強のTOEIC勉強法?シャドーイングの極意を解説
自分のレベルに合った教材を使用する
シャドーイングで効果を出したいのであれば、自分のレベルに合った教材を使用しましょう。自分のレベルに合っていない教材を使ってしまうと、いくらシャドーイングのやり方が正しくても、効果は得られません。
シャドーイングは難しい英文を読む勉強法ではなく、英語の音声を聞き取ったり発音したりできるようになるための勉強法です。よって8割程度理解できるような教材が理想です。
理解できない内容が多いと、事前に調べることが多くて、なかなかシャドーイングまで辿り着けません。また学習の難易度が上がってしまい、学習のモチベーションが削がれてしまいます。
シャドーイング用の教材については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:シャドーイングにおすすめの参考書・教材7選【英会話・大学受験・TOEICに対応】
まとめ
シャドーイングで効果が出るまでの期間が人それぞれである理由やシャドーイングで効果を出すために気をつけることについて解説しました。
冒頭でもお伝えしたように、シャドーイングで効果が出るまでの期間を気にする必要はありません。それよりも正しい方法で負荷の高いシャドーイングを行うことを心がけましょう。
またシャドーイングだけを実践するのではなく、他の勉強方法も並行して試してみてください。
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英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。