JAN 16 2020 Tweet Share TOEIC(R)スクール(学習) 最強のTOEIC勉強法?シャドーイングの極意を解説 多くの英語学習者が実施している勉強方法、シャドーイング。実は英会話のみならず、TOEIC対策にも効果があります。 本記事では、シャドーイングの概要やTOEICへの具体的な効果、TOEIC教材を使っての実践方法についてご案内します。 記事を最後までチェックすれば、TOEIC対策にシャドーイングを導入する方法が分かり、特にパート3・4・7の難関パートでさらなるスコアアップが狙えますよ。 目次1 シャドーイングとは2 シャドーイングのTOEICへの効果2.1 英語音声のスピード・リズムについていけるようになる(パート3・4対策)2.2 リーディング力・速読力が身に付く(パート7対策)2.3 集中力が上がる2.4 正しい発音が身につく3 シャドーイングの手順3.1 準備の3ステップ3.2 本番の2ステップ4 シャドーイングの効果を高めるために4.1 スクリプトを見ない4.2 録音する5 シャドーイング×TOEIC対策におすすめの教材5.1 シャドーイング×TOEIC対策におすすめの参考書5.2 シャドーイング×TOEIC対策におすすめのアプリ6 シャドーイングの注意点6.1 正しいシャドーイングでステップアップするために7 まとめ:TOEICを短期でスコアアップするならトライズ シャドーイングとは まずは「そもそもシャドーイングってどんな勉強方法なの?」という疑問を解消します。すでに知っている方は、読み飛ばしていただいて構いません。 シャドーイングとは英語の音声を聞きながら、追いかけるように発音するスピーキングの練習方法です。英単語の「Shadow(影)」が由来になっています。影さながらに、聞こえる音声を追いかけて発音するのがポイントです。 英語の音声が終わった後に復唱するのではなく、英語の音声を0.5秒遅れくらいでついていきます。 元来シャドーイングは、同時通訳者を目指す人向けのトレーニングでした。しかし、トレーニング効果の大きさから現在は総合的な英語力向上の対策として一般的に用いられています。 単なるスピーキング対策と思われがちですが、リスニング力や速読力、発音など他技能の向上にも効果的です。リスニング力と速読力を高められるので、TOEICのパート3・4・7対策になります。 現在は多くの教材に、音声CDもしくは音声ダウンロード用のURLやQRコードが付属しています。また、インターネットで手に入る音声(YouTubeなど)も豊富です。こういった音声教材を使ってシャドーイングを実践します。 シャドーイングの概要ややり方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。 関連記事:シャドーイングとは?3つの効果と勉強方法(やり方)を解説 シャドーイングのTOEICへの効果 リスニングとスピーキングをほぼ同時に行うシャドーイング。総合的な英語力向上のトレーニングとして普及していますが、具体的にはどのような効果を期待できるのでしょうか。シャドーイングの代表的な効果は以下の4つです。 英語音声のスピード・リズムについていけるようになる(パート3・4対策) リーディング力・速読力が身に付く(パート7対策) 集中力が上がる 正しい発音が身に付く 特に上3つの効果は、TOEICスコアの向上に直結します。4つの効果について詳しく解説しますね。 英語音声のスピード・リズムについていけるようになる(パート3・4対策) 英語初学者がスピーキングとリスニングでつまずいてしまう代表的な理由が、英語のスピードとリズムです。スピードに慣れていない場合、多くの方にとって、英語は高速の呪文のように聞こえるでしょう。日本語とはまったく異なるリズムであることも、英語の音声理解を難しくしています。 シャドーイングでは、音声を聞き、その音声に遅れないように発音し続けなければなりません。そのため、英語音声のスピードやリズムに慣れることができます。単に速くスピーキングできるようになるだけではなく、英語のスピード・リズムを体と脳に覚えこませるためリスニング能力も向上します。 TOEICリスニングはパート1〜4の4パートです。パート1・2は比較的簡単で、パート3・4が難関パートとされています。シャドーイングを行うことで、パート3・4の速くて長い英語音声も聞き取れるようになりますよ。 リーディング力・速読力が身に付く(パート7対策) 聞き取れる音声は、聞き取るのと同じ速度で読めます。よってシャドーイングでリスニング力を向上させれば、速読力の向上にもつながります。 速読力はTOEICパート7を解く上で必須のスキルです。速読力がなければ、試験時間内に長文を最後まで読み切ることはできません。「いつも数問解き終わらない状態で時間切れになってしまう」という方も多いのではないでしょうか? シャドーイングで速読力を向上させ、TOEIC最難関パートのパート7のスコアアップを目指しましょう。 集中力が上がる 「聞く」と「話す」を同時に行うのは、日本語でも少し難しく感じる方が多いでしょう。当然ながら、シャドーイングではその2つの行為を英語で両立しなければなりません。おそらく、はじめは上手くできない方が多いはずです。 再生される音声に対して正確に追いかけ続けなければならないため、口で英語をしゃべりながらも音声を集中して聞かなければなりません。そのため、英語音声に対する集中力が増します。シャドーイングに慣れてからスピーキングで追いかけないシンプルなリスニングを行うと、多くの方が楽に感じるでしょう。 シャドーイングで得た集中力は、TOEICにも役立ちます。TOEICは120分間の試験です。120分間フルで集中して問題を解かなければ、問題を全て解ききることはできません。 またリスニングでは、集中力のメリハリをコントロールする必要があります。シャドーイングの音声が流れた瞬間一気に集中力を高めるスキルは、TOEICの問題が放送された瞬間一気に集中力を高めるスキルの直結します。 正しい発音が身につく シャドーイングでは、聞こえた音声をすぐに“真似て”発音することになります。最初は意味の理解が追い付かず、音声を機械的にリピートするだけに終始するかもしれません。しかし、正しい発音に大切な“真似”に慣れるうえでは、とても効果的なトレーニングです。 何度もシャドーイングを繰り返すうちに、ネイティブのアクセントやイントネーションが身についていきます。一般的なTOEIC®テストではスピーキングのセクションはありませんが、正しい発音を身に着けることはリスニングの精度を上げるうえでも効果的です。 シャドーイングの手順 具体的なシャドーイングの手順をご紹介します。いきなり本格的なシャドーイングに挑戦するのは困難です。以下の5ステップに分けてシャドーイングを実施するようおすすめします。 準備の3ステップ まず行うのは、準備のための3ステップです。ここでは「音と文字の紐づけ」「意味の理解」を目的として音声、テキストを確認します。 リスニング 最初は、口を動かさず音声だけを繰り返し聞いてみましょう。目安としては10回程度です。ここでは、正確に意味を理解する必要はありません。大まかな話の流れを把握できれば十分です。 マンブリング 「マンブリング(mumbling)」とは、「(モゴモゴと)つぶやく」といった意味の英単語。ここでは、聞こえてくる音声を聞こえるままにモゴモゴとつぶやいてみてください。正確性や発音にこだわる必要はありません。重要なのは、聞き取れない部分を明確にすることです。 テキストチェック マンブリングで聞き取れなかった部分を、テキスト上で確認し、マークをしておいてください。その後、音声とテキストの解説を読みながら、「音と文字の紐づけ」を行いましょう。音声全体を通して意味がわからない部分がなくなるようにしてください。 本番の2ステップ 準備の3ステップでは「音と文字の紐づけ」「意味理解」を重視していました。ここからの2ステップでは、それらをシャドーイングでさらに定着させましょう。 シンクロリーディング テキストも見ながら音声を聞き、聞こえてきた音声をそのまま発音します。極力、音声を真似するのがポイントです。この後のシャドーイングは基本的にテキストを見ず音声だけで行いますので、可能な限り音声だけを聞きながら発音できるようにしましょう。 シャドーイング 音と文字の紐づけを定着させるために、音声を集中して聞きながらすぐ追いかけるように発音してください。聞き取れない部分があれば適宜テキストで確認し、場合によっては一度シンクロリーディングに戻ってください。音声を真似しながら何回も繰り返せば、徐々に意味の理解にも意識を向けられるようになります。発音と意味の理解を両立できるようになればシャドーイングの完成です。 シャドーイングの効果を高めるために シャドーイングの効果をさらに高めるためのポイントをご紹介します。 スクリプトを見ない 十分な英語力があり、シャドーイングに慣れている場合は、スクリプトを一切見ずにシャドーイングを実施してもかまいません。最初の確認のリスニングを繰り返すときは、集中して聞きこみましょう。 録音する スピーキングや発音の向上に役立てたい場合は、自分のシャドーイング音声を録音してみましょう。スクリプトと照らし合わせて間違っている部分がないか、元の音声に対して不自然な部分がないか、また、“英語らしく”発音できているか、といったポイントを確認します。 シャドーイング×TOEIC対策におすすめの教材 TOEIC対策用のシャドーイング教材は、TOEIC参考書をそのまま使うか、ビジネス英会話用の参考書やアプリを使うのがおすすめです。 いずれも付属の音声があるので、その音声を使ってシャドーイングを行います。 シャドーイング×TOEIC対策におすすめの参考書 TOEIC対策用のシャドーイング参考書としておすすめなのが、TOEIC公式問題集です。 パート1〜4までのリスニング音声を使って、シャドーイングをしましょう。 TOEICスコアが700点未満の方はパート1・2、700点以上の方はパート3・4のシャドーイングをするのがおすすめです。 TOEIC公式問題集に関する詳細は、以下の記事をご確認ください。 関連記事:TOEIC公式問題集のおすすめはどれ?勉強法や効果的な使い方を解説 シャドーイング×TOEIC対策におすすめのアプリ 参考書は1冊1,500円程度かかりますが、アプリは無料で使えます。 TOEIC対策には、ビジネス英語を学べるアプリを使ってシャドーイングをするのがおすすめです。TOEICはビジネスジャンルに関する問題が多く出題されるので、TOEIC用のアプリでなくとも、効果はあります。 TOEIC対策におすすめなシャドーイング用のアプリについては、以下の記事で詳しく解説しています。 関連記事:TOEIC対策にシャドーイングは効果ある?おすすめアプリも紹介 シャドーイングの注意点 シャドーイングは総合的な英語力向上に効果的ですが、中上級者向けのトレーニングと考えられています。 初学者の場合は、基礎的なリスニング能力がないため、最初から最後まで音声を追いかけるのが困難です。また、語彙力が備わっていない場合、意味を理解せずにただ追いかけるだけになってしまうでしょう。スクリプト上の語句や表現をひとつひとつ調べていると、シャドーイングとは別の勉強になってしまいます。 初学者の場合は、基礎的なリスニング能力、語彙力を強化してからシャドーイングに臨むのがおすすめです。 【超人気】TOEIC単語帳レベル別おすすめ10選!勉強法も解説 正しいシャドーイングでステップアップするために シャドーイングはTOEIC®対策としても有効です。多くのTOEIC®対策スクールがカリキュラムのひとつとしてシャドーイングを組み込んでいます。 シャドーイングは根気が必要なトレーニングのため、ひとりでは挫折してしまう人が多いかもしれません。正しい方法のガイダンス、適切なペースで学習をサポートしてくれる対策スクールを利用すれば、シャドーイングも続けやすくなるでしょう。 シャドーイングを日常的な勉強に取り入れれば、TOEIC®のスコアアップだけではなく英語力の大幅な向上が期待できます。最初は上手くいかずストレスがたまるかもしれませんが、慣れていくと徐々に効果を実感できるはずです。根気強く実践してみてください。 まとめ:TOEICを短期でスコアアップするならトライズ シャドーイングなどの勉強法を効率よく取り入れて短期でTOEICスコアアップするなら、TOEICコーチングのトライズがおすすめです。 2か月で200点アップを実現した体験談なども掲載しておりますので、ぜひトライズの公式サイトからTOEICスコアアップの秘訣をご覧ください。 トライズでは、TOEIC対策コースをご検討の方には無料カウンセリングも実施しております。あなたの現状の英語力を分析し最適な学習プランをご提案いたします。 ご興味がある方は以下より無料カウンセリングをご予約ください。 無料カウンセリングの予約はコチラから TOEICの次は英語を話せるようになりたい方におすすめのスクールは「トライズ」 TOEICで満足のいくスコアが出せた後、次はやはり英語が話せるようになりたい、という方が多くなっています。 そんな方におすすめなのがトライズ。 トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。 「短期間で英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。 受講生のインタビューもご紹介します。 トライズでの1年は、 一生につながる1年だったと思います。 プロキャディ杉澤伸章さん インタビュー Versant 29 → 40 目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成 英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。 それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。 > 詳しくみる 投稿者: watanabe-yTOEIC(R)スクール(学習)TOEIC, TOEIC勉強法, シャドーイング, リーディング, リスニング 【注意】久しぶりにTOEICを受験... TOEIC L&R テストとTOE...