FEB 10 2021 Tweet Share TOEIC(R) TOEIC IPテストとは?公開テストとの違い7つやどちらを受験すべきかを解説 TOEICは、公開テストとIPテストの2つに分けられます。 両者は明確に異なる試験です。違いを知らずにTOEIC IPテストを受験して、そのスコアを元に就活に挑んでも「あれ、IPテストのスコアは使えないよ」と門前払いされてしまいかねません。 そこで今回は、TOEIC IPテストの試験概要や、公開テストとの7つの違いについてまとめました。 記事を最後までチェックすれば、TOEIC IPテストとは何なのか、あなたはTOEIC IPテストとTOEIC公開テストのどちらを受験すべきなのかが明確になりますよ。 目次1 TOEIC IPテストとは?1.1 TOEIC IPテストはオンラインでも受験可能2 TOEIC公開テストとTOEIC IPテストの7つの違い2.1 公開・IPテストの違い①:試験問題の違い(過去問かどうか)2.2 公開・IPテストの違い②:申し込み方法の違い2.3 公開・IPテストの違い③:受験料の違い2.4 公開・IPテストの違い④:開催場所の違い2.5 公開・IPテストの違い⑤:平均点の違い2.6 公開・IPテストの違い⑥:結果発表までの日数の違い2.7 公開・IPテストの違い⑦:スコア証明書の違い3 TOEIC IPテストに関するよくある質問3.1 TOEIC IPテストはカンニングができるって本当?3.2 TOEIC IPテストは履歴書に書けないって本当?4 TOEIC IPテストを受けるべき人4.1 なるべく安くTOEICを受けたい人4.2 所属する団体がIPテストを行っている人5 TOEIC公開テストを受けるべき人5.1 就活や転職にTOEICスコアを活かしたい人5.2 本気で英語を学習したい人6 TOEIC IPテストの日程7 TOEIC IPテストの対策・勉強方法8 TOEIC IPテストを受験できるTOEIC短期集中スクール「トライズ」 TOEIC IPテストとは? TOEIC IPテストとは、団体受験用のTOEICです。 塾や大学などの団体単位で申し込みが行われます。また申し込みを行った塾や大学がそのまま試験会場になり、試験監督や会場の準備等も全て団体が行います。 一方TOEIC公開テストは、個人受験用のTOEICです。自分で申し込みを行い、指定された会場で試験を受けます。 問題形式や試験時間等はTOEIC IPテストもTOEIC公開テストも変わりません。 問題数:リスニング100問/リーディング100問 満点:990点 試験時間:リスニング45分/リーディング75分 よってどちらを受けるにせよ、取るべき対策は同じです。 関連記事:【新形式】TOEICとはどんな試験?問題形式をパート別に解説 TOEIC IPテストはオンラインでも受験可能 TOEIC IPテストは、2020年4月より、オンラインでも受験できるようになりました。 TOEIC IPテストのオンライン版は、パソコンを使って自宅で24時間好きなときに受験できます。 また試験時間や問題数が半分になっていたり、結果がテスト直後に分かったりといった違いもあります。 以下に、マークシート方式のTOEICとオンライン方式のTOEICの違いをまとめました。 マークシート方式 (公開テスト&IPテスト) オンライン方式 (IPテストのみ) 受験場所 会場 自宅or団体が指定した会場 受験料 公開テスト:7,810円 IPテスト:4,230円 4,230円 試験開始時間 固定 24時間いつでも 問題数 リスニング:100問 リーディング:100問 リスニング:45問 リーディング:45問 試験時間 リスニング:45分 リーディング:75分 リスニング:25分 リーディング:37分 結果通知方法 公開テスト:試験30日以内に発送 試験17日後にオンラインで確認可能 IPテスト:11営業日後に担当者へ発送 試験直後に確認可能 関連記事:TOEIC IPテストはオンラインで受験可能!個人で受けられるのかや受験のメリット・デメリットを解説! TOEIC公開テストとTOEIC IPテストの7つの違い TOEIC IPテストとTOEIC公開テストの違いは以下の7つです。 公開テスト IPテスト ■試験問題 新しく作成 過去問を再利用 ■申し込み 個人申し込み 団体申し込み ■受験料 7,810円 4,230円 ■開催場所 指定の場所 団体の教室等 ■平均点 高い 低い ■結果発表 約4週間後 約5営業日後 ■スコア証明書の種類 公式認定証 スコアレポート 違いについてそれぞれ詳しく解説します。 公開・IPテストの違い①:試験問題の違い(過去問かどうか) TOEIC公開テストでは、毎回そのテストのために作られた新しい問題が出題されます。一方TOEIC IPテストでは、新しい問題の作成は行わず、過去問が再利用されます。 ただし問題は、過去の複数回の試験で出題された問題を寄せ集めて作られたものです。 「TOEIC IPテストでは過去問が使われるのなら、過去問の対策さえしておけば高得点を目指せるのでは?」と考える方もいるでしょう。 しかしTOEICでは過去問を使っての対策は不可能です。なぜならTOEICでは問題用紙の持ち出しが禁止されているからです。問題用紙を持ち出せないので、自分の記憶でしか過去問を知る術はありません。 TOEICを毎回受験している方であれば「この問題以前解いたことがあるかも?」という問題が1つや2つあるかもしれませんが、よっぽどのことがないかぎりこのようなことは起こりません。 公開・IPテストの違い②:申し込み方法の違い TOEIC公開テストの申し込み方法は、TOEIC公式サイト経由でのオンライン申し込みと、書店等に置いてある申し込み用紙を使った郵送申し込みの2つです。 一方でTOEIC IPテストの場合は、主催団体が申し込み用紙を集めて、主催団体がTOEICの運営団体にまとめて申し込み用紙を提出します。 よってTOEIC IPテストの場合は、オンラインでの申し込みはできません。 公開・IPテストの違い③:受験料の違い TOEIC 公開テストの受験料は7,810円です。一方でTOEIC IPテストの受験料は4,230円です。(2023年3月時点での情報です) TOEIC IPテストは、TOEIC公開テストの半分近い受験料で受けられます。 TOEIC公開テストは、おおよそ1ヶ月に1回のペースで実施されています。しかし「毎月受験料7,810円を支払うのは負担が大きい」という方もいるでしょう。 また「毎月でなくても、7,810円の出費はちょっと……」という方もいるはずです。 そういった方で周りにTOEIC IPテストを実施している団体がある場合は、節約のためにTOEIC IPテストを受けるのも1つの手です。 公開・IPテストの違い④:開催場所の違い TOEIC公開テストでは、TOEICの運営団体が用意した大学や会議室などが試験会場となります。受験地は、試験前に届く受験票に記載されています。 都道府県は指定できますが、より詳細な受験地を受験者が指定することはできません。 一方でTOEIC IPテストでは、申し込みを行った団体が所属する塾や大学で試験が実施されます。普段通い慣れた場所でTOEICを気楽に受験できますよ。 公開・IPテストの違い⑤:平均点の違い 2019年度TOEICの平均点は、以下の通りです。 TOEIC公開テスト:588点 TOEIC IPテスト:470点 このように、TOEIC IPテストの平均点は、TOEIC公開テストの平均点よりも低くなる傾向にあります。 これは、TOEIC公開テストとTOEIC IPテストの受験者層の違いが原因です。 まずTOEIC公開テストは、個人で申し込みをしなければなりません。よってTOEICを受験する意思が強い人が多く受験する傾向にあります。 一方TOEIC IPテストは、団体で申し込みを行います。個人で申し込み用紙を取り寄せたり、インターネットから申し込みをしなくても、塾や大学などの団体に書類を提出するだけで簡単に申し込みができます。よってTOEIC公開テストと比べると、TOEICを受験する意思がそこまで強くない人も受験者に多く含まれます。 TOEICに対する姿勢の違いから、TOEIC公開テストの方が平均点が高くなるのです。 TOEIC公開テストとTOEIC IPテストの問題に難易度の違いはありません。なぜならTOEIC IPテストはTOEIC公開テストの過去問だからです。 よって試験問題の難易度の差によってTOEIC公開テストとTOEIC IPテストの平均点に差が出ているというわけではありません。 公開・IPテストの違い⑥:結果発表までの日数の違い TOEIC公開テストでは、試験から約4週間後に公式認定証が郵送されます。また試験から17日後にWeb上で試験結果を確認できます。 一方TOEIC IPテストでは、試験から5営業日後に団体に向けてスコアレポートが発送されます。団体が届いたスコアレポートを受験者に配布して、スコアを確認できます。 関連記事:【2023年度最新版】TOEIC試験日程・年間スケジュール・結果発表日まとめ 公開・IPテストの違い⑦:スコア証明書の違い TOEIC公開テストでは、公式認定証が発行されます。一方TOEIC IPテストでは、公式認定証は発行されず、スコアレポートが発行されます。 スコアレポートは、簡易的にTOEICスコアを示したものにすぎません。 就職や進学などで自分のTOEICスコアをアピールするには、「このスコアが本当に自分のスコアであること」を証明するための公式認定証が必要です。 よって就活等でTOEICスコアを活かしたいのであれば、一度はTOEIC公開テストを受けておく必要があります。 TOEIC IPテストに関するよくある質問 TOEIC IPテストに関する以下2つのよくある質問について回答します。 TOEIC IPテストはカンニングができるって本当? TOEIC IPテストは履歴書に書けないって本当? それぞれ詳しく見てみましょう。 TOEIC IPテストはカンニングができるって本当? TOEIC IPテストのオンライン方式では、自宅で試験を受けます。よってカンニングや替え玉受験のようなことができてしまいます。 しかしTOEIC IPテストのオンライン方式でカンニングや替え玉受験をしても、意味はありません。なぜならTOEIC IPテストを受験しても、公式認定証は発行されないからです。 TOEIC IPテストのオンライン方式は、企業が従業員の英語学習を推奨するために実施されることが多いです。 自分の英語力がどのくらいなのかを知るためにも、きちんと自分で受験をしましょう。 TOEIC IPテストは履歴書に書けないって本当? TOEIC IPテストのスコアであっても、就職活動や転職活動の履歴書には記載できます。ただし公開テストとの区別がつくように「IPテスト」と記載しておくと良いでしょう。 またTOEICスコアを証明するために、公式認定証のコピーの提出を求める企業は多いです。 その際はTOEIC IPテストのスコアは使えません。よっていずれにせよ、TOEIC公開テストを一度は受験して、公式認定証を取得しておくべきです。 TOEIC IPテストを受けるべき人 TOEIC IPテストを受験すべき方は、以下2つのいずれかに当てはまる方です。 なるべく安くTOEICを受けたい人 所属する団体がIPテストを行っている人 それぞれ詳しく見てみましょう。 なるべく安くTOEICを受けたい人 TOEIC公開テストとTOEIC IPテストでは、受験料が異なります。TOEIC公開テストの受験料は税込7,810円ですが、TOEIC IPテストの受験料は税込4,230円です。 税込7,810円は決して安い金額ではありません。できるだけ節約したい方はTOEIC IPテストを受験しましょう。特に学生などお金に余裕がない方はTOEIC IPテストの方がおすすめです。 所属する団体がIPテストを行っている人 TOEIC IPテストの方が、申し込みや試験当日の行動が楽です。申し込みは団体が一括で行ってくれますし、わざわざ遠くの会場まで足を運ぶ必要もありません。 自分が所属する団体がIPテストを行っている場合は、気軽にTOEICを受けるチャンスなので、ぜひ受験を検討してみましょう。 TOEIC公開テストを受けるべき人 TOEIC IPテストではなくTOEIC公開テストを受けるべき方は、以下の2つのいずれかに当てはまる方です。 就活や転職にTOEICスコアを活かしたい人 本気で英語を学習したい人 それぞれ詳しく見てみましょう。 就活や転職にTOEICスコアを活かしたい人 就活や転職にTOEICスコアを活かしたい人は、TOEIC公開テストを受けるべきです。なぜなら企業にTOEICスコアをアピールする際には、公式認定証の提出を求められるからです。 せっかくTOEIC高得点を取得していても、それがTOEIC IPテストであれば、就活や転職でほとんど役に立ちません。 本気で英語を学習したい人 本気で英語を学習したい人は、TOEIC公開テストを受験しましょう。なぜなら一般的にTOEICといえば「TOEIC公開テスト」を意味し、TOEIC公開テストはTOEICの中でも最も多くの方が受験しているからです。 また就職や進学などあらゆる場面でスコアを活かせるので、学習のモチベーションも上がり、今後の英語学習の役に立つはずです。 TOEIC IPテストの日程 TOEIC IPテストの実施日程は、団体によって異なります。TOEIC公開テストのように、実施日程が決まっているわけではありません。 TOEIC IPテストを受験する際は、TOEIC IPテストを実施する団体が公開している情報をチェックするようにしましょう。 なおTOEIC公開テストの日程については、以下の記事で詳しくまとめています。 関連記事:【2023年度最新版】TOEIC試験日程・年間スケジュール・結果発表日まとめ TOEIC IPテストの対策・勉強方法 TOEIC公開テストの勉強法とTOEIC IPテストの勉強法に違いはありません。よってTOEIC公開テストを受ける際と同じ勉強をしていただいて構いません。 TOEIC公開テストもTOEIC IPテストも受験したことがない方は、以下の記事をご覧ください。TOEICの勉強法について解説しています。 関連記事:【初心者・初受験者必見】TOEIC IPテストの対策・勉強法まとめ TOEIC IPテストを受験できるTOEIC短期集中スクール「トライズ」 TOEICの公開テストとIPテストには、明確に違いがあり、目的によりどちらを受験するべきかは異なります。事前にどちらを受けるべきかを確認して、後悔しないようにTOEICを受験しましょう。 ただしどちらも取るべき対策は同じです。どちらのTOEICを受験すべきかがわかったら、早速対策を初めて見てください。 TOEIC対策スクールの「トライズ」では2ヶ月間のTOEIC専門コーチングカリキュラムが用意されています。短期間でTOEICスコアを上げて、キャリアアップや就職に役立てたいという方は、トライズをおすすめします。 またトライズを受講された方はTOEIC IPテストを受験いただくことが可能です。TOEICスコアを大きく上げてIPテストも受けたいという方はぜひトライズの無料カウンセリングをご予約ください。 以下より詳細をご確認ください。 無料カウンセリングの予約はコチラから TOEICの次は英語を話せるようになりたい方におすすめのスクールは「トライズ」 TOEICで満足のいくスコアが出せた後、次はやはり英語が話せるようになりたい、という方が多くなっています。 そんな方におすすめなのがトライズ。 トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。 「短期間で英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。 受講生のインタビューもご紹介します。 トライズでの1年は、 一生につながる1年だったと思います。 プロキャディ杉澤伸章さん インタビュー Versant 29 → 40 目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成 英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。 それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。 > 詳しくみる 投稿者: TORAIZTOEIC(R)TOEIC, TOEICBridgeテスト, TOEICIPテスト, TOEICテスト, TOEIC公開テスト, TOEIC受験, TOEIC対策, オンライン, オンライン受験, 英語学習 【新形式】TOEICとはどんな試験... TOEICのリスニング対策で初心者...