英語の知覚動詞一覧!ルールや覚え方、受動態の使い方について徹底解説!
知覚動詞とは「知覚」という言葉のとおり、「見る」「聞く」「感じる」といった知覚を表す動詞のことです。see、hear、feelなどが知覚動詞の代表的な例です。
一言で動詞と言っても、be動詞と一般動詞、知覚動詞や使役動詞など、動詞の種類によって使い方が異なります。
本記事では、seeのような知覚動詞やlook atのような知覚動詞句を一覧でまとめました。また知覚動詞のルールや覚え方についても詳しく解説しています。
知覚動詞の種類や知覚動詞ならではの使い方について興味がある方はぜひチェックしてみてください。
目次
英語の知覚動詞一覧
よく使われる知覚動詞とその意味を、一覧にまとめました。
知覚動詞 | 意味 |
hear | 聞く |
listen to | 聞く |
overhear | 耳にする |
see | 見る |
look at | 見る |
observe | 見る |
watch | 見る |
feel | 感じる |
notice | 気付く |
perceive | 気付く |
smell | 匂いを感じる |
taste | 味わう |
どれも「見る」や「聞く」など、五感を使った知覚に関する動詞であることが分かります。上記表に載っていない知覚動詞でも、意味を見れば「知覚動詞だな」と簡単に判断できますよ。
英語の知覚動詞を使用する際のルール
知覚動詞を使用する際の文章の作り方は、以下の3つに分類されます。
- 知覚動詞+人モノ+原形不定詞(動詞の原形)
- 知覚動詞+人モノ+現在分詞(動詞ing)
- 知覚動詞+人モノ+過去分詞(受動態)
どれも知覚動詞の後に人モノが続く点は同じです。その後の動詞の形に、動詞の原形・動詞ing・受動態と3つのパターンがあります。
上記3つそれぞれについて、例文付きで詳しく解説します。
知覚動詞+人モノ+原形不定詞(動詞の原形)
- She felt the wind blow through her hair. 彼女は風が髪をなびかせるのを感じた。
上記の例文では、feelの過去形であるfeltが知覚動詞として使われています。そしてその後に人モノであるthe wind、その後に動詞の原形であるblowが使われています。
「知覚動詞+人モノ+原形不定詞(動詞の原形)」の形では、上記のように「人モノが『動詞の原形』するのを『知覚動詞』する」と訳します。
「She felt」が「彼女は感じた」と主語述語の関係になっているのと同様に、「the wind blow」も「風がなびかせる」と主語述語の関係になっている点が特徴です。
「知覚動詞+人モノ+原形不定詞(動詞の原形)」の形を使った例文には、以下のようなものがあります。
- He watched the waves crash against the shore. 彼は波が岸に打ち寄せるのを見た。
- They heard the baby cry in the next room. 彼らは隣の部屋で赤ちゃんが泣くのを聞いた。
- I saw him jump over the fence. 私は彼がフェンスを飛び越えるのを見た。
- We noticed the flowers bloom in the garden. 私たちは庭で花が咲くのに気づいた。
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知覚動詞+人モノ+現在分詞(動詞ing)
- She heard her friend singing in the shower. 彼女は友達がシャワーを浴びながら歌っているのを聞いた。
上記の例文ではhearの過去形であるheardが知覚動詞として使われています。そしてその後に人モノであるher friend、その後に現在分詞(動詞ing)であるsingingが使われています。
「知覚動詞+人モノ+現在分詞(動詞ing)」の形では、上記のように「人モノが『動詞の原形』しているのを『知覚動詞』する」と訳します。
ここで「動詞の原形と現在分詞(動詞ing)はどう使い分ければ良いの?」といった疑問が生じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
動詞の原形と現在分詞(動詞ing)を使い分ける際に大切になるのが「全部動作と一部動作」という考え方です。
「知覚動詞+人モノ+原形不定詞(動詞の原形)」のパターンでは、「I saw him jump over the fence. 私は彼がフェンスを飛び越えるのを見た。」と彼がフェンスを飛び越え終わるまで見ています=全部動作。
一方この例文を「I saw him jumping over the fence. 私は彼がフェンスを飛び越えているのを見た。」の場合は、「飛び越えている動作の一部を見た=一部動作」というニュアンスになります。飛び越え終わる最後まで見届けたかどうかは分かりません。
以上が動詞の原形と現在分詞(動詞ing)の使い分け方です。
「知覚動詞+人モノ+現在分詞(動詞ing)」の形を使った例文には、以下のようなものがあります。
知覚動詞+人モノ+過去分詞(受動態)
- She felt her heart broken by his words. 彼女は彼の言葉で心が壊れるのを感じた。
上記の例文では、feelの過去形であるfeltが知覚動詞として使われています。そしてその後に人モノであるher heart、その後に過去分詞(受動態)であるbrokenが使われています。
「知覚動詞+人モノ+過去分詞(受動態)」の形では、上記のように「人モノに『動詞の受動態』されるのを『知覚動詞』する」と訳します。
こちらもsheとfeltが主語述語の関係であるのと同様に、her heartとbrokenも主語述語の関係になっています。ただし本来「her heart was broken」であるべきところをbe動詞の「was」が省略されています。
「知覚動詞+人モノ+過去分詞(受動態)」の形を使った例文には、以下のようなものがあります。
- He heard his name called from across the room. 彼は部屋の向こうから自分の名前を呼ばれるのを聞いた。
- They saw the house decorated beautifully for the party. 彼らはパーティーのために美しく飾られた家を見た。
- I noticed my car repaired and parked in the driveway. 私は自分の車が修理され、車道に駐車されているのに気付いた。
- We watched the movie filmed in our hometown. 私たちは故郷で撮影された映画を見た。
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まとめ
英語の知覚動詞一覧やルール、覚え方について解説しました。
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それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。