英語の目的語と補語の違いは?例文付きでわかりやすく解説
英語を学習していると、「目的語」と「補語」の違いが分からず混乱することはありませんか?どちらも文を成り立たせる重要な要素ですが、それぞれの役割や使い方が異なります。
目的語は動詞の後に続き、動作の対象を示すものです。例えば、I read a book.(私は本を読んだ。)の「a book」が目的語にあたります。一方、補語は主語や目的語を説明し、状態や属性を補足するものです。例えば、She is a teacher.(彼女は先生です。)では、「a teacher」が補語の役割を果たします。
目的語は他動詞(buy, see, eatなど)の後に置かれ、動詞の意味を完結させる役割を持ちます。補語はbe動詞や感覚動詞(seem, look, feelなど)とともに使われ、主語や目的語の特徴を明確にするために使われます。
本記事では、目的語と補語の違いを分かりやすく解説し、使い分けのコツを例文付きで紹介します。これをマスターすれば、より正確で自然な英語を話せるようになります。
目次
英語の目的語と補語の違いは?わかりやすく解説
目的語も補語も文の一部として必要な要素ですが、その役割には大きな違いがあります。
目的語は動詞の後に続く名詞や代名詞で、「何を」や「誰を」など動作の対象を示すものです。一方で補語は主語や目的語を説明する語句で、「何であるか」「どのような状態か」を示す役割を持ちます。
例えば、以下の2つの文を比較してみましょう。
- I bought a book.(私は本を買った。)
- This book is interesting.(この本は面白い。)
1つ目の文では、「a book」が動作(bought)の対象になっているため、目的語として機能します。一方で、2つ目の文では「interesting」が「this book」を説明しているため、補語として機能します。このように、目的語と補語は文の構造の中で異なる役割を果たします。
以下で、それぞれの詳しい使い方と例文を解説していきます。
目的語とは?基本的な意味と役割
目的語とは、動詞の後に置かれ、動作の対象となる語のことを指します。目的語には「直接目的語」と「間接目的語」があり、それぞれ異なる役割を持ちます。
目的語の種類
- 直接目的語 → 動作の直接的な対象となるもの
- 間接目的語 → 動作の受け手や対象となる人
目的語を含む例文
-
I read a book.(私は本を読んだ。)
→ a book(本)が read(読む)の目的語。 -
She gave me a present.(彼女は私にプレゼントをくれた。)
→ a present(プレゼント)が直接目的語、me(私)が間接目的語。 -
They are watching a movie.(彼らは映画を見ている。)
→ a movie(映画)が目的語。 -
My friend invited me to the party.(友達が私をパーティーに招待した。)
→ me(私)が目的語。 -
She made a cake for her mother.(彼女は母のためにケーキを作った。)
→ a cake(ケーキ)が目的語。
補語とは?基本的な意味と役割
補語とは、主語や目的語の説明を補う語のことを指します。補語がなければ文の意味が不完全になる場合が多いです。補語には主語補語と目的語補語の2種類があります。
補語の種類
- 主語補語(subject complement, SVC) → 主語の状態や属性を説明する語
- 目的語補語(object complement, SVOC) → 目的語を説明し、補足する語
補語を含む例文
-
She is a teacher.(彼女は先生です。)
→ a teacher(先生)が is の補語(主語補語)。 -
The cake looks delicious.(そのケーキは美味しそうだ。)
→ delicious(美味しそう)が looks の補語。 -
They call him a genius.(彼らは彼を天才と呼ぶ。)
→ a genius(天才)が him を補足する補語(目的語補語)。 -
He made me happy.(彼は私を幸せにしてくれた。)
→ happy(幸せに)が me を補足する補語。 -
This problem seems difficult.(この問題は難しそうに見える。)
→ difficult(難しそう)が seems の補語。
目的語と補語の主な違い
目的語(object) → 動詞の後に続き、動作の対象を示す
補語(complement) → 主語や目的語を説明し、その状態や属性を補足する
項目 | 目的語 | 補語 |
---|---|---|
役割 | 動作の対象を示す | 主語や目的語の状態を説明する |
必要な動詞 | 他動詞(buy, eat, seeなど) | be動詞、状態動詞(seem, look, feelなど) |
例文 | I bought a book.(私は本を買った。) | This book is interesting.(この本は面白い。) |
この違いを理解すれば、英語の文章をより自然に組み立てることができます。
英語の目的語の使い方と例文
目的語は動詞の後に配置され、「何を」「誰を」などの情報を補います。 目的語には名詞や代名詞、不定詞、動名詞などが使われることがあります。
- I like studying English.(私は英語を勉強するのが好きです。)
- She wants to buy a new car.(彼女は新しい車を買いたがっている。)
このように、目的語は動詞の補足情報を提供するため、文の意味を明確にする重要な要素となります。
英語の補語の使い方と例文
補語は主語や目的語の状態を説明する役割を持ちます。特に be動詞 や seem, look, feel などの状態を表す動詞(リンク動詞)の後に置かれることが多いです。
- This room is clean.(この部屋は清潔です。)
- The food tastes great.(その料理は美味しい。)
補語がないと文の意味が不完全になるため、正しく使うことが重要です。
目的語と補語の使い分け方
目的語と補語のどちらを使うかは、動詞の種類を見極めることがポイント です。
目的語を必要とする動詞(他動詞)
- I eat an apple.(私はリンゴを食べる。)
- She wrote a letter.(彼女は手紙を書いた。)
補語を必要とする動詞(be動詞・感覚動詞など)
- He became a doctor.(彼は医者になった。)
- The sky looks blue.(空は青く見える。)
このように、動詞によって目的語が必要か補語が必要かが決まるため、文型(SVO、SVC)を意識しながら使い分けることが大切です。
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。