最近は英語で何と言う?4表現の使い分けについても詳しく解説
「最近」を表す最も一般的な英語表現は「Recently」です。しかし「最近」を表す英語表現は、使用頻度の高いものだけでも4つあります。
そこで今回は、「最近」を表す英語表現4つとその使い分け方についてまとめました。
興味がある方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
目次
最近は英語で何と言う?4つの表現の使い分け
「最近」を表す英語には、代表的な4つの表現があります。
- Recently
- Lately
- These days
- Nowadays
同じ「最近」を表す英語表現ですが、冒頭でお伝えした通り、微妙にニュアンスが異なります。
それぞれの使い方や使い分け方について見てみましょう。
「最近」の英語表現①Recently
「最近」を表す英語表現として一番先に思い浮かぶ表現がRecentlyだという人は多いです。
そんなRecentlyですが、文法上の性質として、現在完了形、または過去形で使用されるという特徴があります。
- 〇I saw him recently.(最近彼を見かけましたよ。)
- 〇I have heard from him recently.(最近彼から便りを貰いました。)
- ×He plays the guitar recently.(彼は最近ギターを弾く。)
(※ただし、口語表現では現在形と一緒に使われることもあります。)
また、否定文ではRecentlyを使わないという性質も持っています。
- 〇I saw him recently.(最近彼を見かけましたよ。)
- ×I didn’t see him recently.(最近彼を見かけませんでした。)
※少し意味として不自然な文ですが、比較しやすいように似た例文を記載しました。
否定文ではRecentlyの代わりに、Latelyを使うことができます(Latelyについては次の項目で紹介しています)。
- ×He doesn’t play the guitar recently.(彼は最近ギターを弾く。)
- 〇He doesn’t play the guitar lately.(彼は最近ギターを弾かない。)
Recentlyを使った例文は以下のとおりです。
- Recently, I started a new job at a technology company.
最近、私はテクノロジー企業で新しい仕事を始めました。 - Have you heard from Sarah recently? I haven’t seen her in a while.
最近、サラから連絡があった? しばらく彼女に会っていないんだ。 - I’ve been reading a lot of books recently to expand my knowledge.
最近、知識を広げるためにたくさんの本を読んでいます。
3つとも、ここまで紹介したRecentlyの使い方に沿った使われ方をしています。
関連記事:「 久しぶり」って英語で何と言う?Long time no seeだけじゃない!適切な表現を例文付きで紹介!
「最近」の英語表現②Lately
前項のRecentlyでも述べたように、Latelyは否定文でも用いることができます。
- ×He doesn’t play the guitar recently.(彼は最近ギターを弾く。)
- 〇He doesn’t play the guitar lately.(彼は最近ギターを弾かない。)
またLatelyは通常、現在形や現在完了形で用いられ、過去形や過去完了形などでは用いられません。
- ×He didn’t play the guitar recently.(彼は最近ギターを弾かなかった。)
- 〇I didn’t play the guitar lately.(彼は最近ギターを弾かない。)
Latelyを使った例文は以下のとおりです。
- Lately, I’ve been feeling more motivated to exercise regularly.
最近、私は定期的に運動する意欲が高まっています。 - Have you been to the new cafe downtown lately? It’s really trendy.
最近、ダウンタウンの新しいカフェに行ったことがありますか? 本当にトレンディですよ。 - I’ve noticed lately that my productivity has improved since I started using a task management app.
最近、タスク管理アプリを使い始めてから生産性が向上していることに気づきました。
3つとも、ここまで紹介したLatelyの使い方に沿った使われ方をしています。
「最近」の英語表現③These days
「These days」という表現でも、「最近」を英語で言うことが出来ます。
These daysは現在形で使われ、「過去との比較」のニュアンスで用いられる場合が多いです。
- I quit smoking these days.(最近、喫煙を辞めています。)
- These days, you can buy almost anything online.(最近では、オンラインでほとんどのものは買える。)
上記2つの例文ではどちらも「過去との比較」といったニュアンスが含まれていますよね。
「最近」の英語表現④Nowadays
最後に、Nowadaysも「最近」を表すことができる英語表現だという事が出来ます。
Nowadaysは、These daysと同様に「過去との比較」のニュアンスを持つ「最近」の英語表現です。
また現在形との相性が良いのも、These daysと使い方が似ている点だという事が出来ます。
These daysと比べて、少しフォーマルな響きのある表現なので、オフィシャルな場、ビジネスの場、口語より書き言葉で使われることが多いです。
- Nowadays, more foreign tourists come to Japan.
近年、日本にくる外国人の旅行者が増えています。 - Pay phones are getting rare nowadays.
公衆電話を最近あまり見かけなくなっている。
「These days」はカジュアルな場面、Nowadaysはフォーマルな場面で使うと覚えておくのが良いでしょう。
関連記事:「先日」は英語で何て言う?よく使われる表現を例文付きで紹介
「最近」の英語表現をうまく使い分けるコツ
ここまで、「最近」を意味する4つの英語表現について、適切な使い分け方をお伝えしてきました。少し情報量が多くて、「すべてを覚えるのは難しい」と思われたかもしれません。
しかし、ご安心ください。
ここでお伝えしてきたことを丸暗記する必要はありません。大切なことは、各英語表現が「コアイメージ」を持ち、それに基づいて意味や文法を成していることです。
「コアイメージ」とは、ネイティブスピーカーが持つ英単語や英熟語に持つイメージの事で、「英語脳で考える」や「英語の感覚」の根底にあるものです。
例えば、今回の「最近」を例に挙げるなら…
- These days
- Nowadays
↑この2つは「過去と比較した”現在”」に焦点が当たっています。
このため、文法上の時制も現在形との相性が良く、好んで現在形が使われます。
対して…
- Recently
- Lately
↑この2つは、日本語に訳せば「最近は…」となりますが、元々「少し前から(今にかけて)」のニュアンスが強いです。
なので、過去の時制や、過去から現在に至るまでを表す現在完了形が用いられるというわけです。
これらの「コアイメージ」があることを踏まえて英語を使ったり、読んでいったりすると、文法上の用法や英単語の意味を丸暗記で覚えるよりも遥かに早く、簡単に適切な表現を使えるようになります。
ぜひ、丸暗記ではなく「コアイメージ」を掴むことで、「最近は」をはじめとした英語表現を適切に使えるようになってください。
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まとめ
この記事では、以下の点から「最近」を表す英語表現の違いと使い分けについてお伝えしてきました。
- 「最近」を表す英語表現は「Recently」だけではない
- 現在形・過去形などの時制、肯定文か否定文かで適切な表現かがわかる
- Recently、Latelyは過去形や現在完了形が用いられる
- These days、Nowadaysは”現在”に焦点が当たっているので現在形と相性が良い
- 英語表現の中にある「コアイメージ」を理解することで、丸暗記を避けられる
「最近」とひと言で表しても、最終的に表現したい文章の意味によってそのニュアンスは細かく違ってきます。そのニュアンスの違いから、英語に訳す時に4つもの使い分け方が生じると言えます。
ニュアンスの違いから生じる使い分け方を片っ端から暗記するのは時間も労力もかかります。ぜひこの記事でお伝えした「コアイメージ」という感覚を持って、あなたの使う英語がより発展的なものにしていただければ幸いです。
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トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。