「予約」は英語で何と言う?レストランやホテルへのメールテンプレも紹介!
「予約」を表す英語表現は、Reservation・Booking・Appointmentの3つです。また「予約する」を表す英語表現は、Reserve・Bookの2つです。
シチュエーションによって最適な表現は異なります。どんな場面でも比較的違和感なく使えるのは、ReservationとReserveです。
本記事では「予約」「予約する」の英語表現やその使い分けについて、例文付きでまとめました。またレストランやホテルを英語で予約する際のメールテンプレートも紹介しています。
この記事を読み終わる頃には、「予約」を表す英語表現について、そのシチュエーションごとに適切な表現が使えるようになっているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
「予約」「予約する」の英語表現は主に3つ
「予約」と検索エンジンで調べると「Reservation」が真っ先に出てくるかと思います。
しかしレストランの席を予約するか、飛行機や新幹線の席を予約するか、または人と会うために予約するのかによって使われる英語表現は全く違います。
「予約」「予約する」を意味する主な英語表現は以下のとおりです。
- Reserve/Reservation
- Book/Booking
- Appointment
それぞれ例文付きで解説します。
①Reserve/Reservation
ReserveやReservationは、レストランやホテルの部屋などを予約する時に使われます。Reserveが動詞で使われ、Reservationは名詞で使われます。
Reserve/Reservationのニュアンス
ReserveやReservationには「利用用途のために場所を予約しておく」というニュアンスがあります。
例えばレストランの場合、食事をするための場所を予約するためReserveやReservationが好んで使われます。
また他の「予約」を表す英単語よりも、しっかりと場所を確保しておけるニュアンスも持っています。
Reserve/Reservationの例文
動詞で使われる時の例:
- I’d like to reserve a table.
席を予約したいのですが。
名詞で使われる時の例:
- I would like to make a reservation for two people for tonight at 7pm.
今夜7時に2席予約したいのですが。
名詞で使われる時は「Make」と相性が良く、ほとんどの場合「Make a reservation.」というフレーズで使われます。
関連記事:【完全版】販売業で役に立つ接客英語フレーズ45選【飲食/ホテル/アパレル/カフェ】
②Book/Booking
BookやBookingは、飛行機のチケットやバスの席を予約する際に好んで使われます。Bookは動詞として使われ、Bookingは名詞として使われます。
Book/Bookingのニュアンス
BookやBookingには「ひとまず取っておく」というニュアンスがあります。
なので「やむを得ない事情で予約が無効になるかもしれません。」というニュアンスも少しだけ含まれています。
例えば、「オーバーブッキング」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
これは航空会社などがチケットのキャンセルを見越して、実際の席の数よりも多く予約を取っておき、結果予測よりもキャンセル数が少なく全員分の席を用意できない状況を指します。
この「オーバーブッキング」はそう頻繁に起こることではありませんが、この「席の予約」の体質上、絶対の予約を担保するものではありません。
このことから、BookやBookingのニュアンスがイメージできたかと思います。
Book/Bookingの例文
動詞で使われる時の例:
- He booked us a room at this hotel.
彼は私たちのホテルの部屋を予約してくれた。
名詞で使われる時の例:
- All booking must be made by post.
全ての予約は郵送で行われる必要があります。
Reservationと同様、名詞で使われる場合は「Have a booking(予約を取っている)」や「Make a booking(予約を取る)」のように、HaveやMakeと一緒にフレーズとして使われることが多いです。
③Appointment
Appointmentは「人と会う約束」が転じて「予約」を表す時に使われます。
Appointmentのニュアンス
Appointmentは名詞で使われ、「Make an appointment」で「人と会う約束をする」というフレーズで使われます。
ビジネス会話で人と会う約束をする際「アポを取る」と言いますよね。その「アポ」とはAppointmentを指します。
Make an appointmentは、その「アポを取る」というニュアンスでそのままイメージすることが出来ますね。
Appointmentの例文
- I would like to make an appointment with you at 2pm.
午後2時にお会いしたいのですが。 - I have an appointment at the doctor’s this morning.
私は今日の朝にお医者さんと会う予定があります。
上記例文のAppointmentの次にある前置詞に注目してみてください。前者はWith、後者はAtになっていることがわかるかと思います。
約束した相手が明確な場合には前者のWithを、そして約束した相手が不特定多数のうちの誰かの場合は後者のAtを使います。
この前置詞の違いは上級者でも明確に説明できる人は少ないので、適切に使い分けることが出来たらとても格好いいですね。
関連記事:ビジネス英語で電話をかける時のフレーズ厳選8つ【即使える】
【実践編】例文あり!色んな種類の「予約」を表す英語表現
「予約」「予約する」を表す基本のフレーズをお伝えしたところで、次はシチュエーションごとに役に立つ、実践的なフレーズをお伝えします。
ホテルを予約したい時
ホテルで空きの部屋を予約したい時は、以下の英文が使えます。
- Do you have any room available for tomorrow?
明日、お部屋空いてますか?
↑の例文は「Do you have〜?」と「Available」がキーになります。
Do you have〜?
例えば、服屋さんでジャケットを探している時に、日本語では店員さんに「この店にジャケットはありますか?」と聞きますよね?
対して、英語では同じシチュエーションでも「Are there 〇〇 in this shop?(このお店に〇〇はありますか?」ではなく「Do you have~?(~をお持ちですか?)」を使うのが自然です。
ホテルのお部屋を予約する時も同じ発想で考えられます。
↑の例文では、Do you have any room?で「お部屋はありますか?」を意味していたんですね。
Available
Availableは「利用可能な」を表す形容詞です。
日本語では「空いている部屋」と表現しますが、英語では「利用可能な部屋」と表現するんですね。
Availableは形容詞なので、直前の名詞である「Room」を修飾して「利用可能な部屋」を意味しています。
予約の席を希望したい時
予約をする時「ここの席を希望したい!」というシチュエーションがありますよね。
例えば、飛行機の席を予約する時に「窓側の席が良い!」と希望することはありませんか?その際は、「Would like to…」を用いて以下のように表現します。
- I’d like to book a seat by the window.
窓側の席を予約したいのですが。
この表現は、例えばレストランで禁煙の席を予約したい時にも応用できます。
- I’d like to reserve a non-smoking table.
禁煙席を予約したいのですが。
関連記事:英語での電話応対は型さえ覚えれば怖くない!役に立つフレーズ集
商品を予約したい時
商品の予約をしたい時は、以下の表現を使うことができます。
- Layaway
- Put ~ on hold
- Place an order on/for ~
Lay awayとPut〜 on holdは元々「商品の取り置き」を意味します。
今は在庫にない商品を「取り置きしてもらう」=商品を「予約しておく」という発想です。
- a way of buying something called layaway plan
レイ アウェイ プランという商品の購入方法 - Can you put it on hold? I will come and pick it up today.
取り置きしておいてもらえますか?今日取りに伺います。
また、「取り置き」の他にも「取寄せ」を使って「予約」を表現する「Place an order on/for ~」もあります。
- Can I place an order on this item?
この商品を取り寄せて頂けますか?
また、店員さんが既にどの商品か分かっている時は、シンプルに「Can I place an order?」だけ伝えてもOKです。
- A: I’m sorry we are all out of stock at the moment.
申し訳ありません。只今、在庫を切らしております。 - B: Can I place an order?
取り寄せてもらえますか?
予約の時間を変更したい時
予約をしたい時だけでなく、急な予定などですでに取った予約の時間を変更したい場合もありますよね。
その際は、「Would like to」と「Change the time of」を使って表現できます。
- I would like to change the time of reservation.
予約の時間を変更したいのですが。
関連記事:「変更」は英語で何て言う?ビジネスでもよく使う「修正、訂正」との使い分け
レストランやホテルを英語で予約する際のメールテンプレート
レストランやホテルを英語で予約する際、事前にメールで希望を伝えるケースは少なくありません。以下は、基本的な構成とポイントです。
件名
Reservation Request for [Restaurant/Hotel Name]
本文(ホテル予約の場合)
Dear [Hotel Name] Reservations Team,
I would like to make a reservation for [Check-in date] to [Check-out date] for [number of guests]. Please confirm availability.
本文(レストラン予約の場合)
Dear [Restaurant Name] Team,
I would like to book a table for [number of people] on [date] at [time]. Please let me know if this is available.
日本語訳は以下のとおりです。
件名
[レストラン名・ホテル名]の予約について
[ホテル名]の予約担当者様
[チェックイン日]から[チェックアウト日]まで、[人数]名で宿泊予約を希望しております。空き状況をご確認いただけますでしょうか。
[レストラン名]のご担当者様
[日付]の[時間]に、[人数]名でテーブルの予約を希望しています。ご予約可能か教えていただけますでしょうか。
ポイントは、人数や日時を正確に伝えることです。
長いメールを書く必要はありません。多少間違っていても、人数や日時が合っていれば何とかなります。
ぜひ本記事をブックマークするなどして、レストランやホテルを予約する際に使用してみてください。
まとめ
この記事では、以下の点から「予約」についての英語表現についてお伝えしてきました。
- 「予約」する対象によって、使う英語表現が違う
- 代表的な3つの表現には、細かなニュアンスの違いがある
- 具体的な使い方を例文に触れて知る
日本語でひと口に言い表せる言葉でも、英語では使われ方によって様々な表現をすることがあります。ぜひ、シチュエーションに応じて適切な表現が出来るようになりたいですね。
また、英語コーチングのTORAIZでは、今回お伝えした細かな「コアイメージ」という感覚も学ぶことが出来る英会話サービスです。
英語コーチングとは、ただ英語を教えるだけでなく科学的根拠に基づいて効果的な勉強法を無理なく継続させる事に注力した英会話サービスです。
TORAIZは、そんなコーチング英会話の中でも継続率が91%以上!
英語力だけでなくコーチングの技術も洗練されたコンサルタントが、あなただけのために作られたスケジュールを管理しながら、無理なく挫折しない方法であなたをサポートします。
オンラインでの無料カウンセリングも実施しているので、少しでも興味を持った方はぜひご連絡くださいね。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。


トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。