「福利厚生」は英語で何て言う?細かいニュアンスごとに例文付きで紹介
会社に所属して働く際に、社員として助かるのが「福利厚生」です。
「福利厚生が充実した会社に就職したい」という声が挙がるくらいに、就職する上で大事な要素だと言えます。
英語圏を含んだ海外の企業でも「福利厚生」に力を入れているところはたくさんあり、話題に挙がることもあるでしょう。
また日本で最も有力な英語資格のひとつであるTOEICでも、「福利厚生」を意味する英語表現がよく出題されています。
この記事では、そんな「福利厚生」を意味する英語表現を例文付きで紹介します。
例文付きで紹介することで、具体的な使い方に触れて英語表現のイメージを掴んでいただき、丸暗記に頼らない学びを期待できるからです。
この記事を読み終わる頃には、英語で「福利厚生」について適切に話せるようになっているのでぜひ最後まで読んでください。
目次
「福利厚生」を意味する英語表現まとめ
「福利厚生」を意味する英語表現には、主に以下の表現があります。
employee benefits
「福利厚生」を表す英語表現として「employee benefits」が挙げられます。
「Employee」が「社員」、「Benefits」が「利益」を意味するので、「会社に入ることで社員が得る利益=福利厚生」と意味を連想することができます。
例文↓
- Employee benefits can be a great financial assistance.
福利厚生は従業員にとって大きな金銭的な助けになり得る。 - I want to enter a compay with good employee benefits.
福利厚生がしっかりした会社へ入社したい。
【補足】Employeeについて
「Employee」と聞いて「ちょっと響きが変だなあ」と感じた方もいらっしゃるでしょう。
確かに、「Employer(雇い主)」のように後ろに「er」がつくものは聞き馴染みがありますが、後ろが「ee」で終わる単語は馴染みがないかもしれません。
英語では単語の後ろが「ee」で終わると、「動詞の意味を受け取る側」の意味になるんです。
例えばEmployeeのパターンだと、Employが「雇う」の意味になるのに対して、Employerが「雇い主(雇う側)」、Employeeが「社員、従業員(雇われるがわ)」の意味になります。
Employ以外にも、Train(鍛える、教える)に対して「Trainer(トレーナー)」と「Trainee(トレーニー)=訓練、教育を受ける側」の意味になります。(Trainee=トレーニーという言葉自体は、日本でも筋トレをするジムなどでも聞くようになりました。)
このように、動詞の後ろが「ee」で終わると、「その動作を受ける立場」を指すので、「雇う」を意味する「Employ」に「ee」がつくことで「雇われる人たち=従業員」の意味になるわけですね。
benefits
シンプルに「Benefits」と言うだけでも「福利厚生」を意味することがあります。
例文↓
- The benefits offered at my new workplace is quite attractive.
新しく入社した会社の福利厚生が魅力的だった。 - I’m looking to join a company with fully implemented benefits.
福利厚生がしっかりした会社に入社しようとしています。
「Benefitsには『利益』という意味以外にも、『福利厚生』の意味でも使われる」と覚えてしまうのも良いですが、Benefitsの文字を見たときに「そういえば『Employee benefits』という意味もあったな」と連想できる方がスムーズに覚えやすいでしょう。
「Employee benefits」を先に紹介したのもそのためです。
関連記事:「有給休暇」を英語でなんて言う?ネイティブが使う自然な表現も例文付きで紹介
benefit system
「Benefit system」でも「福利厚生」を英語で表現します。
Systemが「制度」の意味で使われるので「福利厚生制度」のニュアンスで言う時に使われています。
例文↓
- The company’s benefit system includes health coverage, flexible hours, and professional development opportunities.
会社の福利厚生制度には健康保険、柔軟な勤務時間、専門的な成長機会が含まれています。 - Our organization offers a comprehensive benefit system to support employee well-being and work-life balance.
私たちの組織は従業員の健康とワークライフバランスをサポートする包括的な福利厚生制度を提供しています。
関連記事:人材育成は英語で何と言う?関連表現とともに例文付きで紹介
benefits package
「福利厚生」を「Benefits package」と言い表す場合もあります。
Benefitsが「福利厚生」で、「Package」は「まとまり」を意味する(カタカナ英語でも「パッケージ品」と言ったりしますよね)ので、「会社が保有している福利厚生のひとまとまり」のニュアンスで使われます。
例文↓
- Dental is not part of my benefits package.
歯科は弊社の福利厚生の対象外です。 - The company provides a competitive benefits package to ensure employee satisfaction and well-being.
会社は競争力のある福利厚生パッケージを提供して、従業員の満足と健康を確保しています。
関連記事:「育休」を英語で表現できる?細かい意味や使い方の違いも例文付きで紹介
Employee welfare
「Employee welfare」も「福利厚生」を意味できる英語表現です。
Welfareは「福祉」を意味する英単語なので、「従業員に対しての福祉」と考えると、「福利厚生」の意味に連想することができますね。
例文↓
- The company prioritizes employee welfare by offering a range of benefits and support programs.
会社は従業員の福利厚生を重視し、さまざまな特典とサポートプログラムを提供しています。 - Our organization is committed to enhancing employee welfare.
私たちの組織は従業員の福利厚生を向上させることに取り組んでいます。
関連記事:「健康」は英語でなんて言う?細かいニュアンスごとに例文付きで紹介
まとめ
この記事では、「福利厚生」を表す色んな英語表現を例文付きでお伝えしました。
ここまでお読みのあなたは、英語を話す外国人と、「福利厚生」について適切に話せるだけの英語表現が身についているでしょう。
この記事でお伝えしたことが、あなたの英語表現をより豊かにできれば幸いです。
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。