「取引先」は英語で何と言う?ビジネスでの使える例文や使い方を解説
ビジネスシーンにおいて絶対に登場するキーワードが「取引先」です。ビジネスは自分一人では成り立ちません。同僚や取引先との関係があってこそ成り立つものですよね。
しかしこの「取引先」という意味を表す英語単語は1種類だけではありません。使用頻度の低い言い回しまで含めると、10種類以上の表現があります。
そこで本記事では、「取引先」の英語表現の中でも、最も使用頻度が高いものを6つ紹介します。全て例文付きで紹介しています。
記事を最後までチェックすればビジネスシーンで「取引先」を英語で表現する際に、どの英語を使えば良いのか迷わずに済みますよ。
社内で使う英語表現については、以下の記事も合わせてご覧ください。
目次
「取引先」の意味は日本語でも複雑
本記事では「取引先」の英語表現を6つ紹介します。しかしその前に日本語でも「取引先」を表す表現がいくつもあるのをご存知でしたか?
例えば顧客・得意先・贔屓・依頼主などがあります。他にも「取引先」を表す単語はたくさんあります。
日本語でも英語でも、シチュエーションに応じた適切な単語をチョイスできるかどうかが大切です。その場面に適切ではない「取引先」を表す単語を使っても意味は通じます。しかし正しい表現ではありません。
例えば飲食店のお客さんのことを「クライアント」とは呼びませんよね。意味は伝わるけれど、何となく違和感があります。
英語で「取引先」を表現する時も、どんなシチュエーションでも”client”を使っていたら、上記のように違和感のある表現になってしまいます。
「取引先」を表す英単語まとめ
「取引先」を表す英語表現は一つではありません。日本語と同じようにたくさんの表現があります。今回は、その中でも使用頻度が高い表現を6つ紹介します。
- client
- customer
- supplier
- business partner
- vender
- agents
上記の6つは、どれもカタカナ英語として、日本でも使われています。「クライアント」や「カスタマー」など、ビジネスシーンの至る所で使われていますよね。
それぞれ使い方を、例文と共に見ていきましょう。
client
“client”は取引先の中でも「依頼人」という意味が強いです。相手が仕事をこちらに依頼し、こちらは相手から仕事を受注している場合、相手のことを「クライアント」と呼びますよね。
“client”は、今回紹介する6つの「取引先」の表現の中でも、最も頻繁に使う表現です。
例文
“I asked my client to check the e-mail.”「私は取引先にメールを確認するように催促しました」
“client”については、すでに意味を知っている方も多いはずです。他の「取引先」の表現と混同しないように、どういう場面で使えば良いのかだけ注意しましょう。
customer
“customer”は取引先の中でも、顧客、お客様といった意味になります。日本語だと「消費者」という表現が最も近いです。
例えばスーパーで買い物をするお客さんのことを、”customer”「消費者」と呼びますよね。また購入した商品やサービスに対してお問い合わせをする場合は、カスタマーサポートに連絡をします。
“customer”も”client”と同様に、日本でもカタカナ英語として使われている表現です。よって、すでに意味を知っているという方も多いはずです。
またビジネス用語で”B to B”や”B to C”と言いますが、”B to C”の”C”は”customer”の”C”です。
例文
“There are a lot of customers in this store.”「このお店にはたくさんのお客さんがいる」
supplier
3つ目は”supplier”です。”supply”は「供給する」という意味です。日本語でも原材料の生産から調達製造過程、販売までのことを「サプライチェーン(供給連鎖)」と言いますよね。
“supplier”は、”supply”「供給する」に”er”がついた形です。動詞に”er”が付くと「〜する人」という形で名詞化されます。他にもランナーやプレイヤーなど”er”がついて名詞化する動詞はたくさんあります。
“supplier”は取引先の中でも卸売業者や納入元といった意味で使われます。
例文
“〇〇foods(会社名) is the Japan’s major supplier of △△.”「〇〇フーズは、国内最大の△△の卸売業者です」
business partner
“business partner”は、共同経営者や商売仲間という意味で使われることが多いです。外部の取引先というよりは、身内や仲間といったイメージですね。”partner”「パートナー」という単語からも、そういった意味を連想できると思います。
例文
Currently I am seeking a business partner in Japan.「今現在、私は日本でのビジネスパートナーを探しています」
vender
“vender”は製品やサービスを販売する事業者のことです。”supplier”と似ていますし、よく混同されますが、両者には明確な違いがあります。
“supplier”は原材料などをお店に供給する業者のことです。販売までは担いません。一方”vender”は原材料を”supplier”から仕入れて販売まで行う業者のことを言います。
“vender”の動詞系である”vende”には「売る」という意味があります。自動販売機は英語で”vending machine”ですが、自動販売機は、ものをスーパーに供給するのではなく、自動販売機自体が販売まで担っていますよね。
日本では「ベンダー」よりも「サプライヤー」の方がよく使われていますが、最近では「ベンダー」という日本語を耳にする機会も増えてきました。
例文
“I send the e-mail to the vender.”「私はベンダーにメールを送ります」
agent
agentは取引先の中でも、代理店や仲介業者といった意味を表します。取引の間に入って、取引を簡単かつ円滑にしてくれる役割です。
例えば旅行エージェントは、ホテルや航空会社と旅行者の間に入って、様々な手続きを行いますよね。旅行エージェントのみならず〇〇エージェントといった形態は他にもたくさんあります。
例文
“I have an appoint with 〇〇agent today.”「私は今日、〇〇代理店とアポがある」
まとめ:ビジネスシーンの英語は適切に覚えよう
取引先を表す英語表現を6つ紹介しました。もう一度6つをまとめると以下の通りです。
- client
- customer
- supplier
- business partner
- vender
- agents
それぞれどういった状況やシチュエーションで使う表現なのか、確認しましょう。これら6つをうまく使い分けることができれば、よりネイティブらしい英語が話せるようになりますよ。
言語には、似た表現がたくさんあります。これは日本語でも英語でも同じです。似た表現の使い分けを学べば、より的確かつ豊かな表現ができるようになります。
「大まかな意味さえ伝わればいいや」ではなく、細かいところまで拘って、より高い英語力の習得を目指しましょう。
他の記事でも、ややこしい表現の使い分けについて解説しているので、是非参考にしてみてください。
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。