振替休日と代休は英語で何て言う?違いも詳しく解説
振替休日で会社や店舗が休みになる。代休を取るので来週会社を休む。こんなとき、会社や自分が休みであることを、お知らせしたり、連絡したりするわけですが、英語で振替休日や代休をどう言えば良いかわからないとお困りではないですか。
理由なしに休みと伝えるわけにはいきませんし、そもそも日本でいう「振替休日」や「代休」という制度があるかどうかもわかりませんよね。こちらでは、振替休日、代休として伝わる英語をご紹介したいと思います。事前に休みとなる日を伝えてあげることができると、相手も助かるのではないでしょうか。
本記事でわかること
- 振替休日と代休の違い
- 振替休日、代休にあたる英語
- 振替休日、代休のほかの伝え方
目次
振替休日、代休とは?
はじめに振替休日と代休について簡単にご紹介したいと思います。
振替休日とは、休日を労働日として、ほかの労働日を休日にすることをいいます。たとえば8日が休日(休み)で9日が労働日(仕事)だった場合、振替休日を取得すると、8日を労働日として、9日を休日として扱います。つまり労働日と休日を交換するという制度です。
一方、代休は休日に労働をして、その代償としてほかの労働日を休日にする制度です。上の例でいえば、本来休みの8日に出勤し、その代わり9日に休むという流れが代休になります。
振替休日と代休はどちらも、労働日を休みとするという制度ですが、振替休日と代休には2つの違いがあります。
振替休日と代休の違い
1つ目の違いは、「休日出勤」として扱われるかどうかです。振替休日は休日と労働日を交換するという制度なので、振替休日を取得して働いても、休日出勤にはあたりません。
一方、代休は休日に出勤して労働日に休むという制度のため、「休日出勤」が適用されます。法律上、休日出勤となれば割増賃金となりますので、これは大きな違いです。
2つ目の違いは、前もって休日が決まっているかです。振替休日は前もって休日を指定しなければいけません。そのため、「来週のどこかで休みをもらう」というようなことはできなくなっています。もしこのように前もった休日の設定がなければ、それは代休として扱われます。
また日本には、祝日が日曜日と重なれば最も近い平日を休日とするという法律がありますが、みなさんご存じの通りこれも「振替休日」にあたります。日曜日の法定休日と月曜日の労働日を交換し、労働日となった日曜日が祝日になることで連休になる、とった考え方でしょうか。
- 振替休日は、休日と労働日を交換すること
- 代休は、休日に出勤して、労働日に休むこと
- 休日出勤として扱われるか、前もって休日の指定があるかに違いがある
振替休日と代休は英語で何て言う?
それではここからは、英語で振替休日と代休はどういうかを紹介していきたいと思います。振替休日と代休の違いは、休日と労働日を「交換」するか、休日出勤の「代償」として休むかにありました。これらの違いをふまえて、振替休日、代休にあたる英語を見ていきましょう。
振替休日にあたる英語と使い方
日本の振替休日には、休日と労働日を交換する場合と、祝日が日曜日と重なることでできる場合があります。まず休日と労働日を交換する振替休日は、「交換」を意味するsubstituteをつかって、substitute day-offやsubstitute dayといったりします。
- “I will take a substitute day off Would it be okay to return your massage on Wednesday?”
明日は振替休日を取ることになっています。水曜日に返信してもよろしいでしょうか?
この場合、とくに振替休日と説明せずとも、シンプルに休みを取ることになっていると伝えてもいいかもしれません。
- “I am supposed to take a day off this Thursday, so let me know if you need anything by Wednesday.”
今週の木曜日は休みとなっていますので、何か必要なものがあれば水曜日までにお知らせください。
もうひとつの振替休日は、祝日を表すholidayを使って、substitute holidayということができます。同じくtransferred holiday、compensatory holidayと言うこともあります。
- “We will be closed for a substitute holiday on Monday, April 30th. Please place your order accordingly.”
4月30日月曜日は振替休日で休みとなります。状況に応じて発注のほどよろしくお願いします。 - “Next Monday is a compensatory holiday.”
来週の月曜日は振替休日となっています。
また日本と同じように、祝日が日曜日なら平日を休日とする決まりのある国がありますが、このような国民の祝日に関する振替休日は、祝うという意味のobserveを使って、observed holidayという言い方をします。
たとえばアメリカでは、独立記念日といった祝日が週末になると、金曜日もしくは月曜日がIndependence observedとして、休日になります。カレンダーなどでも記載される、フォーマルな言葉です。また同じく祝うことを意味するobservanceも、振替休日という意味で使われます。
- “Independence Day is observed on Monday, July 5th.”
独立記念日は7月5日、月曜日に祝われる(振替休日になる) - “We are closed on next Monday for an observed holiday.”
翌週の月曜日は振替休日のため、お休みとなります。 - “The office will be closed Monday, February 24th in observance of the Emperor’s Birthday.”
2月24日月曜日は天皇誕生日の振替休日で、オフィスは休みとなります。
「振替休日」にあたる英語まとめ
- substitute day、substitute day off
- substitute holiday、transferred holiday、compensatory holiday
- observed holiday、○○ observed、observance of ○○
代休にあたる英語と使い方
代休は、休日に労働して、その代わりほかの日に休みをもらうという制度です。この代休は、「代償」という意味のcompensationを使って、compensation day offやcompensation time offといった言い方をします。またcompensationを略して、compといい、comp dayということもあります。
- “I am going to take a compensation day off this Wednesday. How about Thursday?”
今週の水曜日に代休を取ります。木曜日はいかがでしょうか? - “I will be out of the office for a compensation time off”
明日は代休のため、不在となります。
そのほか「埋め合わせ」を意味するmake upや「代わり」を意味するin lieuを使って、代休と言い表すこともできます。またleaveを使ってcompensatory leaveというと、おなじく代休という意味になります。
- “I would like to take a make up day off tomorrow for working last Sunday.”
日曜日に働いた分の代休を明日、取りたいです。 - “We have to take a compensatory leave if we go on a business trip.”
出張をしたら、代休を取る必要があります。
また、代休という言葉を使わずに、埋め合わせとして休むという言い方もできます。必ずしも代休という言葉を使う必要はないということですね。
- “I went on a business trip last Saturday, so I will take a day off this Friday as compensation.”
先週の土曜日に出張をしたので、今週の金曜日は代わりとして休みます。
「代休」にあたる英語まとめ
- compensation day off、compensation time off
- make up day off、day off in lieu、compensatory leave
関連記事:部下・上司・同僚は英語で何ていう?例文とともに解説
振替休日や代休が伝わらないことも?
日本には振替休日や代休といった制度がありますが、国や地域によってはそもそもそのような制度がなく、substitute day offというような上でご紹介したという言葉だけでは伝わらない場合もあります。
そのため「○○という理由で休みになります」といった、理由を説明した方が伝わりやすいこともあります。
- “I am going to take a day off tomorrow to make up for working last Sunday.”
日曜日に働いた埋め合わせで明日休みを取ります。 - “We will be closed for national holidays from May 3 to May 6. I will return to the office May 7.”
5月3日から6日までは日本の祝日となっており、5月7日より就業を開始いたします。
またそのほか、休むことを表す言葉にvacationがありますが、vacationは個人的に取る休暇をいいます。そのため会社の休みはもちろん、個人であっても休日という意味では使えないので、注意が必要です。
- “I will be out of office on vacation starting Wednesday April 20.”
4月20日から(個人的に)休暇を取るため、会社には出社致しません。
まとめ
こちらでは、振替休日と代休にあたる英語をご紹介しました。振替休日や代休といった仕組みは、国や勤め先によって制度が異なるため、これといった言葉があるわけではありません。ただ一般的には、交換や補償を表すsubstituteやcompensateといった言葉を使うと、日本の「振替休日」「代休」という意味で伝えることができるのではないでしょうか。
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。